仲村トオルが語る「ビー・バップ・ハイスクール」青春の記憶 清水でファン大集結の祭典
静岡県静岡市清水区で、伝説の映画「ビー・バップ・ハイスクール」のロケ地となった清水駅前銀座商店街が、12月13日と14日の2日間、熱気あふれるイベント会場に変わりました。このイベント「清水 ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎祭」は、1985年に公開された第一作の40周年を記念したもので、俳優の仲村トオルさんをはじめ、ファンの皆さんが集まり、昭和の青春を振り返る素敵な時間となりました。
イベントの舞台裏、仲村トオルさんの登場に会場沸く
イベント初日の12月13日、メイン会場の清水駅前銀座商店街では、午前中から多くのファンが詰めかけました。オープニングセレモニーでは、仲村トオルさんと静岡市長の難波喬司さんが登壇。仲村さんは、映画で演じたヒロシ役の思い出を優しく語り、会場を温かい雰囲気に包みました。
仲村さんは、監督の那須博之さんについて「最強の演出だった」と回想。那須監督の情熱的な現場の様子や、共演者の中山美穂さんとのエピソードも披露し、ファンを喜ばせました。映画公開当時の清水の賑わいが、今また蘇るような感動的なトークでした。
セレモニー後には、サブ会場のエスパルスドリームプラザ内MOVIX清水で、仲村さん、瀬木一将さん、多加野詩子さんが出演した舞台挨拶付き上映会も開催。映画ファンにとっては、夢のような時間となりました。
コスプレで再現！ 商店街が「ビーバップ」の世界に
イベントの目玉の一つは、清水駅前銀座商店街でのツッパリコスプレコンテスト。学ランやセーラー服に身を包んだ参加者たちが、映画のワンシーンを再現し、コンテストで熱演を繰り広げました。コスプレ可能エリアが設けられたおかげで、誰でも気軽に昭和のヤンキー姿を楽しめました。
- 参加者は映画の名シーンをポーズで決め、大盛り上がり。
- ご当地アイドルOrange Leafさんの昭和歌謡ライブも大人気。
- 昭和と令和ギャップでショーでは、昔の写真と今の姿を比較し、笑いが絶えませんでした。
商店街には、映画全6作の観賞スペースが3箇所設置され、仲村さんのスペシャルコメント映像も上映。ロケ地ポイントを巡る聖地巡礼ツアーも実施され、普段は見られない特別な場所をガイド付きで回れました。
地域活性化の想い、清水の未来へつなぐ
このイベントは、単なるファンイベントにとどまらず、清水区の地域振興プロジェクトとしても位置づけられています。清水駅前銀座商店街を中心に、行政や地元企業が連携。昭和100年の節目を迎えた2025年、映画の魅力を引き金に、街のにぎわいを復活させようという温かい取り組みです。
初日10時から20時、二日目10時から18時まで、メイン会場は清水駅前銀座商店街、サブ会場はエスパルスドリームプラザ。雨の日でも楽しめるよう、屋内スペースも充実していました。
さらに、JTBエンタテインメントが提供するツアープランでは、上映会チケット付きの宿泊プランが人気。全国から訪れたファンが、清水のホテルに泊まりながらイベントを満喫しました。
那須博之監督の遺産、俳優たちの熱い回想
イベントレポートによると、仲村トオルさんをはじめとするキャストは、那須監督の「最強」の演出を称賛。監督の厳しくも愛情深い指導が、映画の熱気を生んだと語りました。中山美穂さんとの共演シーンでは、撮影中の楽しいハプニングも明かされ、会場は笑顔に包まれました。
映画「ビー・バップ・ハイスクール」は、1985年から1990年にかけて全6作が公開され、不良高校生の友情と喧嘩を描いた青春アクション。清水の商店街が舞台となり、地元の人々にも愛される作品となりました。
ファンたちの声、世代を超えた感動
イベントを取材したところ、40代以上のファンが中心でしたが、若い世代も多く訪れました。「ビーバップを見てヤンキーになりたくなった」「清水の街がこんなに活気づくなんて嬉しい」との声が。子どもの遊び場「ビバしみず」も設けられ、家族連れで楽しむ姿が微笑ましかったです。
聖地巡礼ツアーでは、静岡鉄道長沼車庫での特別上映も。10時から15時（最終入場14時30分）で、映画ファンにはたまらない内容でした。
商店街のにぎわい復活へ、持続可能なイベントへ
主催者は「清水の魅力を全国に発信し、持続可能なイベントに育てたい」と意気込み。グッズ販売やチケットも公式サイトで好評でした。映画公開40周年の節目に、街全体が一つになったような一体感がありました。
12月16日頃、イベントの余韻がSNSなどで話題に。仲村トオルさんのトークが特に注目を集め、「また来年もやってほしい」という声が相次いでいます。
この祭典は、昭和の熱気を現代に蘇らせ、静岡・清水の未来を明るく照らすきっかけとなりました。映画のファンも、地元の人も、心温まる2日間を過ごせたことでしょう。
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