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札幌市の道路がまるでスケートリンク、凍結による事故が多発
北海道に本格的な冬が訪れました。12月3日から4日にかけて札幌市内では凍結した道路による交通事故が相次ぎ、市民の間で話題となっています。12月3日午後から北海道では本格的に雪が降り始め、積もった雪が凍ることで、街全体がまるでスケートリンクのような状態になりました。札幌市中央区では、18日に積もった7センチの雪が氷点下1.2℃の気温で凍りつき、ツルツルになった歩道や車道が話題を呼んでいます。
相次ぐ交通事故と市民の転倒
凍結路面の危険性は、交通事故として現れました。12月3日午後3時20分ごろ、札幌市中央区宮の森2条16丁目の市道で、8台の車が絡む多重事故が発生し、運転手ら4人が病院に搬送されています。この事故は、小別沢トンネルの出口近くの下り坂で発生し、凍結した路面でスリップした車が後続車に衝突したことが原因と見られています。
さらに、4日午前10時ごろには江別市で路線バスが街路灯に衝突する事故が発生し、バスに乗っていた乗客のうち10人ほどが胸や首の痛みを訴えました。歩行者にも被害は及んでおり、札幌市内では5人が雪道で転倒して病院に救急搬送されています。これらの事故は、市民が「普通に運転できる道民の方々ハンパない」とSNSで驚くほど、凍結路面での運転の難しさを物語っています。
北海道の冬道運転の難しさ
札幌市の気象予報士も、現地の状況について「札幌中心部の道路がツルツル、アイスリンクのようになっています。滑って転んでしまいそうです」と語っており、その危険性の高さを強調しています。警察によると、札幌市とその近郊では路面凍結と見られる事故が10件以上発生しており、まだ冬道運転に不慣れな時期であることから、スリップ事故がさらに多発する恐れがあると警告しています。
市民の声と冬道運転への注意喚起
実際に現地を歩いた札幌市民からは、「すごいツルツルで転びそうになりながら足に力をいれて歩いてきました」というコメントも上がっており、日常生活でも凍結路面による危険を感じながら生活している状況が伝わってきます。警察は、凍結路面でのスリップ事故が多発する恐れがあるとして、運転の際には路面状態に細心の注意を払うよう呼びかけています。
札幌市では今シーズン初の真冬日が予想されており、今後さらに気温が低下する見込みです。タイヤチェーンの装着やスピードの低下、十分な車間距離の確保など、冬道運転の基本に立ち返ることが、市民の安全につながるでしょう。北海道の厳しい冬に向けて、一層の注意と準備が求められています。
