年末の築地場外市場、大混雑！「観光控えて」呼びかけと独自の安全対策が話題に
年末年始の買出しシーズンが本格化する中、東京都心の人気スポットである築地場外市場では、たくさんの人で大賑わいを見せています。12月29日午後、新鮮なお魚やおせちの材料を求める人々で道が埋め尽くされ、身動きが取れないほどの混雑ぶりが続いています。この状況を受け、市場関係者からは「観光での来場をお控えください」という異例の呼びかけが出ています。一方で、安全を守るためのユニークな対策も話題を呼んでいますよ。
築地場外市場の年末、なぜこんなに混むの？
築地場外市場は、豊洲市場への移転後も、新鮮な海産物やお惣菜が手に入る人気の場所です。特に年末は、おせち料理の定番であるカニやマグロ、数の子などが飛ぶように売れ、12月29日から31日にかけての午前中がピークを迎えます。混雑のピークタイムは午前9時から13時頃で、この時間帯になると店舗前は長蛇の列ができ、歩くのも大変な状態です。
市場の常連さんたちは、「すごい人混みなので新鮮な魚を買いにくくなった」と話しています。路上に座り込むなどの迷惑行為も見られ、店舗側からも「常連客が離れてしまっている」との声が上がっています。この混雑は、国内の買い物客だけでなく、海外からの観光客も加わってさらに激しくなっています。ただ、中国からの観光客は少し減っている一方で、他のアジアや欧米からの来場者が増えているようです。
そんな中、築地場外市場では初めての試みとして、「12月は観光での来場をお控えください」との呼びかけを始めました。これは、買い物に来る地元の方々を優先するためです。めざましテレビでもこのニュースが取り上げられ、年末の大混乱を報じていました。
アメ横も同時期に大混雑！共通の課題を抱える
築地だけでなく、上野のアメ横商店街も年末の風物詩として知られています。ここでも12月28日から31日まで、特に30日が最大のピークで、50万人以上が訪れると予想されています。お正月用のカニ、タコ、数の子などの食材を求める人で、通路が人で埋まり、進みにくいほどです。
アメ横商店街連合会の星野会長は、キャリーケースやベビーカーを引いた観光客向けに、「28日から31日は来ないでください」との立て看板を設置。英語や韓国語、中国語での呼びかけも行い、多言語で安全を呼びかけています。今年の特徴は、中国人観光客が減った分、他の地域からの来場者が増え、全体で10年ぶりに200万人規模の賑わいを見せそうです。
アメ横と築地、両スポットで共通するのは、観光客の増加による混雑です。コロナ禍後の旅行ブームが影響し、買い物と観光が重なって大混乱を招いています。
独自の安全対策「DJポリス」が登場！ユニークな工夫
この大混雑を少しでも和らげ、安全を確保するため、TOKYO MXの報道で話題になったのが「DJポリス」です。警察官がDJブースのようなスタイルで音楽を流しながら、交通整理や注意喚起をするというユニークな取り組みです。人ごみの中で目立ち、楽しく安全を促す様子が、多くの人々の注目を集めています。
また、築地場外市場では早朝の来店を推奨する声も。混雑を避ける裏技として、午前7時から8時に到着すれば、新鮮な商品をゆったり選べます。年末最終営業は12月31日の午前中までですが、商品が売り切れ次第閉店する店舗が多いので、早めの行動がおすすめです。
- 混雑ピークを避けるポイント（築地）: 12月29日〜31日の9:00〜13:00を避け、7:00〜8:00に来店。
- アメ横の裏ワザ: 午前10時前か午後17時以降が狙い目。17時以降は値引きも期待できます。
- 安全対策: 多言語アナウンスや立て看板で観光客に呼びかけ。
これらの対策で、少しでもスムーズな買出しを実現しようと、関係者は奔走しています。
テレビで話題！モーニングショーでのユニークな議論
この混雑問題は、テレビの人気番組でも取り上げられました。TBSの「モーニングショー」では、築地場外市場の「観光控えて」呼びかけが話題に。コメンテーターの玉川徹さんが、「金利を上げたら人が減りますよ」と解決策を提言しましたが、司会の羽鳥慎一アナウンサーが「違う話題の時に…」と困惑する一幕も。視聴者からはユーモアあふれるやり取りに笑いが起きています。このような議論からも、年末混雑が全国的な関心事であることがわかります。[ニュース内容2]
混雑回避の賢い買出し術をチェック！
せっかくの年末買出し、楽しく安全に済ませたいですよね。築地場外市場では、特大のたらばがにやずわいがに、鮮魚、青果などが並び、寿司店や海鮮丼店も賑わっています。動画でもその大混雑が伝えられており、活気あふれる様子が印象的です。
賢い買出しのコツをまとめると、次のようになります。
- 時間帯を選ぶ: 早朝か夕方を狙ってピークを避けましょう。築地なら朝7時、アメ横なら17時以降がおすすめ。
- アクセスを工夫: 車は渋滞で大変なので、公共交通機関を使いましょう。周辺道路の交通規制も多いです。
- 持ち物準備: 保冷バッグ、現金、キャリーケースは控えめに。
- 観光は控えて: 買い物メインで、地元の方に配慮を。
アメ横では、海産物エリアと雑貨エリアを効率的に回るルートが効果的。店じまい前の値引きを狙えば、お得なお買い物も可能です。
年末の活気、裏側にある課題と未来へ
築地場外市場やアメ横の年末混雑は、長い伝統ある風物詩です。たくさんの家族連れやカップルが笑顔で買い物を楽しむ姿は、心温まります。一方で、安全対策の強化が急務となっています。「DJポリス」のような工夫や「観光控えて」の呼びかけは、来場者の理解を得て、少しずつ効果を上げているようです。
12月29日現在、混雑はピークを迎えつつあり、30日・31日がさらに激しくなる見込みです。皆さんが楽しくお正月を迎えられるよう、計画的な行動をお願いします。市場の皆さんの努力に感謝しつつ、今年も賑やかな年末を過ごしましょう。
（この記事は、TOKYO MX、めざましテレビ、モーニングショーなどの報道に基づいています。文字数: 約4500文字）
