Yahoo!検索大賞2025が発表 2025年の「今年の顔」はtimeleszが初受賞
LINEヤフー株式会社は12月3日、2025年に前年と比べて検索数が急上昇した人物や作品、商品、お出かけスポットをランキング形式で紹介する「Yahoo!検索大賞2025」を公開しました。今回の受賞者たちは、2025年1月1日から11月1日までの集計データに基づいて決定されており、日本のインターネット利用者の関心がどこにあるのかを象徴する「今年の顔」を示しています。
大賞・ミュージシャン部門1位をtimeleszが初受賞
最も検索数が急上昇した「大賞」のほか、「ミュージシャン部門」1位には、男性アイドルグループのtimeleszが初めて受賞しました。Netflixの「timelesz project -AUDITION-」で選ばれた5人が加わり、2月に8人体制での再始動を果たしたことが大きな話題となりました。
timeleszの検索数が上昇した理由としては、改名後初のシングル「Rock this Party」のリリース、冠番組「タイムレスマン」の放送開始、そして「THE MUSIC DAY」への出演など、多角的な活動展開が挙げられます。グループは受賞コメントで「2月に8人体制となった年に選出されたこと、とても光栄に思います。来年以降も皆さまにたくさん検索していただけるように、日々の活動を頑張っていきたいと思います」と述べており、ファンの期待に応えるべく今後の活動を加速させる姿勢を見せています。
人物カテゴリーの多彩な受賞者たち
人物カテゴリーでは、ミュージシャン部門以外にも複数の部門で受賞者が決定されました。俳優部門1位は本田響矢、アスリート部門1位は佐々木朗希、お笑い芸人部門1位は友田オレ、声優部門1位は戸田恵子が選ばれています。
また、スペシャル部門1位には大阪・関西万博の公式キャラクター・ミャクミャクが選出されました。ミャクミャクの選出は、2025年が大阪・関西万博開催の記念すべき年であり、この万博への国民的関心の高さを反映しています。ミュージシャン部門2位から5位には、メジャーデビュー10周年を迎えたMrs. GREEN APPLEをはじめ、藤井風、HANA、ちゃんみなといった著名なアーティストたちが名を連ねています。
作品カテゴリーで多彩なコンテンツが受賞
作品カテゴリーでは、各分野の1位受賞作品が決まりました。アニメ部門1位には「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」、映画部門1位には「国宝」、ゲーム部門1位には「モンスターハンターワイルズ」が選ばれています。これらの作品は、それぞれのジャンルで特に大きな注目を集めた作品として位置づけられます。
ドラマ部門1位はNHK連続テレビ小説の「あんぱん」となり、楽曲部門1位はCUTIE STREETの「かわいいだけじゃだめですか？」が選出されました。楽曲部門の受賞は、ボーカルグループのCUTIE STREETが2025年に大きな躍進を遂げたことを示唆しています。
商品部門ではNintendo Switch 2が1位に
商品カテゴリーでは、任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」が1位に輝きました。新型ゲーム機の登場は、ゲーム業界のみならず広く社会的な話題となっており、その検索需要の高さが今回の受賞につながっています。
地域別のトレンドも明らかに
ローカルカテゴリーのお出かけスポット部門では、「大阪・関西万博」が1位となっています。これは前述のスペシャル部門でミャクミャクが選出されたことと一貫性があり、2025年における大阪・関西万博の国民的な存在感の大きさを象徴しています。
また、各都道府県ごとの検索ワードランキングも発表されており、沖縄県では「ユニオン スカラ」や「ジャングリア」といった地域固有のキーワードが急上昇したことが報告されています。このようなローカルなトレンドは、地域の文化や関心事を反映する興味深いデータとなっています。
ネクストブレイクカテゴリーで今後の活躍を期待する存在たち
Yahoo!検索大賞2025では、今後の活躍が期待される「ネクストブレイクカテゴリー」も発表されています。人物部門には＝LOVE、奥山葵、滝澤諒、西田どらやき、山中柔太朗が選出されました。
商品部門のネクストブレイクでは、「大人のシール」、「コグマパン」、「ちきゅうのにわ」、「HYROX」、「mojojojo」が選ばれています。特に「ちきゅうのにわ」は体験型プレイグラウンドとしてネクストブレイク商品部門に選出され、今後さらなる拡大と注目の集中が期待されています。
特別企画「AIが推測するあの時代の検索大賞」も開始
Yahoo!検索大賞2025では、特別企画として「AIが推測するあの時代の検索大賞」も12月24日まで期間限定で公開されています。この企画では、Yahoo!検索の「AIアシスタント」機能を活用して、江戸時代や1970年代、80年代、90年代に「Yahoo!検索大賞」があったとしたら何が大賞に選ばれたのか、というテーマでAIが当時のトレンドを推測し大賞を選出しています。
12回目の開催となる重要なランキング
Yahoo!検索大賞は、2014年の開始から今年で12回目となるランキングです。毎年このランキングは、その年の日本の社会トレンドや文化的関心事を象徴するものとして注目されており、2025年版もまた、日本のインターネットユーザーの関心の移ろいを明確に示しています。
検索数の急上昇という客観的なデータに基づいた「Yahoo!検索大賞2025」の発表により、timeleszのような芸能人から、大阪・関西万博といったイベント、Nintendo Switch 2といった商品まで、2025年の日本社会における多様なトレンドが浮き彫りになっています。ユーザーは「Yahoo!検索」で「検索大賞」と検索することで、各部門の1位から5位までのランキングを詳しく確認することができます。
このように多角的な視点からトレンドを集計したYahoo!検索大賞2025は、2025年の日本文化とエンターテインメント業界の動向を理解する上で、重要な指標となっています。
