野毛山動物園が約2年休園へ リニューアルで生まれ変わる横浜の人気スポット

横浜市西区にある野毛山動物園が、2027年1月初旬から2029年前半まで約2年間の休園を予定しています。この決定は、施設の老朽化対策やバリアフリー化、動物の飼育環境改善を進めるための大規模リニューアル工事のためです。横浜市は3月13日の市会常任委員会でこの方針を説明しました。

休園の背景とこれまでの歴史

野毛山動物園は、開園から70年以上が経過した横浜の老舗動物園です。多くの世代の人々に親しまれてきましたが、施設の老朽化やバリアフリー対応の不足、動物の飼育環境の課題が指摘されていました。そこで、2024年に横浜市が「野毛山動物園リニューアルプラン」を策定し、本格的な整備に着手しました。

すでに2025年4月(令和7年4月)には、第一弾として子どもたちが動物とふれあえる「なかよし広場」などのリニューアルがオープン。モルモットなどの小動物との触れ合いが楽しめるスペースとして、家族連れに好評でした。

しかし、今回の休園はより大規模な工事が必要なためです。中心部や複数エリアを改修し、親子で動物とのふれあいをより楽しめる場に進化させるのが目標です。市みどり環境局によると、休園期間中も動物の様子を動画で配信したり、他の動物園でサービスを補完する計画です。

新施設の魅力 「ズーペリエンタ!センター」が登場

リニューアルの目玉は、約2000平方メートルの屋内施設「ズーペリエンタ!センター」です。ここでは、マヌルネコや日本で同園でしか見られないカグー(絶滅危惧種の鳥)などを展示します。動物の観察・遊び・休息が一体となった空間で、雨の日でも安心して楽しめます。

また、「エントランスエリア」ではペンギンが来場者を出迎える工夫が予定されています。入口からワクワク感を演出し、子どもたちの好奇心を刺激します。

さらに、「のげやまインクルーシブ構想」の一環として、障害児支援拠点の整備やバリアフリー化を進めます。2024年度にはふれあいコーナーや休憩棟の先行整備も行われ、2028年度の完成を目指しています。

神奈川新聞の報道では、28年度に第1期設備を完成させ、2期目でキリンやシマウマなどの人気動物を近い距離で見られる展示施設にリニューアルする可能性も示唆されています。これにより、動物園の魅力がさらに向上するでしょう。

動物たちの移動と休園中のサービス

現在、野毛山動物園では約60種1200点の動物を飼育しています。休園にあたり、動物たちは順次移動します。横浜市が運営するよこはま動物園ズーラシア金沢動物園で、野毛山動物園から来た動物を展示。遠足の受け入れや子ども向けプログラムを拡充します。

園内に残る動物の様子は、ホームページやSNSで動画配信。野毛山公園ではモルモットのふれあい体験を実施予定です。これで、休園中も動物園のファンをつなぎ止めます。

動物園の公式サイトでは、「これまで多くの世代の皆さまに親しんでいただき、たくさんの温かい応援に支えられてきました」と感謝の言葉を述べ、休園中も情報発信を続けるとしています。

来場者減少の課題と転換期

近年、トラやライオンの姿がなくなり、来場者数が減少傾向にありました。横浜市は3つの動物園を整備し、神奈川県内の「ノートの片隅」で存在感を発揮する転換期を迎えています。リニューアルにより、人気動物の復活や新しい体験が期待されます[クエリ内容]。

地域の期待と未来像

野毛山動物園は、横浜西区老松町の丘に位置し、無料入園という親しみやすさで地元民に愛されてきました。休園は寂しいですが、新しい施設で動物福祉を重視した現代的な動物園に生まれ変わります。親子で楽しめる空間、バリアフリーの充実、希少動物の展示――これらが揃えば、再開時の来場者数はきっと増えるはずです。

横浜市は、休園を機に「のげやまインクルーシブ構想」を通じて、動物園と公園、図書館を連携。地域全体をインクルーシブ(誰もが参加できる)な場所に変えます。

動物園関係者は「親子での楽しみをより充実させ、動物福祉への配慮を進めます」と意気込みを語っています。2029年前半の再開が待ち遠しいですね。

皆さんも、休園までの期間や再開時に訪れて、野毛山動物園の魅力を感じてみてください。きっと、心温まる思い出ができますよ。

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