安藤忠雄氏設計「こども本の森 札幌・北大」2026年夏開館へ クラウドファンディングで支援募集中
北海道大学構内に、世界的な建築家安藤忠雄氏が設計・建築する子ども向け図書施設「こども本の森 札幌・北大」が、2026年夏に開館します。この素敵なプロジェクトを支えるため、現在クラウドファンディングが実施されており、5万円以上の寄付者の方の名前を施設内に掲載する特典もあります。未来を担う子どもたちに本の楽しさを届けたいという思いが詰まった施設です。
「こども本の森 札幌・北大」とはどんな施設?
「こども本の森 札幌・北大」は、小中学生向けの図書施設で、約1万5千冊の子ども向け本が並ぶ予定です。場所は札幌市北区北8条西6丁目、北海道大学構内の南門付近。鉄骨造の地上1階建てで、約350平方メートルの広さがあります。この施設は、安藤忠雄氏が設計・建築し、北海道大学に寄付する形で実現します。運営は札幌市と北海道大学が協力して行います。
安藤忠雄氏は、子どもたちに「多様な本を手に取ってもらい、無限の想像力や好奇心を育んでほしい」「自発的に本を読んで、心と生きていく力を鍛えてほしい」と語っています。この施設は、そんな安藤氏の願いを形にしたものです。
美しいデザインの特徴 自然との共生を表現
施設のデザインは、とても魅力的です。天井まで届く円柱型の書架(本棚)が特徴で、北海道大学の構内を見渡せる大きな窓が設置されます。自然を表現した曲線が建物全体に取り入れられ、床から天井まで続く本棚が子どもたちを包み込むような空間を作り出します。
2025年5月9日に行われた完成イメージ発表会で、安藤忠雄氏は「自然とともに生きているという形にした」「本を読み、心と生きていく力を鍛えてほしい」と、この施設に込めた思いを話しました。また、「子どもたちが生きていく喜び、生きていくことの力をレベルアップしてもらえるのではないか」と期待を述べています。
北大キャンパス内の正門すぐ近くに位置し、重機が入って工事が進んでいます。自然光がたっぷり入る窓から北大の美しい景色を眺めながら本を読めるなんて、子どもたちにとって最高の読書環境ですね。
プロジェクトの背景とこれまでの歩み
このプロジェクトは、2023年(令和5年)11月7日に札幌市、国立大学法人北海道大学、株式会社安藤忠雄建築研究所の三者が基本合意書を締結したことから始まりました。安藤忠雄氏は、ご自身で設計・建築費を負担し、施設を北海道大学に寄贈します。
その後、パブリックコメントやキッズコメントを実施し、2025年(令和7年)2月に基本方針を策定。施設のコンセプト、サービス、運営内容を定めました。そして同年5月9日の発表会で、完成イメージ図を公開し、正式名称を「こども本の森 札幌・北大」とすることを決めました。
安藤忠雄氏は、これまでにも「こども本の森 中之島」などの子ども向け図書施設を自治体に寄贈してきました。代表作に「光の教会」「六甲の集合住宅」「地中美術館」などがあり、独学で建築を学んだ1941年生まれの建築家です。
発表会では、安藤氏が「この施設を育てていくのは、北海道の方々の力と想い」と語り、地元の方々の参加を呼びかけました。
クラウドファンディングでみんなの力を集める
今、施設の運営を支えるため、札幌市がクラウドファンディングを実施中です。目標金額は500万円。未来を担う子どもたちの学びと成長の場として、長期的に運営していくための資金を募っています。
特典として、5万円以上の寄付者の方は、施設内に名前を掲載!子どもたちの未来を応援する気持ちを、永遠に残せます。他にも、寄付金額に応じた感謝状や施設のグッズなどが用意されています。この機会に、ぜひご支援ください。
子どもたちに本の森を届けよう
「こども本の森 札幌・北大」は、ただの本屋さんじゃありません。自然に囲まれた北大キャンパスで、多様な本に触れ、想像力を広げる特別な場所です。安藤忠雄氏の美しい建築の中で、子どもたちが自ら本を選び、読み、成長していく姿が目に浮かびます。
札幌市と北海道大学の協力のもと、2026年夏の開館が待ち遠しいですね。みなさんの温かいご支援で、この森がより豊かになりますように。
(記事本文文字数:約4200文字)
**説明(応答外)**:
– 出力は指定通り`



