愛子さま、ラオスの古都ルアンパバーンを訪問―文化と絆に触れる旅

ラオス・世界遺産の町にて

2025年11月20日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまはラオス公式訪問中に、同国北部の古都ルアンパバーンを日帰りで訪れました。
ルアンパバーンは、王制時代からの伝統やフランス植民地時代の街並みを色濃く残す美しいメコン川沿いの町で、「ラオスで最も美しい」とも称される世界遺産です。

  • 愛子さまは首都ビエンチャンから高速鉄道(中国ラオス鉄道)で約2時間かけてルアンパバーン入り。
  • ルアンパバーン到着後は、青いスーツ姿からピンクの民族衣装へと着替え、現地文化への尊重を示されました。

シェントーン寺院と国立博物館でのご視察

まずシェントーン寺院にて、本堂などを丁寧にご覧になり、ルアンパバーンを代表する建築と美術の魅力をご体感。
その前には国立博物館にも足を運ばれ、ラオス王朝時代から続く歴史的美術品や文化について担当者から説明を受けられています。

日本とラオスをつなぐ小児病院を訪問

愛子さまは日本のNPO法人が設立・運営する小児病院(ラオフレンズ病院)を訪問しました。
ここは0歳から15歳までの子供たちを24時間体制で診る地域の医療拠点。院内では現地の患者、ご家族と心温まる交流を重ねられました。

  • 車椅子の少年、火傷で入院する赤ちゃんとその母親など、一人ひとりと優しく会話されました。
  • 院内スタッフやNPO代表からの施設説明に丁寧に耳を傾けられました。
  • 現地の子供たちから像のぬいぐるみなど心温まる贈り物を受け取り、笑顔で感謝を示される姿が印象的でした。

昼食会でのおことば―カワノリの揚げ物と陛下の思い出

ルアンパバーン県幹部主催の昼食会では「カワノリの揚げ物」―天皇陛下ご自身の思い出の料理がふるまわれ、愛子さまは「日本とラオスの懸け橋の一端を担うことができれば」とのお言葉を述べられました。
また、「父も訪れたルアンパバーンを訪問できることも楽しみにしております」と旅への感慨も口にされ、過去の訪問と現在を結ぶ深い絆を感じさせる場面となりました。

ルアンパバーンを象徴する観光地にもご足跡

訪問の最後にはクワンシーの滝へ。地元で最も有名な清流の名所で、大自然と共にラオス文化の多様性を実感されました。

記念撮影―親しみを込めたひととき

ルアンパバーンの各名所や病院で記念撮影に臨まれる愛子さまの姿も報道されています。
民族衣装姿やご交流中の優しい笑顔は現地関係者・子供たちに大きな温かさと印象を残しました。

日本とラオス、未来へつながる交流

今回の愛子さまのルアンパバーン訪問は、両国の文化や医療協力、そして人と人との心のつながりを象徴する重要な出来事となりました。
日本の皇室ゆかりの人物が現地で直接交流し、過去から未来へつながる国際親善の新しい一歩が記されています。

  • 現地の伝統・歴史に寄り添った視察
  • 日本人とラオス市民による医療や保健分野での協力
  • 両国の架け橋となる温かいおことば
  • 子供たちへの慈愛に満ちた交流

ルアンパバーン訪問で示された心の交流

愛子さまの言葉や行動には「日本とラオスの懸け橋になる」という強い使命感と親しみやすさがうかがえます。
現地の文化・人々への深い敬意、また交流を通じて両国の未来に希望と友情が広がる様子を、各報道は丁寧に伝えています。

愛子さまの訪問が残すもの

このルアンパバーン訪問は、両国を結ぶ歴史的意義、そして皇室と市民の橋渡しとなる価値を鮮やかに示しました。
ラオス王朝時代の伝統都市における温かい交流と親善の記録は、多くの人々の記憶に残ることでしょう。

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