ポルノグラフィティ、7年ぶりのカウントダウンライブで新時代の幕開け

みなとみらいロマンスポルノ’25で魅せた意欲的なパフォーマンス

ロックバンド・ポルノグラフィティが2025年12月31日から2026年1月1日にかけて、神奈川県のぴあアリーナMMで開催した「みなとみらいロマンスポルノ’25 ~THE OVEЯ~」が大盛況のうちに完遂しました。これは7年ぶりのカウントダウンライブとなり、約9,000人のファンクラブ会員が駆けつけた特別な機会となりました。

このカウントダウン公演では、バンドが単なる年越しを祝うだけでなく、新しい表現方法への挑戦を明確に示しました。ステージ上でのビジュアル演出から楽曲選択まで、細部にわたって工夫が施されており、ファンたちは「伝説の1日にするしかない」というメンバーのMCとともに、その意気込みを肌で感じることができたといえます。

懐かしき楽曲から新曲まで、多彩なセットリスト

本公演のセットリストは、バンドの歴史と現在を繋ぐ構成になっていました。2011年の『幕張ロマンスポルノ’11 ~DAYS OF WONDER~』以来となる「Search the best way」や、約10年ぶりとなる「スロウ・ザ・コイン」など、ファンにとって懐かしい楽曲が披露されました。これらの楽曲は、バンドが長年ファンに愛される理由を改めて実感させるものとなりました。

一方、新曲「はみだし御免」がアンコールで初披露されるなど、バンドの進化への強い意思も感じられました。また、2025年からCMソングとしても人気の「ヴィヴァーチェ」「THE REVO」のカップリング曲「Shake hands」が今回初披露となり、観客の期待を上回るパフォーマンスで応えました。

圧倒的なステージ演出と岡野昭仁の歌声

本公演で特筆すべきは、照明やビジュアルを駆使した革新的な演出です。例えば、「ラック」や「鉄槌」などの楽曲では、サービスモニターを使わず照明のみで演出されるなど、観客を異なる世界へと引き摺り込む工夫がなされました。特に「鉄槌」では、数えきれないほどの光の柱が会場中を埋め尽くし、観客が鉄格子に閉じ込められたかのような空間を体験することができたといいます。

ボーカルの岡野昭仁は、「夕陽と星空と僕」や「風波」といった楽曲で、儚くも力強い歌声を披露しました。スペーシーな空間の中での演出により、その歌声がより強く観客の心に届いたに違いありません。また、「2012Spark」ではダイナミックなボーカルが印象的で、2025年を締めくくるにふさわしいパフォーマンスとなりました。

バンドの新作「革命」が象徴するもの

本公演で最も感動的なシーンの一つが、ライブ初披露となった「極上ランディング」に続く新曲「革命」の披露でした。落ち着いたピアノフレーズで始まるこの楽曲は、やがて壮大に展開し、サビの「神聖なMOVE SILENT VOICE THE DAY HAS COME」での大合唱では、メンバーとファンとの絆が感じられるほどでした。楽曲の持つ力強さが最大限に引き出され、この日のためにつくられたかのような完璧なパフォーマンスを実現しました。

終盤では、ステージからメンバーと観客を大きな光が包み込み、2026年の行く先を指し示すかのように照らされました。これは2016年のライブ『THE WAY』から続く道を、このカウントダウンライブで答え合わせするかのようなシーンとなり、圧巻のひと言に尽きるものでした。

ファンの期待を上回る実現

約9,000人ものファンクラブ会員が集まったこのカウントダウンライブは、単なる年越しイベントではなく、バンドが示す次のステップを象徴するものとなりました。意欲的すぎるとも言える新しい表現方法の試みは、ポルノグラフィティがこれからも進化し続けることを宣言するもののようです。

2026年の幕開けとなったこのライブは、ファンたちにとって忘れられない思い出となり、同時にバンドの新たな歴史を刻む瞬間となったのです。来たる2026年、ポルノグラフィティがどのような音楽を世に送り出すのか、その動きから目が離せません。

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