南海電鉄加太線に「YOASOBI ワンダラ号」登場!人気音楽ユニットとの夢のコラボが実現
和歌山の加太線を彩る新たなラッピング列車
南海電鉄加太線に、この秋新たな話題列車が登場しました。その名も「YOASOBI ワンダラ号」。この特別列車は、世界的に人気を集める音楽ユニット「YOASOBI」と、南海電鉄の加太線で活躍してきた個性派ラッピング車両「めでたいでんしゃ・かなた」とのコラボレーション企画によって誕生しました。
この期間限定企画は、2025年9月23日(火・祝)から12月24日(水)までの運行を予定しています。通常の加太線の風景とは打って変わった、カラフルで芸術的なYOASOBIの世界観を映し出すビジュアルが車体を彩り、鉄道ファンのみならず、地元住民やYOASOBIファンにも大きな注目を集めています。
きっかけはYOASOBI和歌山公演 「WANDARA」と加太線の地域連携
このコラボレーション企画の背景には、2025年秋に開催される「YOASOBI HALL TOUR 2025 WANDARA」和歌山公演の存在があります。南海電鉄は、和歌山公演で盛り上がる地域をさらに活性化し、公演会場に足を運べない人にもイベントの高揚感や楽しさを届けたいという思いから、今回の「YOASOBI ワンダラ号」運行を実現しました。
また、このコラボ企画は地元の飲食店や観光拠点を巻き込み、「音楽」と「地域」が一体となるお祭りムードを創出。鉄道を活用しながら、沿線の活性化や観光振興を目的とした壮大なプロジェクトとして、多方面で期待されています。
YOASOBIワンダラ号だけの仕掛けが満載
- オリジナルラッピング:YOASOBIの楽曲世界観を反映したデザインで、外観・内装の両方が特別仕様に。普段の「めでたいでんしゃ・かなた」とは異なる幻想的な雰囲気に包まれます。
- 特別車内アナウンス:FM802の協力により、DJ樋口大喜さんがYOASOBIの魅力を伝える特別音声コンテンツ「YOASOBIのめでたいクイズ!」を放送。終点の加太駅ではYOASOBIメンバー本人による到着アナウンスが流れる貴重な体験も待っています。
- 記念乗車券・入場券:公演デザインを施した限定台紙の記念乗車券や入場券が、和歌山公演会場や加太線沿線主要28駅で発売されます(会場先行販売:9月25日・27日・28日、一般販売:10月1日~12月31日)。
- 駅構内アナウンス:10月1日からは一部駅構内でYOASOBIによる特別アナウンスもオンエア。鉄道ファンだけでなく、日常利用者にも特別なひとときを届けます。
限定イベントやFM802とのタイアップも
このコラボレーション企画は列車運行だけでなく、2025年9月17日(水)から3か月にわたりFM802と連携したラジオ番組も展開されます。YOASOBIの音楽とともに旅情を味わうことができる仕掛けとなっており、聴覚からも加太線の旅の魅力を感じられる工夫が盛り込まれています。
また、「YOASOBI ワンダラ号」による撮影会の開催や、沿線店舗を巻き込んだイベント企画も検討されており、加太線全体が一つの舞台となる形での盛り上がりが期待されています。
「めでたいでんしゃ・かなた」とは?
元々のベース車両となる「めでたいでんしゃ・かなた」は、南海電鉄加太線で運行している地域密着型のラッピング列車です。「めでたい」をコンセプトに、地元・加太の名物や縁起物をモチーフとしたカラフルな装飾が特徴で、観光列車としても高い人気を誇ってきました。今回の「YOASOBI ワンダラ号」は、その“かなた号”をさらに音楽とデザインでグレードアップした新たな試みとなります。
和歌山~加太間の新たな観光資源として
和歌山市内を走る加太線は、観光地・加太の玄関口として知られ、古くから地元住民や観光客に親しまれてきました。「YOASOBI ワンダラ号」の期間限定運行は、鉄道をきっかけに若年層や県外からの観光需要喚起にもつながると期待されています。
また、YOASOBIファンが加太線を訪れることで地域の回遊性が高まり、観光消費の拡大や地域コミュニティの活性化が促進されるなど、多角的な効果も想定されています。
ファンや地域からの反応
発表直後からSNSやメディアにも大きな反響が寄せられ、「YOASOBIの世界観に浸れる特別な列車体験を楽しみにしている」「加太線の魅力が全国へもっと広まってほしい」など、期待の声が多く見られます。また、地域住民からも「地元の活性化への大きな一歩」として歓迎されています。
今後の展開と注意事項
- 「YOASOBI ワンダラ号」の運行期間は2025年9月23日~12月24日まで(予定)。混雑が予想されるため、事前に運行ダイヤ等の確認をおすすめします。
- 記念乗車券・入場券は数量限定での販売となり、早期完売の場合は追加販売等がありません。入手希望の方は、なるべく早めの購入が推奨されます。
- 今後も地元自治体や企業との連携企画が予定されています。地域全体で音楽・鉄道・観光を融合したまちづくりを目指す動きにも注目が集まります。
おわりに
今回の「YOASOBI ワンダラ号」は、南海電鉄とYOASOBI、地域の人々が協力して実現した、まさに“夢の共演”です。音楽の力と地域愛が詰まったこの列車が、たくさんの人々の心に残る思い出を刻むことでしょう。和歌山・加太線の新たなシンボルとなった「YOASOBI ワンダラ号」を、ぜひ現地で体感してみてはいかがでしょうか。