姫路の新春を彩る「福娘」たち 播磨国総社・初ゑびす祭をPR

兵庫県姫路市の新春の風物詩として親しまれている、播磨国総社(はりまのくにそうしゃ)の「初ゑびす祭」
その開幕を前に、「福娘(ふくむすめ)」に選ばれた7人の若い女性たちが、姫路市内の各所を表敬訪問し、お祭りの魅力を優しい笑顔とともに伝えています。
「姫路のえべっさん」と呼ばれ、地元で長く愛されてきたこのお祭りは、地域の商売繁昌と人々の幸せを願う大切な行事です。

播磨国総社「初ゑびす祭」とは

播磨国総社は、正式名称を「総社 播磨国総社 射楯兵主神社(いたてひょうずじんじゃ)」といい、姫路駅北側、姫路城にもほど近い場所に鎮座する歴史ある神社です。
この神社で毎年1月14日〜16日の3日間にわたり行われるのが「初ゑびす祭」で、商売繁昌や家内安全、除災招福を願う多くの参拝者で境内がにぎわいます。

「初ゑびす祭」は、七福神のひとりである「えびす神」をお祀りする新春の大祭で、地元では親しみを込めて「姫路のえべっさん」と呼ばれています。
社頭には破魔矢(はまや)や福扇、熊手などの縁起物を授与する吉兆店が立ち並び、参道には多くの露店も並ぶなど、一年の始まりにふさわしい華やかな雰囲気に包まれます。

開催日程と主な行事

2026年の播磨国総社「初ゑびす祭」は、1月14日(水)から16日(金)までの3日間開催されます。
期間中は、時間帯によってさまざまな行事が行われ、訪れる人々を楽しませてくれます。

  • 開催日程:2026年1月14日〜16日
  • 会場:播磨国総社(兵庫県姫路市総社本町)
  • 主な行事:宝恵駕籠(ほえかご)行列、とんど焼き、縁起物授与など
  • 参拝:参拝自由

なかでも多くの人が楽しみにしているのが、宝恵駕籠行列とんど焼きです。

福を運ぶ「宝恵駕籠行列」

初日となる14日には、宝恵駕籠(ほえかご)行列が市内中心部を練り歩き、初ゑびす祭のハイライトとして大きな注目を集めます。
「宝恵駕籠」とは、かつて商人たちの間で始まったとされる、えびすさまへのお参りに使われた駕籠のこと。現代では、華やかに飾られた駕籠に福娘が乗り、市街地を巡る縁起の良い行列として受け継がれています。

播磨国総社の宝恵駕籠行列では、福娘たちが駕籠に揺られながら姫路駅周辺や大手前通りなど市中心部を巡り、沿道の人々に福を届けます
行列の周りには、商店街の人々や買い物客、観光客が集まり、福娘の笑顔に手を振ったり写真を撮ったりしながら、新年の喜びを分かち合います。

サンテレビの報道によると、今年選ばれた福娘は7人。彼女たちは、初ゑびす祭のPRのために、事前に姫路市内の各所を表敬訪問し、地域に向けてお祭りへの参加を呼びかけています。
当日14日の宝恵駕籠行列では、この7人の福娘が主役として、駕籠に乗りながら大手前通りなどを練り歩き、笑顔で手を振りつつ「福」を届ける役割を担います。

縁起物と露店でにぎわう境内

初ゑびす祭の期間中、播磨国総社の神門前の参道には、吉兆店や露天商がずらりと並びます。
破魔矢や熊手、福笹、福扇などの縁起物は、新しい一年の商売繁昌や家内安全を願って求める人が多く、その手には色鮮やかな縁起物がいくつも抱えられます。

参道や境内には、たこ焼きやたい焼き、焼きそば、甘酒などの屋台も出店し、子ども連れの家族や若い世代にも人気です。
地元グルメとともに、参拝や行事を楽しめるのも、このお祭りの大きな魅力といえます。

厄を払い、新年を清める「とんど焼き」

もうひとつ見逃せないのが、とんど焼きです。
播磨国総社では、初ゑびす祭の期間中、1月14日8:00から16日正午まで「とんど焼き」が行われます。
正月飾りや古いお札などを神前で預かり、感謝を込めて焚き上げる神事で、炎とともに厄やけがれを祓い、新しい一年を清らかな心で迎える意味が込められています。

揺らめく炎を見つめながら手を合わせる人々の姿は、にぎやかな祭りのにぎわいの中にあっても、どこか静かな祈りの時間を感じさせます。
このとんど焼きも、長年地域で大切にされてきた新春の風景のひとつです。

福娘たちの表敬訪問 姫路のまちに広がる「福」

サンテレビなどの報道によると、播磨国総社の福娘7人が、初ゑびす祭をPRするために姫路市内の各所を表敬訪問しました。
訪問先では、初ゑびす祭の日程や行事内容を伝えながら、「ぜひ多くの方に足を運んでほしい」と笑顔で呼びかけたということです。

福娘たちは、宝恵駕籠行列の主役であると同時に、姫路の新春を象徴する存在でもあります。
華やかな装いで街を巡る姿は、見ている人の心を明るくし、「今年も良い一年になりますように」という思いを自然と引き出してくれます。

表敬訪問を通じて、初ゑびす祭の存在を知る人も少なくありません。
地元メディアの取材対応や、支局・関係機関などへの訪問は、お祭りへの理解を深め、より多くの人に参加してもらうための大切な機会となっています。

「姫路のえべっさん」が地域にもたらすもの

播磨国総社の初ゑびす祭は、単なる賑やかなイベントではなく、地域経済やコミュニティにも大きな役割を果たしています。
商売繁昌を願う人々が、会社やお店の代表として参拝に訪れることで、地元の商店街・企業・事業者にとっても、新たな一年のスタートを切る節目となります。

また、宝恵駕籠行列が姫路駅周辺の商店街を巡ることで、沿道の店舗にとっては人通りが増え、街全体のにぎわい創出にもつながります。
「福」を届けるという象徴的な意味合いに加え、実際に人と人との交流を生み出し、地域の活性化にも貢献しているのです。

さらに、初詣や初ゑびす祭を通じて、子どもたちが伝統行事に触れる機会にもなっています。
露店での買い物や、福娘や行列を見上げる小さな子どもたちのまなざしは、世代を超えて受け継がれる「まちの記憶」を育んでいきます。

アクセスと参拝のポイント

播磨国総社は、JR神戸線「姫路駅」・山陽電鉄「山陽姫路駅」から北東へ徒歩約15分の場所にあります。
また、神姫バスを利用する場合は、「姫路郵便局前」や「市民会館前」などのバス停が最寄りとなり、公共交通機関でのアクセスが便利です。

初ゑびす祭の期間中は多くの参拝客で混雑するため、時間にゆとりを持った行動がおすすめです。
とくに宝恵駕籠行列が行われる14日は、沿道や境内周辺が一層にぎわいます。

境内の駐車場は、正月・初ゑびすの時期には利用が制限される場合があるため、公式の案内や最新情報を確認しつつ、できるだけ公共交通機関を利用するのが安心です。

姫路市で感じる新春の温かさ

姫路市では、年末年始から1月にかけて、多くの神社で新春行事が行われていますが、その中でも播磨国総社の初ゑびす祭は、市民にとって身近で親しみ深い行事として定着しています。
「姫路のえべっさん」と呼ばれ、毎年欠かさず参拝するという人も少なくありません。

福娘たちの表敬訪問は、そうした地域の伝統を次の世代へとつなげていく、象徴的な出来事だといえます。
笑顔で福を届ける姿は、姫路のまち全体を明るく照らし、人々の心に「今年も頑張ろう」という前向きな気持ちを芽生えさせてくれます。

新しい一年の幕開けに、姫路市を訪れる機会がある方は、ぜひ播磨国総社の初ゑびす祭に足を運び、福娘たちが届ける「福」とともに、昔ながらの温かい新春の空気を感じてみてはいかがでしょうか。

参考元