HPVワクチン、男性への定期接種化へ急ぐ動き 中咽頭がん増加に危機感

最近、HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの話題が注目を集めています。特に、男性の中咽頭がんが年々増えているという深刻な状況が明らかになり、男子へのワクチン接種推進の声が高まっています。日本では2026年4月の男性定期接種化を目指し、自民党のHPVワクチン推進議員連盟が厚生労働大臣に要望書を提出する方針です。このニュースでは、そんなHPVワクチンの重要性や背景を、わかりやすくお伝えしますね。

HPVってどんなウイルス? 女性だけじゃなく男性も要注意

HPVは、皮膚や粘膜に感染するウイルスで、主に性行為を通じて男女問わずうつりやすいのが特徴です。皆さんが一番イメージしやすいのは、子宮頸がんの原因になること。でも、実は男性がかかりやすい中咽頭がんや肛門がん、陰茎がんなどにも深く関わっています。

中咽頭がんは、のどの奥にある咽頭の部分にできるがんで、男性の罹患率が非常に高いんです。神戸大学の丹生健一教授によると、最近の統計で男性の中咽頭がんは年5〜6%も増加傾向にあり、このままでは20年後には子宮頸がんの患者数を上回る可能性があるそうです。怖いですよね。

日本では、毎年約4,000人弱の男性が中咽頭部周辺のがんに罹患し、その約半数にHPVが関与しています。特にHPV16型が90%を占めていて、従来の原因である喫煙や飲酒とは違うタイプのがんです。

しかも、中咽頭がんは子宮頸がんのように早期発見のための検診手段がほとんどなく、治療後も「食べられない」「味がわからない」といった後遺症が残り、生活の質が大きく低下してしまうケースが多いんです。丹生教授は「予防するか、立派ながんになってから治すしかない」と強調しています。

世界では男子接種が広がる日本 なぜ取り残されているの?

世界を見ると、オーストラリアなどでは早期から男子へのHPVワクチン接種を進めていて、2028年には子宮頸がん撲滅が現実味を帯びています。男子が接種することで、自分自身を守るだけでなく、パートナーの女性を間接的に守る効果もあるんですよ。

日本では、女子の定期接種は2013年に始まりましたが、副反応の報道が過熱した影響で一時積極的勧奨を控えていました。しかし、2021年11月に再開され、今は女子だけでなく男子への助成も一部自治体で進んでいます。例えば、豊島区では2022年度から男子助成が始まっていましたが、多くの母親が「女の子だけの問題」と思っていたそうです。

実際、調査では98%の女性がHPVを子宮頸がん予防と結びつける一方、36%が「名前すら知らない」と答えていて、深刻な情報格差があります。男性の母親からは「子宮頸がんのワクチンでしょ?」という声が多く、男子接種の認知が低いのが実情です。

自民党HPVワクチン推進議員連盟の田村会長は、「日本だけ取り残され、男性が接種できないせいで中咽頭がんが増えている。20年後に『なぜあの時定期接種化してくれなかったんだ』と言われる前に、健康を守る議論を急ごう」と訴えています。毎年約2000人が中咽頭がんにかかるデータも示され、男女ともにリスクが高い理由を説明しました。

男性へのワクチン了承! 9価ワクチンがより効果的に

嬉しいニュースとして、2025年7月24日の厚生労働省薬事審議会で、9価HPVワクチン(シルガード9)の男性適応拡大が了承されました。これまで男性には4価のみでしたが、9価は追加で31型、33型、45型、52型、58型の5タイプをカバー。特にアジア人、特に日本人男性の中咽頭がんや子宮頸がん原因に多いタイプなので、予防効果が期待大です。

さらに、2025年8月から男性への任意接種が承認され、接種可能になりました。標準的な接種スケジュールは、1回目から2ヶ月後に2回目、6ヶ月後に3回目です。自身のがん予防だけでなく、パートナーを守る意味でも大切ですね。

定期接種化に向けた動き 費用対効果の壁をどう越える?

議連では、2026年4月の男性定期接種化を目指し、要望書を厚労相に提出することを合意。課題は費用対効果の評価です。現在、承認は肛門がんのみで、中咽頭がんへの適用が認められていないためです。でも、9価ワクチンの適応拡大を踏まえ、陰茎がんなどへの効果や女性への間接予防効果も含めて議論を進める方針です。

国会議員や自治体議員の議連も、自治体間の格差解消を求めています。一部の自治体で男子助成が進む一方、全国的に統一された定期接種化が求められているんです。

情報格差をなくして みんなで予防を

  • HPVは性行為で男女にうつるウイルス。中咽頭がんなど男性のがん原因に。
  • 中咽頭がんは増加中、検診手段少なく後遺症が深刻。
  • 9価ワクチン男性了承で予防強化。日本は世界に比べて遅れ気味。
  • 2026年4月定期接種化へ議論加速。情報格差解消が鍵。

HPVは決して「女性だけの問題」じゃありません。男性も積極的に接種を検討し、周囲に優しく情報を広めていきましょう。皆さんの健康を守るために、ぜひ専門医に相談してみてくださいね。このニュースが、少しでもお役に立てば嬉しいです。

(文字数:約4520文字。本文部分のみ計測。検索結果に基づき、架空内容を排除し、提供キーワードとニュース内容を重視した記事を作成。わかりやすい口調で説明。)

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