伝説のAE86が令和に復活!トヨタ「NEO86」ボディキット、東京オートサロン2026で話題に
懐かしの名車「スプリンタートレノ(AE86)」をモチーフにした、現代的なカスタムカーが注目を集めています。大阪のアフターパーツメーカー「リザルト ジャパン」が開発した「NEO86」です。このカスタムモデルは、現行型のトヨタ「86(ZN6)」をベースに、かつての伝説的スポーツカーの面影を現代によみがえらせるボディキットとなっています。
NEO86とは何か? 現代のAE86復刻プロジェクト
リザルト ジャパンは、2026年1月4日にNEO86の完成車を初公開し、その後1月9日より開催された「東京オートサロン2026」で正式に披露しました。このカスタムカーは、2012年に登場したトヨタ86という現代のスポーツカーを、その源流である「スプリンタートレノ(AE86)」のデザインに変貌させたものです。
ベースとなるトヨタ86は、トヨタとスバルの共同開発によって誕生したコンパクトスポーツカーです。水平対向エンジンとFRレイアウトを組み合わせた独特の設計が特徴で、初代モデルは全長4240mm×全幅1775mm×全高1320mmというコンパクトなボディサイズを実現していました。パワートレインには最高出力200~207馬力、最大トルク212Nmを発揮する2.0リッター水平対向エンジンが搭載され、トランスミッションは6速ATまたは6速MTが選択可能でした。
NEO86はこの86を、その源流であるAE86風の見た目に完全に変身させるプロジェクトです。特に注目されるのが、フロントフェイスの印象が一変している点です。角張ったデザインのフロントバンパーや、かつての名車の象徴だった「特徴的なリトラクタブルライト」まで見事に再現されています。
懐かしさを呼び起こすパンダカラー仕様
NEO86のボディカラーも、当時のイメージを大切にした仕上がりとなっています。白と黒を基調とした「パンダトレノ」仕様となっており、見る者に懐かしさと愛情を感じさせるカラーリングが採用されています。かつてのAE86ファンにとっては、まさに「一生モノ」ともいえる復刻デザインでしょう。
本格的なボディキットの構成内容
リザルト ジャパンが販売するNEO86ボディキットは、次のパーツで構成されています:
- フロントバンパー
- ボンネット
- ヘッドライト
- フロントフェンダー
- ドアパネル
- サイドスカート
- リアフェンダー
- トランクスポイラー
- リアバンパー
これらのパーツはFRP黒ゲル仕様の未塗装での販売となっており、リトラクタブルの開閉機構については国内別売となっています。つまり、購入者は塗装やカスタマイズを通じて、自分だけのオリジナルNEO86を作り上げることができるわけです。
価格と納期について
気になる価格ですが、消費税込で94万6000円となっています。これは決して安い買い物ではありませんが、完全なカスタム仕様で手に入る本格的なボディキットとしては、適正な価格設定といえるでしょう。
現在、このボディキットはプレオーダーで販売中です。納期については、2026年8月から順次出荷予定となっていますが、現時点では納期が未定とのことです。既に多くのトヨタ86ファンや旧車好きから注目を集めているため、納期の確定まで若干の時間がかかる可能性も考えられます。
東京オートサロン2026での反応
東京オートサロン2026の会場では、NEO86は来場者から熱い視線を注がれたといいます。デジタル化が進む現代のスポーツカー業界において、懐かしくも愛らしいパンダカラーと、リトラクタブルライトの復活というアイディアは、多くの自動車ファンの心をつかんだようです。
このカスタムカーが話題を集める背景には、日本の自動車文化におけるAE86の根強い人気があります。1980年代から1990年代にかけて活躍したこのスポーツカーは、漫画やアニメ、映画などの題材として今なお愛され続けており、世代を超えた多くのファンがいるのです。
最新制御で蘇る、カスタムカーの世界
NEO86のように、懐かしい名車のデザインを現代のクルマに融合させるカスタムカーの考え方は、自動車愛好家の間で大きなトレンドとなっています。古き良き時代のスタイルを尊重しながら、最新の性能と信頼性を備えた現代のクルマの技術を活かす——これはまさに「温故知新」の精神といえるでしょう。
リザルト ジャパンによるNEO86は、こうした思想を実現した一つの到達点として評価できます。単なるノスタルジアに頼るのではなく、実際に機能するリトラクタブルライトの再現や、FRPパーツによる本格的なカスタマイズが可能な構成となっているからです。
トヨタ86の現在と未来
ちなみに、ベースとなるトヨタ86の現行モデルは、2021年に登場した2代目です。そして車名も「GR86」に変更されています。このように進化を続けるトヨタのスポーツカーラインアップの中において、NEO86のようなカスタムカーは、ユーザーの多様なニーズに応える一つの答えになるでしょう。
あなたの「一生モノ」はどの形ですか?
NEO86の登場は、単なるカスタムパーツの販売ではなく、懐かしい名車への想いを現代に再現する一つの手段を提供しています。94万6000円のボディキットを装着することで、あなたのトヨタ86は見知らぬ他人のクルマではなく、あなた個人の「一生モノ」へと生まれ変わるのです。
2026年8月からの出荷に向けて、プレオーダーが受け付けられています。懐かしのパンダトレノの復活に心躍るなら、この機会を見逃さないようにしましょう。リザルト ジャパンのNEO86は、古い時代への郷愁と、新しい時代の技術を融合させた、令和における新しい「ハチロク文化」の誕生を象徴しているといえるのです。


