“セルフメディケーション”から見る健康の新常識――北乃きいも出演、『健康列島ニッポン』第3弾が糖尿病予防と医療の現状を考える
健康がこれまで以上に問われる現代において、自分の健康を自分で守る“セルフメディケーション”の重要性はますます高まっています。そんな中、2025年10月27日夜、テレビ東京をはじめとする系列局で放送された『健康列島ニッポン ちょっと調子が悪い…どこからが病気ですか!?』(後9:00~10:24)は、MCの川島明(麒麟)を中心に、ゲストに高橋克典、ウエンツ瑛士、北乃きい、菊地亜美ら豪華メンバーが登場し、糖尿病予防をテーマにした“医療の新常識”を家族や友人と一緒に考える貴重な番組となりました。
今回は、血糖値の役割や測定方法、糖尿病を防ぐ食事法、そして病院の経営難や薬不足問題、自治体の健康増進策まで、私たちの生活に直結するテーマを幅広く取り上げました。出演者のコメントや医療専門家の解説を交えながら、番組の見どころや視聴者の生活に役立つ内容を詳しくご紹介します。
番組の背景――“セルフメディケーション”への注目
ここ数年、コロナ禍や異常な猛暑、加えて病院の経営難や薬局の人手不足など、私たちを取り巻く医療環境は大きく変化しています。こうした社会情勢の中、「ちょっとした不調でもすぐに病院へ行く」というこれまでの常識だけでは自分の健康を守りきれなくなってきています。そこで注目されているのが「セルフメディケーション」です。これは、自分自身で健康状態を把握し、適切な対処法を選択しながら、病気の予防や軽い症状の管理を行うこと。市販薬の活用や日ごろの体調管理、生活習慣の見直しなども含まれます。
番組では、こうした時代の変化の中で、一般視聴者だけでなく、体や健康に関心の高い有名人たちも、自身の体験や実践的な健康法を紹介しながら、「今、押さえておくべき医療の新常識とは何か」を医師や薬剤師と一緒に徹底解説していました。
糖尿病予防と血糖値について学ぶ
今回の番組のメインテーマは「糖尿病」。糖尿病は、血糖値(血液中の糖分の濃度)が高い状態が続き、放置すると重篤な合併症を引き起こす疾患です。日本国内の患者数は年々増加傾向にあり、「生活習慣病の代表格」ともいえるでしょう。
番組では、糖尿病発症のカギとなる「血糖値」について、その意味や測定方法が分かりやすく解説されました。自宅で誰でもできる「血糖値測定」や、何に気をつければ予防できるのか、医師や専門家が具体的なアドバイスを交えて伝えます。特に、糖尿病予防のための食事方法については、出演者それぞれが普段実践している取り組みを披露。ウエンツ瑛士さんは「健康のために玄米を食べる」、北乃きいさんは「風邪の予防にはちみつをなめる」など、個性豊かな健康習慣が紹介され、視聴者の日常に取り入れやすいヒントが満載でした。
医療現場で起きている課題――病院の経営難と“医療の空白”
糖尿病に関する知識や予防法を学ぶ一方で、番組では現在の医療現場が抱える課題にもスポットを当てました。病院の経営難や薬不足問題が深刻化する中で、地域によっては“医療の空白”が生まれつつあります。本来なら治療を受けられるはずの患者が、必要な医療サービスを十分に受けられていない現状が浮き彫りになりました。
この状況を踏まえ、自治体が主体となって進めている健康増進の取り組み事例も紹介。例えば、子どもが楽しく健康について学べる仕組みや、市販薬の上手な使い方、災害時の備えなど、地域社会と連携したサポート体制の重要性が語られました。北乃きいさんも「(番組で紹介された)多久市の事例のような子どもに対する取り組みはとてもいいなと思いました。子どもは病院に行きたがらないので健康への意識を植え付けるのに効果的だなと思いました」とコメントし、予防教育の大切さを強調しました。
このように、番組は「個々人が病気にならないための予防策」だけでなく、「地域や家族みんなで健康を守るための知恵」にも目を向ける内容でした。
出演者の声――健康への思いと学び
番組でのゲストトークでは、それぞれの健康観や実践している健康法が語られました。
高橋克典さんは「今回収録に参加して考え方のバランスが変わりました。今までは、ちょっとしたことでもすぐにお医者さんに行っていたけど、これからは市販薬も活用していきたいと思いました」と“セルフメディケーション”を身近に感じた様子をコメント。
北乃きいさんは「子どもによい健康習慣を身につけさせることの大切さ」に言及し、「病気の予防にとにかく力を入れようと思いました」と予防医学への意識の高まりを語りました。
菊地亜美さんは「病院も薬局も必要に応じて使い分けていきたいなと思いました。60歳になっても体を張って芸能界で生きていきたいので、健康で長生きしたいなと感じました」と、将来を見据えた健康管理のあり方に言及しました。
また、専門家として出演した東京都医師会会長の尾﨑治夫氏、みいクリニック理事長の宮田俊男氏、薬剤師の三上彰貴子氏が、医学の最新知識や実践的なアドバイスを提供。例えば、血糖値管理のための食事のコツや、市販薬と病院処方薬の違い、災害時の備えなど、実生活ですぐに役立つ情報が丁寧に解説されました。
視聴者のために――見逃し配信や再放送の案内
番組は、テレビ東京や系列局での放送だけでなく、広告付き無料配信サービス「TVer」などでも見逃し配信が行われています。リアルタイムで見られなかった方も、都合のよい時間にスマートフォンやパソコンから視聴できるため、家族や友人と一緒に健康について話し合うきっかけとして活用できます。
まとめ――今日から始める健康習慣
今回の『健康列島ニッポン』では、糖尿病をはじめとした生活習慣病の予防が、個々人の意識と行動とともに、地域社会や専門家のサポートが不可欠であることが明確になりました。ちょっとした不調や日常の悩みを、自分たちで上手に管理していく“セルフメディケーション”の実践が、これからの生活には欠かせません。
ゲストの北乃きいさんをはじめ、出演者それぞれが自分の体や健康について“当事者意識”を持ち、予防や早期発見、適切な受診や市販薬の活用など、“自分らしい健康づくり”を追求する姿勢が伝わった番組でした。
皆さんも、今回紹介された食事法や健康習慣、予防医学の知恵を取り入れながら、自分や家族、地域の健康をぜひ一緒に守っていきましょう。
番組概要
- タイトル:健康列島ニッポン ちょっと調子が悪い…どこからが病気ですか!?
- 放送日時:2025年10月27日(月)夜9:00~10:24
- 放送局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
- 出演:川島明(麒麟)、高橋克典、ウエンツ瑛士、北乃きい、菊地亜美、尾﨑治夫(東京都医師会会長)、宮田俊男(みいクリニック理事長)、三上彰貴子(薬剤師)
- 配信:TVerなどの広告付き無料サービスで見逃し配信



