虎ノ門ヒルズに「生木の森」が出現 インスタレーションとイルミネーションで楽しむクリスマス2025

東京・港区の虎ノ門ヒルズで、今年もクリスマスシーズンならではの華やかなイベント「TORANOMON HILLS CHRISTMAS 2025(虎ノ門ヒルズ クリスマス2025)」が開催されています。期間は2025年11月22日(土)から12月25日(木)までで、施設全体がクリスマスムード一色に染まります。ステーションタワーB2階のステーションアトリウムには、生木をふんだんに使った大規模なインスタレーションが登場し、訪れる人々を“森”の世界へと誘います。

この記事では、虎ノ門ヒルズのクリスマス企画の見どころを中心に、同時期に開催されている麻布台ヒルズ丸の内

「TORANOMON HILLS CHRISTMAS 2025」とは?

「TORANOMON HILLS CHRISTMAS 2025」は、森ビルが展開する「CHRISTMAS HILLS 2025」の一環として行われる冬の一大イベントです。六本木ヒルズ、麻布台ヒルズ、表参道ヒルズ、アークヒルズなどと並び、虎ノ門ヒルズもクリスマス仕様に彩られています。

今年の虎ノ門ヒルズの大きな特徴は、“生木”を使ったインスタレーションが楽しめることです。ステーションタワーB2階のステーションアトリウムに、10種類を超える針葉樹を組み合わせた「森」が出現し、訪れる人が五感で味わうクリスマス空間を演出しています。

  • 開催期間:2025年11月22日(土)〜12月25日(木)
  • 場所:虎ノ門ヒルズ ステーションタワーB2F ステーションアトリウム ほか施設内
  • 入場料:インスタレーション観覧は無料

仕事帰りや休日のショッピングのついでに、ふらりと立ち寄って楽しめる気軽さも魅力です。

生木の“森”インスタレーションの見どころ

今回のインスタレーションは、「食」をテーマに独自の表現を続けているアーティスト諏訪綾子さんが初めて手がけるクリスマス作品です。 テーマは「森をあじわう TASTE in the woods」

会場は、単なるオブジェ展示ではなく、「香り・音・味わい」を感じる体験型の空間として作り込まれているのがポイントです。

  • 生木が放つフレッシュな香りが、会場全体を包み込む
  • 森の中にいるような音響演出で、都会にいながら自然の気配を感じられる
  • 森を囲むようにダイニングテーブルが配置され、人々が集い、語らい、味わう場として機能する

「森のひととき」を共有することで、クリスマスらしいあたたかさや、心のゆとりを感じてもらうことを目指した空間づくりになっています。

商業施設の中とは思えないほど、緑のボリューム感があるため、写真映えスポットとしても人気を集めそうです。子ども連れのファミリーはもちろん、一人で静かに楽しみたい方にもおすすめできる、落ち着いた雰囲気が魅力です。

街全体を包むイルミネーションとクリスマス装飾

虎ノ門ヒルズでは、ステーションタワーだけでなく、ビジネスタワーや森タワーなど各棟にもクリスマス装飾が施され、街全体でホリデーシーズンを盛り上げています。

具体的な装飾のディテールは施設ごとに異なりますが、シックで落ち着いた都会的なデザインを基本にしつつ、ところどころに遊び心のあるライトやオーナメントが取り入れられています。仕事でこのエリアを訪れるビジネスパーソンにとっても、ほっと一息つける風景になっているでしょう。

夕方以降は、施設の外周や公開空地まわりのライトアップも加わり、ビル群のきらめきとイルミネーションが溶け合うような景色が楽しめます。撮影の際は、通行の妨げにならない場所からゆっくり撮るのがおすすめです。

クリスマス限定グルメ&ギフトも充実

クリスマスの楽しみといえば、美味しいものとギフト選びも欠かせません。虎ノ門ヒルズの商業店舗でも、期間中はクリスマスケーキ、パネトーネ、ローストチキンといった定番メニューから、各店舗オリジナルのホリデースイーツまで、幅広いラインナップが登場しています。

また、ギフト需要に合わせて、

  • ホリデー限定パッケージのお菓子
  • 冬のティータイムにうれしい紅茶・コーヒーセット
  • 自分へのご褒美にもぴったりなビューティーアイテム
  • オフィスで配りやすい小分けのお菓子

など、「もらってうれしい」「贈って気持ちが伝わる」ギフトが多数そろいます。

「CHRISTMAS HILLS 2025」全体としては、デジタルスタンプラリーも展開されており、六本木ヒルズ、麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、表参道ヒルズ、アークヒルズを巡ってスタンプを集める楽しみ方も用意されています。 虎ノ門ヒルズを起点に、他のヒルズエリアもあわせて回ってみるのも良さそうです。

麻布台ヒルズの「クリスマスマーケット」とのはしごもおすすめ

同じ森ビルグループの麻布台ヒルズでは、中央広場(麻布台ヒルズアリーナおよび芝生エリア)で「麻布台ヒルズ クリスマスマーケット 2025」が開催されています。

  • 開催期間:2025年11月22日(土)〜12月25日(木)
  • 時間:11:00〜21:00
  • 出店数:グルメや雑貨など全17店舗が登場

マーケットでは、寒い時期にうれしいホットドリンクや、ライブ感あふれる屋台風グルメ、クリスマスを彩るオーナメントや雑貨などが並びます。 1,000円以下で楽しめる手頃なフードや小物も多く、気軽に立ち寄って少しずつ味見するスタイルで楽しめるのが魅力です。

また、期間限定の「もみの木 shop」や、いつどこに現れるか分からないサンタクロースとのグリーティングなど、家族連れでのお出かけにうれしいコンテンツも用意されています。

虎ノ門ヒルズと麻布台ヒルズは距離も近いため、昼間は麻布台ヒルズのマーケットで食べ歩きとショッピングを楽しみ、夕方から夜にかけては虎ノ門ヒルズの“森”インスタレーションとイルミネーションをゆっくり楽しむ、というルートもおすすめです。

丸の内エリアのクリスマスマーケットも人気

一方で、東京駅周辺の丸の内エリアでも、毎年恒例のクリスマスマーケットやイルミネーションが注目を集めています。レンガ造りの建物や並木道に電飾が輝き、ヨーロッパの街角のような雰囲気が味わえるのが丸の内の魅力です。

会場には、ホットワインやソーセージといったドイツ風のフードをはじめ、クリスマス雑貨、キャンドル、リースなど、ギフトにも自宅用にも便利なアイテムがずらりと並びます。虎ノ門ヒルズや麻布台ヒルズの洗練された都会的な雰囲気と比べると、丸の内は少しクラシックで温かみのある世界観が楽しめるのが特徴です。

都心でのクリスマス散策を計画している方は、

  • 昼:丸の内でマーケット&イルミネーション散策
  • 夕〜夜:虎ノ門ヒルズの“森”インスタレーションと装飾を堪能
  • その合間に麻布台ヒルズのマーケットでグルメ休憩

といった、複数エリアを巡るプランを立ててみるのも良いかもしれません。

アクセス・楽しみ方のポイント

虎ノ門ヒルズは、地下鉄やバスなど交通アクセスが良く、仕事帰りの寄り道にも、休日のお出かけにも利用しやすい立地です。ステーションタワーB2階のステーションアトリウムは、屋内で天候に左右されにくいため、寒い日や雨の日のお出かけ先としても安心です。

楽しみ方のポイントとして、

  • ゆっくり香りを味わう:会場は「香り」も大事な要素になっているので、足早に通り過ぎてしまうのではなく、すこし立ち止まって深呼吸してみるのがおすすめです。
  • 写真はまわりに気を配りながら:人気の時間帯は多くの人でにぎわうため、撮影の際は他の方の通行や視界を妨げないように配慮しましょう。
  • カフェやレストランと組み合わせて:施設内には飲食店も豊富なので、インスタレーションを楽しんだ後に、クリスマス限定メニューを味わうプランもおすすめです。
  • 他のヒルズとのはしご:「CHRISTMAS HILLS 2025」のスタンプラリーを活用すれば、一日でいくつかのエリアを楽しく回ることができます。

まとめ:都会の真ん中で「森のクリスマス」を体験

虎ノ門ヒルズの「TORANOMON HILLS CHRISTMAS 2025」は、都心のビル群の中に本物の生木の“森”を立ち上げることで、日常の喧騒から少しだけ離れた特別な時間を提供してくれるイベントです。

香り、音、光、そして人々のにぎわいが重なり合う空間は、大人にとっては癒やしのひとときに、子どもにとってはワクワクする冬の思い出になるでしょう。麻布台ヒルズや丸の内エリアのクリスマスマーケットとあわせて訪れれば、2025年のクリスマスシーズンを、より豊かに味わうことができそうです。

参考元