誰もが気になる太平洋の小国「ナウル共和国」最新レポート──ナウル航空のフライト体験と“ナウル検定5級”をめぐる話題

はじめに──ナウル共和国とは?

ナウル共和国は、人口約1万人、面積わずか21平方キロメートル・世界で三番目に小さい独立国家として知られています。南太平洋に位置し、美しい海や自然、独自の文化遺産に支えられる国ですが、アクセスの難しさや情報の少なさから、一部の旅行マニアや研究者を除くとなかなか一般に馴染みのない存在でした。そんなナウルが、いま観光業やデジタル施策で再び注目を集めています。

ナウル航空で行く!幻の島国ナウルへの旅

  • ナウルへ行くには、ナウル航空の利用が一般的。2025年現在、日本との直行便は運航されておらず、オーストラリア(ブリスベン)など近隣国を経由する必要があります。
  • 首都はヤレンで、航空機はヤレン空港に到着します。ナウル航空は島国の唯一の国際線キャリアとして運航中です。
    実際にナウル航空の飛行機に乗った体験記では、機内がコンパクトながらも温かい雰囲気で、ナウルらしい素朴なおもてなしが印象的と報告されています。
  • ビザ取得やホテル予約が難しいため、旅行手配には余裕を持った計画が必要です。

ナウルに到着後は、ゆったりと島一周(約20km)できます。車なら一周30~40分程度、徒歩でも2~3時間で回れてしまう手軽さが魅力です。観光スポット巡りも充実しています。

ナウルの観光スポット紹介

  • アニバレビーチ(Anibare Bay):ナウル随一の美しいビーチ。青い海と白い砂浜が広がり、南国ムードたっぷりの絶景スポット。
  • セントラルプラトー(Central Plateau):中央高原地帯。リン鉱石採掘で世界経済と関わった歴史を感じられます。
  • 旧日本軍の高射砲跡(Japanese Guns):第二次世界大戦中の遺構。歴史好きには見逃せない見学ポイント。
  • ブアダ・ラグーン(Buada Lagoon):島内唯一の淡水湖。熱帯の自然を全身で感じられるオアシス。
  • デニゴムドゥ地区:最も人口が多い地区で鉱山労働者の居住区跡や、鉱石積出桟橋など旧跡が多く残されています。

旅行費用・現地での過ごし方

  • ナウル旅行の目安費用は、多くの観光地が無料公開されているため予算を抑えやすいのが特徴。
  • 食費や宿泊費を含めた1日あたりの予算は日本の地方都市並みで、ショッピングはスーパーやナウル郵便局の切手程度とシンプルです。お土産にも現地のスナックや記念切手が人気。
  • ベストシーズンは乾季(5~11月)。特に5~9月は晴天で南国リゾートらしい風景を満喫できます。

X(旧Twitter)で話題沸騰!「ナウル検定5級」自動付与キャンペーン

2025年11月、ナウル政府観光局は公式Xアカウントのフォロワー全員に「ナウル検定5級」を自動発行するという前例のない施策を発表しました。
SNS上では「この検定、履歴書に書きます!」「免状って大統領の署名入り?」、「次は4級も出るの?」など、ユーモラスかつ意欲的な反応が殺到しています。

この検定は、「フォロー=関心を持ってくれた証・ナウル応援団の第一歩」として、特段の条件なくフォロワー全員に配布されるもの。ナウル政府観光局は「今後、検定級を高めていくためのクイズや特典企画の展開も検討している」とアナウンスしており、話題性とPR効果の一石二鳥となっています。

なぜ“ナウル検定5級”が評判に?

  • 誰でも参加できて、ナウルに興味を持ち実際に訪れるきっかけになることを期待されている
  • SNS時代ならではのバーチャル証明書として、自己表現や話題のネタになる
  • ナウルの知名度・観光誘致・デジタル戦略PRの“三得”が狙い

SNSのトレンドを大胆に取り入れる施策に、他国観光庁やデジタルマーケティング関係者も注目しているようです。

参考元