スーパーマリオブラザーズ40周年!その歴史とデザイン、そして博多の祝祭
1985年9月13日にファミリーコンピュータ用ソフトとして誕生した『スーパーマリオブラザーズ』は、2025年で発売40周年を迎えました。40年もの間、世界中で愛され続けるこのシリーズは、ゲームだけでなく音楽・映画・美術・建築など多岐にわたる文化に多大な影響を与えています。今年は、その偉業を祝うため各地で様々な記念イベントや新商品が発表され、大きな話題となっています。
スーパーマリオブラザーズ40周年記念の特別号『SUPER MARIO BROS. スーパーマリオブラザーズとデザイン』発売
今年最大級のトピックのひとつが、雑誌「Casa BRUTUS」による新刊『SUPER MARIO BROS. スーパーマリオブラザーズとデザイン』(2025年12月号)の発売です。この特集号は、マリオの誕生から現在に至るまで変わらず高い人気を維持し続けているデザインの秘密に迫ります。
- 宮本茂氏ロングインタビュー: マリオの生みの親・宮本茂氏が語る開発秘話やデザインへの哲学が掲載されています。彼のこだわりや、40キロバイトという限られたROM容量から生まれたドット絵の独自性が詳しく解説されています。
- シリーズ全24作品で辿るマリオの軌跡: マリオの歴史は、進化し続けるコンテンツとその根底に流れるデザイン思想に支えられています。デジタル資料から開発現場の記録、キャラクター・ワールド設定やBGMなど、あらゆる面からマリオの魅力が分析されています。
- スーパー・ニンテンドー・ワールド in フロリダ 特集: ゲーム世界から現実への拡張、テーマパークで体験できるマリオのデザインや仕掛けも詳しく紹介されています。マリオがどのように商業施設やイベント空間に「変身」するかが解き明かされます。
雑誌は紙版(1,150円税込)・Kindle版(1,000円税込)が発売中となっており、公式ショップやAmazonで購入可能です。デザインだけでなく、その背景にある思想・技術・文化的価値にもふれる貴重な内容となっています。
博多駅前広場「光の街・博多」点灯式にマリオ&ルイージが登場!
福岡市博多区の冬の恒例イベント「光の街・博多」が今年も博多駅前広場で華やかに開幕し、2025年11月8日には点灯式が盛大に催されました。
今年はなんとマリオ&ルイージがサプライズゲストとして登場し、会場は大きな歓声と拍手に包まれました。
- マリオのテーマ曲に合わせて光がリズミカルに点灯。
- マリオ&ルイージが子どもたちとステージ上で記念撮影。
- 博多の特製クリスマスイルミネーションとマリオのコラボ演出が実現。多くの家族連れやマリオファンで駅前広場は熱気に溢れました。
このイベントは地域メディアでも大きく報道され、2025年冬の博多を象徴する歓迎ムードとなっています。マリオ&ルイージの登場により、世代を超えた交流も生まれ、街全体が「マリオ愛」で一体化したとも言える盛り上がりとなりました。
スーパーマリオブラザーズ40周年!全国で開催された多彩なイベント
今年は40周年を記念して、全国のゲームショップ・博物館・ネットコミュニティなど各所で多彩な記念イベントが実施されました。
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スーパーマリオ 40祭(2025年8月13日~2026年3月31日)
5つのアニバーサリーステージを通じて、シリーズの歴史を振り返る展示企画や投票イベント、オンラインフェスティバルなどが行われています。 - 投票祭では「あなたの好きなマリオ」や「思い出マリオ」を選ぶ参加型キャンペーンも開催。各時代のマリオシリーズ作品から自分の最愛タイトルに投票でき、記念グッズとしてカラーロール等を獲得する仕掛けも好評です。
- 任天堂公式特設サイトやミュージアムで、開発資料の公開、デジタルアーカイブ、記念グッズの発売など、多岐にわたり展開中です。
また、ネットでは「#スーパーマリオ40周年」のタグが広がり、多くのファンがイラスト・コスプレ・ゲーム実況などでマリオ愛を表現しています。
スーパーマリオブラザーズとデザイン 〜 世界的影響と今後への期待
『スーパーマリオブラザーズ』のデザインは、シンプルさと親しみやすさで40年にわたり世代を超えて支持されてきました。たった40キロバイトのROM容量の制約の中、ピクセル単位で練られたキャラクター・世界観は、過去から現在まで無数のゲーム・メディア・アートの参考となってきました。
マリオおよび関連デザインは単なる「ゲームキャラ」ではなく、建築・インテリア・グラフィックアート・ファッション・映画・音楽など、生活に寄り添う「ライフデザイン」とも言える広がりを見せています。
『Casa BRUTUS』の特集ではその発展の軌跡を、創造の現場、グローバル展開の実例、現代人が感じるマリオらしさとともに解説。誕生からの技術、背景、時代ごとのトレンドとの連動──「マリオデザイン」が文化的にどう影響を広げてきたかを広く知ることができます。
まとめ 〜 なぜマリオは40周年を迎えても色褪せないのか
- 世代を超える普遍性:マリオは世界のゲーム史に革命をもたらした象徴であり、年齢・国籍を超えた多くの人々に親しまれています。物語・デザイン・遊びの面白さが時代ごとに進化しつつも、変わらない「楽しさ」を提供しています。
- コミュニティと体験:博多駅前をはじめとする街のイベント、オンラインの交流、記念雑誌や映画など、マリオは今後もさまざまな形で「みんなで楽しむ場」をつくり続けています。
- 持続的な挑戦とイノベーション:新たなゲームソフトや映像作品、アパレル、家具デザインのコラボなどマリオは常に革新し続けています。遊びの可能性はこれからも広がっていくことでしょう。
2025年、スーパーマリオブラザーズは「ゲームの枠」に留まらず、皆が知り、語り合う文化現象となりました。40年の「マリオの歩み」を振り返りつつ、今後も私たちの日々や社会の中で新たな驚きと楽しさを生み続けることでしょう。




