ジャンプ最新ニュース:「呪術廻戦」完結後初・芥見下々氏原作の新連載『呪術廻戦≡(モジュロ)』がスタート

ジャンプの漫画ファンを驚かせた新連載

2025年9月8日、『週刊少年ジャンプ』41号の発売と同時に、満を持してスタートした新連載が話題をさらっています。そのタイトルは『呪術廻戦≡(モジュロ)』。本作は、2024年9月に歴史的連載の幕を下ろした「呪術廻戦」の公式スピンオフです。原作を手掛けるのは、もちろん芥見下々氏。そして作画は『暗号学園のいろは』で知られる岩崎優次氏が担当します。二人のコラボレーションによる新たな呪術の物語が、ジャンプ誌面を再び熱くしています。

『呪術廻戦≡』とは~“近未来”が舞台の短期集中スピンオフ

  • 本作は「呪術廻戦」の近未来を描くスピンオフ作品です。舞台や時代設定をリセットしつつ、呪術という根幹のテーマを活かした新たな物語展開が期待されています。2025年41号の「週刊少年ジャンプ」では表紙&巻頭カラー54ページという大きな扱いで掲載されました。
  • この作品は「短期集中連載」として告知され、芥見氏自身が「半年ほどお世話になります」とコメントしており、およそ半年間の短期集中型連載となる見込みです。
  • 作画を担当する岩崎優次氏は、緻密な描写と繊細なキャラ表現で定評があり、これまでの呪術廻戦本編とは違った作画タッチも楽しめる作品となっています。

芥見下々氏の初「原作担当」への挑戦とこだわり

芥見下々氏が「初めて原作担当として連載を持つ」ことも、大きな注目を集める理由です。これまでもスピンオフ企画のオファーは何度か舞い込んでいましたが、「自分が直接関わらない形で作品タイトルだけが一人歩きすること」を懸念し、お断りしてきたと明かしています。今回は、「本編で描ききれなかった部分」や「設定を突き詰めた先」、「もし時代を変えたら、パラレルなら」といったアイデアが実現すればと、自ら原作に挑戦した強い思いが背景にあります。

気になる物語のあらすじやテーマ

  • 物語の詳細や舞台設定は連載内でこれから明かされていくとのことですが、「近未来」をテーマにした呪術廻戦の世界観が描かれ、従来のキャラクターや社会背景とは異なる新鮮な展開が予想されています。
  • 呪術師や呪いといった軸はそのままに、テクノロジーが進化した未来社会での「呪術」の意味や、人間と呪いの在り方にどんな変化が生まれるのかが最大の見どころです。
  • 初回は壮大な導入ストーリーとなっており、新キャラクターたちが登場します。彼らがどのように呪いと向き合い、どんなドラマを紡いでいくのか、今後の展開から目が離せません。

作画・岩崎優次氏との新タッグ

「呪術廻戦≡」の特徴のひとつが、芥見下々氏と岩崎優次氏という新しいタッグによる作品作りです。岩崎氏は同誌連載の『暗号学園のいろは』などで卓越した画力を披露してきた人気作家。繊細で臨場感あるバトル描写やキャラクター表現が特長であり、今回もジャンプ編集部やファンの期待を集めています。実際、掲載されたイラストや初回の原稿からも、従来の呪術廻戦とは異なる新たな世界観が表現されており、両者のコラボが生む新鮮な衝撃が感じられます。

芥見下々氏・岩崎優次氏からのコメント

  • 芥見氏は今回の新連載について「漫画という媒体で自分以外の人が作ることに怖さがあった」と述べつつ、「本編をもっと掘り下げたい、もしこの部分をパラレルで描けたら…という野心を持っている」と胸中を語りました。
  • 岩崎氏は「芥見先生の世界観を絵で表現するとともに、新たな呪術廻戦像を読者に提示したい」とコメント。“岩崎タッチ”が新しい呪術廻戦世界をどう彩るのか、すでに読者から多くの期待の声が上がっています。

呪術廻戦IPの最新展開:アニメ・劇場版・小説も続々

  • 今回のスピンオフ新連載と並行し、呪術廻戦IPの拡張も続いており、2025年11月7日には「#渋谷事変 特別編集版×死滅回游 先行上映」劇場版が全国公開予定。2026年1月からは、テレビアニメ第3期『呪術廻戦』「死滅回游 前編」の放送が控えています。
  • さらに、「ダイナー」や「他人事」などで知られる作家・平山夢明氏によるスピンオフ小説企画も進行中です。

「呪術廻戦」本編はどんなフィナーレを迎えたか

「呪術廻戦」本編は2018年3月から約6年半、週刊少年ジャンプ誌上で連載されました。呪術師たちが人間の負の感情から生まれる「呪い」と対峙し、命を懸けて戦う壮大なダークファンタジーです。最終回(2024年9月)で物語は見事に完結し、シリーズ累計発行部数は1億部突破を記録するなど社会現象となりました。

ファンの声と今後の期待

  • ジャンプ読者や呪術廻戦ファンからは、「本編の完結から1年も経たず再び芥見ワールドに浸れる幸せ」「近未来設定の斬新さが楽しみ」「岩崎氏の絵で新たな呪術バトルが見られるのが待ちきれない」といった反応が数多く挙がっています。
  • また、「原作と作画の完全分業体制に期待」「短期集中連載で新しいジャンルが切り拓かれるか注目」といった声も寄せられ、掲載誌の売上やSNSトレンドでも存在感を見せています。

まとめ:新世代マンガの幕開け

『呪術廻戦≡(モジュロ)』は、ジャンプの看板作品としての呪術廻戦本編の“完結”という大きな区切りを経て、芥見下々氏が全く新しい視点・設定で挑む意欲作です。ジャンプの読者にとってはさらなる「呪術廻戦」体験の始まり。漫画界の新たな話題作が、今「ジャンプ」から動き出しています。

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