第76回NHK紅白歌合戦 出場者発表!時代を映す新星とベテランが集う2025年大晦日

2025年も年末恒例の「第76回NHK紅白歌合戦」が12月31日に放送されます。今年の出場歌手37組が11月14日に発表され、大きな注目を集めています。今年は初出場10組を含む、令和を代表するアーティストや昭和から活躍し続けるベテラン勢が勢ぞろい。年齢や世代を超えて、多様な音楽の魅力を伝えてくれるラインナップとなっています。ここでは、発表された出場者一覧と、その特徴、話題となっている背景をやさしく解説します。

紅白歌合戦2025年 出演者一覧

  • 出場歌手数:37組(紅組20組・白組17組)
  • 初出場:10組(紅組8組・白組2組)
  • 昨年の勝敗:紅組34勝・白組41勝(2024年は白組が勝利)

2025年紅組アーティスト(50音順・カッコ内は出場回数)

  • アイナ・ジ・エンド(初)
  • あいみょん(7)
  • ILLIT(2)
  • 幾田りら(初)
  • 石川さゆり(48)
  • 岩崎宏美(15)
  • aespa(初)
  • CANDY TUNE(初)
  • 坂本冬美(37)
  • 高橋真梨子(7)
  • ちゃんみな(初)
  • 天童よしみ(30)
  • 乃木坂46(11)
  • HANA(初)
  • Perfume(17)
  • ハンバート ハンバート(初)
  • FRUITS ZIPPER(初)
  • MISIA(10)
  • 水森かおり(23)
  • LiSA(4)

2025年白組アーティスト(50音順・カッコ内は出場回数)

  • &TEAM(初)
  • ORANGE RANGE(3)
  • King & Prince(6)
  • 久保田利伸(2)
  • 郷ひろみ(38)
  • サカナクション(2)
  • 純烈(8)
  • TUBE(3)
  • Number_i(2)
  • 新浜レオン(2)
  • Vaundy(3)
  • BE:FIRST(4)
  • 福山雅治(18)
  • 布施 明(26)
  • Mrs. GREEN APPLE(3)
  • 三山ひろし(11)
  • M!LK(初)

特別企画出演

  • 堺正章
  • 氷川きよし

今年の紅白の特徴:新しさと懐かしさの融合

2025年紅白の最大の特徴は、初出場アーティストが過去最多レベルの10組という点です。中でも若い世代から圧倒的な支持を集めるグループや、SNSでバズを生み出す存在が目立ちます。例えば、FRUITS ZIPPERCANDY TUNEなどはZ世代を中心に爆発的な人気を見せており、ネットを中心とした新時代のアーティスト像を象徴しています。

また、ラッパーのちゃんみなや、そのプロデュースによる女性グループHANAの初出場も、紅白の守備範囲が広がっていることを示しています。K-POP勢ではaespaが紅組に名を連ね、多国籍の音楽に開かれたプログラムであることを感じさせます。

一方で、石川さゆり(48回目)郷ひろみ(38回目)坂本冬美(37回目)など、長年愛されるベテラン歌手もしっかり登場。今年は19年ぶりにORANGE RANGEが復活するなど、かつてのヒット曲を懐かしむ声も多く聞かれそうです。

旧ジャニーズ勢と白組の顔ぶれ

長年紅白を彩ってきた旧ジャニーズ系のグループについては、King & Prince(現在は2人体制)の出場が決定しました。ほかにも、Number_iBE:FIRST、そして初出演の&TEAMなど、ダンス&ボーカルに優れたグループがそろいます。話題を集めるのは、白組のM!LK。今年は、その楽曲の歌詞「ビジュイイじゃん」が流行語大賞にもノミネートされるなど、幅広い世代の話題になりました。

Z世代だらけの紅白? 世代間の反応も

例年以上にZ世代をターゲットにした人選が目立った今年の紅白。SNSでは「自分の知っている歌手が少ない」「大みそか迷子になりそう」といった声も多く、大人世代と若者世代で感じ方が分かれている様子です。特に中高年層には「知らない世界」と映るかも知れませんが、毎年紅白が時代を色濃く映す番組であることの証といえるでしょう。

初出場組だけでなく、長年愛され続けるアーティストによる大ヒット曲の披露も楽しみのひとつです。家族や友人と共に、世代や好みを超えて好きなアーティストを探したり、知らない名曲に出会えたりする機会になるはずです。

初出場アーティストの特徴と意気込み

今年の初出場者発表で名前を聞いたことがないという方も、少なくないかも知れません。ここでは、初出場10組のうち、特に注目されている数組を簡単に解説します。

  • FRUITS ZIPPER:斬新なダンスとカラフルなビジュアルでSNSを中心に若い世代の心を掴むアイドルグループ。
  • CANDY TUNE:今年ブレイクを果たした女性アイドルグループで、元気な楽曲と明るいパフォーマンスが魅力。
  • ちゃんみな:日本語・韓国語・英語を操る新世代ラッパー。自己肯定感をテーマにした楽曲が共感を呼ぶ。
  • 幾田りら:「YOASOBI」ボーカルikuraとしても有名。ソロでも繊細な歌声が魅力。
  • &TEAM:多国籍メンバーで構成されたグローバルグループ。圧倒的なパフォーマンス力で話題。
  • M!LK:歌とダンスを融合させたパフォーマンスで大人気。SNSでも多くのファンを持つ。

各アーティストとも会見で紅白出場への喜びや意気込みを語り、感謝の気持ちを述べていました。年末の舞台では、どんなステージを見せてくれるのでしょうか。なお、今年の出場曲や演出については後日発表予定とのことです。

時代の節目としての紅白——2025年が映すもの

紅白歌合戦は、世相や流行を最も分かりやすく映し出す番組のひとつです。今年は、デジタルネイティブ世代やSNS世代が主役となりつつ一方で、家族で楽しめる往年の名曲や昭和・平成時代から続く伝統が共存しています。紅白ならではの“世代間コミュニケーション”が生まれることも、多くの人に支持される理由でしょう。

2025年の大晦日は、流行の最先端から懐かしの名曲まで幅広い音楽と共に、年越しを迎えてみませんか?そして、新しいお気に入りのアーティストや曲と出会えるきっかけになるかもしれません。今年も日本を代表する最大級の音楽番組・紅白歌合戦に期待しましょう。

参考元