宮古島の魅力を全国に発信、3人の観光アンバサダーが就任
2025年7月25日、沖縄県宮古島市にて新たな「宮古島観光アンバサダー」が公式に就任しました。これは以前の「ミス宮古島」に代わる新たな呼称であり、これから約1年間にわたり、宮古島の美しい自然や豊かな文化、地域の魅力を全国に発信していく役割を担います。
観光アンバサダーに選ばれた3人の女性
- 與那覇ももさん(24歳)「サンゴ」役
宮古島市平良下里出身。進学や留学のため一時島を離れていた時、宮古島が多くの人に愛されていることを知り、郷土の誇りを深めました。観光アンバサダーとして、島の素晴らしさをもっと多くの人に体感してもらいたいと意気込みを語っています。 - 小林南奈さん(31歳)「ティダ」役
横浜市出身で宮古島に移住して7年目。宮古島の太陽を意味する「ティダ」のように明るく元気なイメージを体現し、笑顔を絶やさず地域の魅力を広めることを目標としています。彼女は昔ながらの文化や豊かな自然を未来へつなぐ活動に意欲的です。 - 川田悠可さん(24歳)「ブーゲンビレア」役
上野野原出身。島の神事や伝統文化に深く触れてきた経験から、島の文化や特産品の魅力を大切に発信したいと考えています。島の歴史や文化は自分の心のよりどころであると語りました。
名称変更の背景と新しい挑戦
これまで「ミス宮古島」として親しまれてきた観光大使の名称は、2025年から「宮古島観光アンバサダー」に変更され、性別を問わず誰でも応募可能となりました。今回は女性のみの選出でしたが、この方針変更は宮古島の多様性を尊重し、より幅広い世代や性別の人々が参加できる機会を拡充する狙いがあります。
任期と今後の活動
3人のアンバサダーは、2025年の夏祭りの場で正式に就任し、1年間にわたり宮古島の観光PRに取り組みます。その活動は島内外のイベント参加だけでなく、SNSやメディアを通じた情報発信、地域の伝統文化保存と紹介など多岐にわたる予定です。市役所の副市長も彼女たちの訪問を受け、期待を寄せています。
島の未来を照らす「ティダ」のように
特に小林南奈さんは「宮古島を明るく照らすティダ(太陽)のように、元気さと笑顔を絶やさず、今の魅力だけでなく古き良き文化や自然を未来へつなぐ活動をしていきたい」と抱負を語りました。これに象徴されるように、3人は宮古島の独自の自然環境と歴史文化を大切にしながら、国内外にその良さを積極的に伝えていくことを使命としています。
多彩な魅力が詰まった離島・宮古島
宮古島は沖縄本島から南西に約300キロ離れた琉球諸島に属する自治体で、白い砂浜、透明度の高い海、豊かなサンゴ礁、独自の伝統行事といった特色を持っています。観光産業が地域経済の大きな柱となっており、そのブランド力を高めるためにも、観光アンバサダーの活躍は大いに期待されています。
今後1年間、宮古島観光アンバサダーの3人がどのように島の魅力を発信し、観光客増加や地域活性化につなげていくのか、注目が集まります。