再燃する「シール帳」ブーム ボンボンドロップ人気とともによみがえるあのワクワク感
子どものころ、友だちと見せ合ったり交換したりして楽しんだ「シール帳」。
一度はブームが落ち着いたように見えましたが、ここにきて再び注目を集めています。
背景には、セブン‐イレブンで「入手困難」と話題になっているボンボンドロップシールなど、魅力的なシール商品が続々登場していることがあります。
セブン‐イレブンで“ゲリラ販売” ボンボンドロップシールが大きな話題に
SNSを中心に、「ボンボンドロップシールがセブン‐イレブンで売っている」という情報が一気に広まりました。
もともとボンボンドロップシールは、立体感のあるデザインと、キャラクターとのコラボで人気を集めてきたシリーズです。
それがコンビニで気軽に買える、しかも「いつどの店舗に入るかわからない」という“レア感”が重なり、「急げ!」「何軒かハシゴして見つけた」といった声が相次いでいます。
実際に、セブン‐イレブン公式サイトには、「ボンボンドロップシール ハチワレ」などの商品ページが掲載されており、価格は税込550円と案内されています。
ただし「店舗により取り扱いがない場合や、販売地域内でも未発売の場合がある」と明記されており、これがさらに「見つけたら即買い」というムードに拍車をかけています。
「ちいかわ」「ディズニー」…人気キャラクターとのコラボで熱狂に
ボンボンドロップシールがここまで話題になっている大きな理由のひとつが、人気キャラクターとのコラボです。
2025年には「ちいかわ ボンボンドロップシール」やディズニー版など、ファンの心をつかむラインナップが次々登場しました。
例えば、「ちいかわ」コラボでは、ちいかわ・ハチワレ・うさぎなどおなじみのキャラクターがデザインされたシールが展開され、セブン‐イレブン限定の再販版も2025年11月11日から順次取り扱いが始まりました。
このときも「オンラインと店舗の両方をチェックするのが確実」と紹介されるほど、争奪戦が予想されていました。
一方、ディズニーコラボでは、ミニサイズのボンボンドロップシールが2024年末から話題となり、その後2025年12月中旬にも再販が行われています。
過去シリーズ同様、「朝イチ納品で即完売」というケースも多く、ファンがX(旧Twitter)などで入荷報告を共有し合う姿が見られました。
「入手困難」が熱を高める “コンビニでシールを探す”という新しい楽しみ
ボンボンドロップシールは、もともと文具店やキャラクターショップなどで販売されてきたシリーズですが、セブン‐イレブンでの取り扱いによって「日常の買い物ついでにレアアイテムを探す」という新しい楽しみ方が生まれています。
SNSでは、「近所のセブンで発見」「まさかコンビニにあるなんて」といった驚きと喜びの声が広がりました。
一方で、「どこの店舗にあるのかわからない」「行ったけれど売り切れていた」という声もあり、“入手困難”だからこその盛り上がりも生まれています。
こうした状況が、「見つけたらシール帳に大事に貼りたい」「交換用と保存用で複数買いたい」といったコレクター心理を強く刺激しているようです。
再燃する「シール帳」文化 大人もハマる理由は?
こうしたボンボンドロップシールの人気と並行して、いま改めて注目されているのが「シール帳」です。
子どものころにシールを集めていた世代が大人になり、再びシール帳を買い直す人も増えています。
きっかけは「子どもと一緒に集め始めたら、自分のほうがハマってしまった」という親世代の声や、推し活・キャラクターグッズ収集の一環としてシールをコレクションする人の増加など、さまざまです。
最近では、シンプルなノートではなく専用のシール帳が文具売り場に並び、
- 台紙がツルツルしていて、貼ってもはがしやすい
- お気に入りのページをテーマごとに分けて楽しめる
- 友だちや家族と見せ合って楽しめる
といった点が支持されています。
そこに、ボンボンドロップシールのような「ちょっと特別感のあるシール」が加わることで、シール帳のページが一気に華やかになります。
「600円どうしよう…」それでも手が伸びる“高額シール”の魅力
最近のシールブームを語るうえで避けて通れないのが、子どものころの「数十円のシール」とは違う、ワンコイン以上の“高額シール”の存在です。
ボンボンドロップシールも、セブン‐イレブンの商品情報では税込550円と案内されており、気軽に買うには少し迷う価格帯ともいえます。
しかし、その分
- 立体感のあるぷっくりとした加工
- ラメやホログラムなど、豪華な特殊加工
- 人気キャラクターとの限定コラボデザイン
など、見た目の満足度が非常に高いのが大きな特徴です。
「600円か…どうしよう…でも、このシールをシール帳に貼ったら絶対かわいい!」と迷いつつ、最終的には「よしッ」とレジに向かう――そんなエピソードに共感する人も多いのではないでしょうか。
キャンペーンや再販情報を追いかける楽しさ
ボンボンドロップシールをめぐっては、キャンペーン形式の配布や、期間限定の再販など、情報を追いかける楽しさもブームを後押ししています。
例えば、ちいかわボンボンドロップシールでは、セブン‐イレブン限定キャンペーンとして、対象のお菓子を3個購入するごとにシールが1枚もらえる企画が行われました。
このキャンペーンは「全国のセブン‐イレブンで、なくなり次第終了」という形式で実施され、コレクターの間で大きな話題となりました。
さらに、ボンボンドロップシールは人気ゆえに再販もたびたび行われており、
- 2025年11月11日からの再販スケジュール
- オンラインストアやセブンネットでの予約受付と即完売
- ディズニー版やサンリオ版など、シリーズごとの入荷タイミング
など、「いつ、どこで、どのデザインが買えるのか」を調べること自体が、ひとつの楽しみ方になっています。
中には、公式アプリの在庫検索機能で「ボンボンドロップシール」をチェックしながら、在庫のある店舗を探すファンもいるほどです。
親子で楽しむシール帳 コミュニケーションのきっかけにも
現在のシールブームには、親子で楽しめる遊びという側面もあります。
ボンボンドロップシールやキャラクターシールをきっかけに、
- 親が子どもに、自分の子ども時代のシール帳の思い出を話す
- 一緒にシールを集めて、どのページに貼るか相談する
- 「これは交換用、これは絶対にあげないお気に入り」といったルールを決めて楽しむ
など、自然なコミュニケーションが生まれるケースも多いようです。
また、大人同士でも、XやInstagramでシール帳の写真を投稿し合ったり、「このデザインはどこで買えた」「まだ在庫がありそうなエリア」などの情報交換をしたりすることで、ゆるやかなコミュニティが広がっています。
シール帳は、単なるコレクションの場であるだけでなく、人と人とをつなぐ小さなきっかけにもなっているようです。
「集める」「並べる」「眺める」 シール帳が与えてくれる癒やし
シール帳ブームの背景には、日常の中での小さな癒やしを求める気持ちもあると考えられます。
忙しい毎日の中で、短い時間でも
- お気に入りのシールをシール帳に貼る
- ページ全体のバランスを考えて並べる
- 完成したページを何度も眺めてニヤニヤする
といった作業は、思いのほか心を落ち着かせてくれます。
特にボンボンドロップシールのような、見た目が華やかで触り心地も楽しいシールは、視覚的にも感覚的にも満足感が高く、「今日はこの1枚を貼ろう」といった小さな楽しみを生み出してくれます。
シール帳のページが少しずつ埋まっていく感覚は、ちょっとした達成感にもつながります。
これからシール帳を始める人へのやさしいアドバイス
「久しぶりにシール帳を始めてみようかな」「子どもと一緒に集めてみたい」と考えている方に向けて、無理なく楽しむコツをいくつかご紹介します。
- 最初は1冊のシール帳から
いきなりたくさん集めようとせず、まずは1冊のシール帳をゆっくり埋めていく気持ちで始めると、プレッシャーなく楽しめます。 - 「特別ページ」を作る
ボンボンドロップシールなど、値段が高めで特別感のあるシール用に「とっておきページ」を作ると、貼る瞬間がより楽しくなります。 - 交換やシェアも楽しむ
親子や友だちの間で「このシールと交換しよう」「1枚だけあげるね」といったやり取りをすると、シール帳の思い出がより深まります。 - 入手困難情報に振り回されすぎない
ボンボンドロップシールのように人気が高いシリーズは、「完売」「再販」などの情報に一喜一憂しがちです。
あくまで「見つけたらラッキー」くらいの気持ちで、自分のペースで楽しむことが長く続けるコツです。
セブン‐イレブンでの“ゲリラ販売”や、ちいかわ・ディズニーなどの人気キャラクターとのコラボをきっかけに、いま再び盛り上がりを見せているシール帳文化。
子どものころのワクワクを思い出しながら、もう一度シール帳を開いてみると、日常の中にささやかな楽しみが増えるかもしれません。




