北海道別海町から出張収録!陸・海・空で10時間かけて会う超別居婚カップル

日本テレビの長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」(ABCテレビ・テレビ朝日系)が、北海道東部の別海町から出張収録を行い、視聴者の心を大きく揺さぶるニュースが話題となっています。今月23日と30日の放送では、信じられないような距離を隔てながらも愛を育むカップルたちの姿が紹介され、多くの視聴者から感動の声が上がっています。

別海町は東京23区のおよそ2倍の面積を持つ自然豊かな街です。人口は約1万4千人に対し、乳牛の数はなんと7倍以上の約11万頭という、北海道を代表する酪農地帯として知られています。この地から出張収録された番組では、通常では想像しがたい恋愛の形が紹介されることになったのです。

1500km離れた北海道別海町と東京・三宅島の”超別居婚”

11月23日の放送で紹介されたのは、北海道別海町と東京都三宅島に暮らすカップルです。このカップルは驚くべきことに、1500kmもの距離に隔てられながら結婚生活を送っています。夫は別海町で雪印メグミルク社の別海工場に勤務し、妻は東京都三宅島で暮らしています。

二人が会うためには、実に10時間以上の移動時間が必要です。夫が妻に会うには、別海町から車で40分かけて根室中標津空港に向かい、そこから飛行機で1時間40分かけて羽田空港に到着します。その後、東京・浜松町から大型客船・橘丸に乗り込み、6時間30分かけて東京都心から南へ約180km離れた三宅島に到着するという、陸・海・空を駆使した移動が必要なのです。

寂しさを紛らせるため、夫の1DKの自宅には妻からもらったものや妻に関するものを飾るコーナーが設けられているとのこと。二人は大学時代のバイト先で知り合い、東京での同棲を夢見ていました。しかし、妻が東京都の職員となった後、夫の就職先が北海道の別海町に決まったという、人生を大きく左右するような出来事が起きたのです。その報告を受けた妻は号泣したといいます。こうして超遠距離で交際を続け、2025年4月に結婚。二人は毎日のように連絡を取り合い、この不便さや自然の豊かさについてお互いにマウントを取り合っているというユニークな関係を築いています。

3万円で参加できる”奇跡の婚活イベント”「菊と緑の会」

11月30日の放送では、さらに驚くべき出会いのストーリーが紹介されました。それは大阪の女性と別海町の酪農家男性を結ぶ、超ニッチな婚活イベントについてです。

わずか3万円で北海道体験と婚活が実現

「菊と緑の会」という婚活イベントは、非常にユニークなコンセプトで企画されています。「菊」は枚方市の名物である菊人形を、「緑」は別海町の大地を指し、大阪の女性と別海町の酪農家男性に絞った婚活イベントとして開催されています。参加を希望した大阪の女性は、驚くことにわずか3万円の費用で3泊4日の北海道旅行ができるという、非常にお得な企画なのです。

婚活イベント後には、子牛の餌やりや清流カヌー、星空鑑賞会など、北海道ならではの体験が用意されています。これまでの41回の開催で実に97組が成婚したというから、その成功率の高さに驚かざるを得ません。

東京ドーム13個分の牧場を営む夫と大阪出身の妻

今回紹介されたカップルの夫は、別海町で父と共に牧場を営んでいます。その牧場の広さは約60ヘクタール、つまり東京ドーム13個分もの広さがあり、約100頭の乳牛を飼育しています。搾乳は1日2回、掃除と餌やりは1日3回を、早朝から年中無休でこなすという、過酷な労働環境での営農が続いています。

一方の妻は、大阪府枚方市の出身です。今年の5月に北海道へ移住し、新しい牧場の妻としての生活を開始しました。夫の父も「明るくて仕事もやってくれ助かっている」と、嫁の活躍ぶりに大絶賛しているとのこと。移住先での新しい生活に順応し、酪農家の妻として頑張っている妻の姿が印象的です。

二人の出会いから結婚までの感動ストーリー

二人の出会いは2年前、「菊と緑の会」に参加したことがきっかけでした。イベント初日の夜、全員で食事をした後は1対1に分かれての5分間トークが行われます。妻のプロフィール欄に「好きな食べ物:和・洋・中」と記載されていたことに、料理好きの夫が食いつき、食べ物の話題でお互いに好印象を抱いたといいます。

その2ヶ月後、夫が大阪を訪れ、「結婚を前提にお願いします」と交際がスタートしました。二人は毎日のように連絡を取り合い、月1回のペースでデートを重ね、愛を深めていったのです。昨年8月には、夫が大阪から岡山・高知へ出かける際にプロポーズしようと、指輪を用意していました。

パジャマ姿でのプロポーズは一蹴?

しかし、夫は指輪を妻の実家に忘れてしまうというハプニングが発生。大阪に戻ってからパジャマ姿で指輪を渡そうとするも、妻からは「違う!」と一蹴されてしまったとのこと。この場面はMC藤井隆と井上咲楽をほっこりさせ、視聴者にも大きな笑いと感動をもたらしました。こうした紆余曲折を経ながらも、二人は今年2月に結婚に至ったのです。

北海道の魅力を再発見させる出張収録

別海町は日本の酪農の心臓部ともいえる地域です。生乳生産量が日本一であり、自然豊かな環境の中で日本の食料を支えている農家たちが営農を続けています。「新婚さんいらっしゃい!」の出張収録では、MC二人が「道の駅おだいとう」を訪問し、乳製品や海の幸などの特産品に触れました。特に牛乳は「香り豊かで濃厚だけどすっきりした味わい」と、その品質の高さに感動を示しています。

この出張収録を通じて、別海町の素晴らしさが全国に発信されることになりました。若者が都会を離れて地方に移住し、新たな人生をスタートさせるというストーリーは、現代社会における人口減少や地方活性化の課題を考える上でも、非常に示唆的な内容となっています。

視聴者を魅了する二つのカップルの物語

今回の別海町からの出張収録では、二つの異なるカップルのストーリーが紹介されました。一つは1500km離れた場所で新婚生活を送る超別居婚カップル、もう一つは婚活イベントという運命的な出会いから結婚に至ったカップルです。

どちらのカップルも、通常では想像しがたい状況の中で愛を育み、人生を歩んでいます。1500km離れていても愛が冷めない、わずか3万円の婚活イベントで人生が変わる、そうした人間ドラマが展開されている別海町という地域が、多くの視聴者の心を掴んでいるのです。

長寿バラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」が今なお視聴者から支持を受け続ける理由は、こうした予測不可能な人生ドラマと、新婚夫婦の素直なトークにあるのでしょう。北海道別海町からの出張収録は、その魅力を改めて示す素晴らしい企画となったといえます。

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