小笠原諸島と東京愛らんどフェア2025(秋)の出会い

2025年9月19日(金)と20日(土)、東京都千代田区の有楽町駅前広場にて毎年恒例の「東京愛らんどフェア2025(秋)」が盛大に開催されました。今年のフェアでは、伊豆諸島小笠原諸島をはじめ、福島県も参加し、各地の特産品や文化の魅力が一堂に集まりました。特に小笠原諸島は、その自然や生活文化、希少な特産品を通じて来場者に大きなインパクトを与える存在となりました。

東京愛らんどフェアとは?

「東京愛らんどフェア」は、「東京の島には『愛』がある。」を合言葉に、都心にいながら東京諸島の多彩な魅力を体験できる一大イベントです。伊豆諸島・小笠原諸島の各町村や福島県が出展し、特産品の展示販売や郷土料理の試食、観光情報の発信、オリジナルグッズの提供、スタンプラリーなど、家族連れから観光関係者まで幅広く楽しめるよう工夫されています。

小笠原諸島──“海の世界遺産”の豊かな個性を持つ地域

小笠原諸島は東京都心から南へ約1,000kmの太平洋上に広がる大小30余りの島々から成り、独自の進化を遂げた生態系と自然景観が高く評価され、2011年にユネスコ世界自然遺産にも登録されています。島には固有の動植物、温暖な気候、透き通る海、歴史的背景など唯一無二の文化が育まれてきました。

  • 主な島:父島、母島など
  • 気候:亜熱帯性、冬も暖かくマリンレジャーに最適
  • 動植物:グリーンペペ(夜光きのこ)、オガサワラオオコウモリ(天然記念物)など多数の固有種
  • アクセス:東京・竹芝桟橋~父島間は定期船「おがさわら丸」で約24時間(空路はなし)

こうした独特の自然環境と、約150年に及ぶ島民の生活文化が小笠原の魅力を形作っています。

フェアで出会える!小笠原諸島の特産品と文化

東京愛らんどフェアでは、各島を代表する特産品の販売が目玉となっています。小笠原諸島も例外ではなく、「東京の島ならでは」の希少な逸品が訪れる人々を楽しませました。

  • パッションフルーツ、マンゴー、パパイヤなど旬の熱帯果物
  • 島レモン島唐辛子島塩など独自素材
  • 島寿司島の魚の干物や燻製、シーフード加工品
  • 黒糖やラム酒など希少な加工品
  • アクセサリー、陶芸品、島民手作りのクラフト雑貨など
  • 天然椿油やコスメ、サンドアート

さらに、キッチンカーでは現地の海産物や農産物を使った料理が振る舞われ、島の味わいをその場で楽しめるとあって人気となりました。

小笠原村ブースのにぎわいと参加者の声

フェア会場では各島ごとのブースが設けられ、小笠原村(父島、母島)が共同で出展。小笠原ならではの商品や観光資源、離島生活の奥深さをスタッフが丁寧に伝えました。

  • 見どころガイド:ホエールウォッチングやドルフィンスイム、本土とは異なる星空観察、エコツアーやダイビング情報
  • 観光パンフレット・映像展示:世界遺産の魅力を体感できる映像やリーフレットが配布され、島旅ファンの心をつかみました

来場者の中には「小笠原に行くのは大変だけど、こういったフェアで現地の人と話したり、特産品を試せるのは嬉しい」「自然遺産として知っていたが、具体的な旅のイメージが湧いた」といった感想が多数寄せられ、島と都心の距離が縮まる場となりました。

フェアに参加することで得られるメリット

  • 都市部に住んでいても、離島の文化や自然、食を気軽に体験できる
  • 観光前の情報収集や相談が直接できる
  • 島でしか手に入らない限定商品を入手できる
  • スタンプラリーなどで景品ゲットのチャンスも

こうした交流型イベントは、参加者・主催者・島の人々にとって多様な価値をもたらしているのです。

「島の価値」と都市イベントの意義

環境省が世界自然遺産として認定し、都もサステナブル観光を推進する小笠原諸島。アクセスの難しさとは裏腹に、現地の人々は豊かな資源を守りつつ観光客を温かく迎え、持続可能な地域発展を目指しています。その一環として開催される都市型イベントは、消費者と生産者を結び、理解・関心を深める絶好の場です。

最近では、離島産品のブランド力が高まり、
農・水産物の直送販売や地元コラボ商品も登場。小笠原村の郷土芸能や子どもたちの伝統ダンス、映像による紹介、オンライン体験会など、新たな広がりを見せています。

福島県の参加との連携──被災地応援も主眼に

本フェアでは2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた福島県も継続出展し、特産品販売や観光復興のアピールが行われました。島々の「相互扶助」「地域連携」という精神が、都市部イベントの大きなテーマにもなっています。

イベント主催・開催概要

  • イベント名:東京愛らんどフェア2025(秋)
  • 日程・時間:2025年9月19日(金) 15:00~20:00 / 20日(土) 11:00~19:00
  • 会場:有楽町駅前広場(東京都千代田区有楽町2-7-1)
  • 入場料:無料
  • 主催:伊豆諸島・小笠原諸島地域力創造対策協議会
  • 出展:大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ヶ島村、小笠原村、福島県

ご来場のお勧めと今後

伊豆諸島・小笠原諸島の魅力が凝縮される「東京愛らんどフェア」は、島ファンはもちろん、「まだ行ったことがない」「どんな場所か知らない」という方にも絶好のイベントです。会場では、専門スタッフの分かりやすい案内や資料提供も充実。毎年秋の開催が恒例となっているので、次回も見逃せません。

まとめ:東京都心で感じる“小笠原の風”

「東京愛らんどフェア2025(秋)」を通じて、小笠原諸島の魅力や特産品、現地の空気感が多くの人に届けられました。このイベントは、都市と離島の距離を縮め、人々の心に新しい旅や食、出会いのヒントを運んでいます。いまや東京都民だけでなく全国規模で注目されるフェアとなった本イベント。ぜひ来年も足を運び、島々が誇る自然と文化、そして人々の温かい心に触れてみてください。

参考元