今、鉄道ファンの心をわしづかみ! 近鉄やJR九州の話題のイベント・ツアーをご紹介
こんにちは! 鉄道や旅が好きな方なら、最近のニュースに胸がときめくような話題が続々と登場していますね。今回は、今まさに話題になっている「相鉄のゆめきぼ切符キャンペーン」「約21年ぶりに復活する夜行列車『ドリームつばめ』のツアー」「そして島根のローカル線・木次線まつり」の3つを中心に、わかりやすく、楽しくご紹介していきます。
特に、鉄道ファンの間で注目されているのが、JR九州が2025年12月に開催する「夜行列車で行こう!787系ドリームつばめの旅」。このツアーは、かつて博多~鹿児島中央間を走っていた夜行列車「ドリームつばめ」を、臨時列車として再現するという、まさに“夢のような企画”なんです。
約21年ぶり!「ドリームつばめ」が夜行列車で復活
「ドリームつばめ」という名前、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか? これはかつて、博多駅と鹿児島中央駅を結んでいた夜行列車で、長距離をゆっくりと走るその姿に、多くの鉄道ファンや旅行客が魅了されてきました。
しかし、2004年3月のダイヤ改正で、特急「つばめ」が廃止されたことに伴い、「ドリームつばめ」も姿を消してしまいました。それ以来、博多~鹿児島中央間の在来線での直通夜行列車は途絶えていました。
そんな中、JR九州が2025年12月、「ドリームつばめ」を再現する臨時列車を運行すると発表! 運転日は、博多→鹿児島中央間が2025年12月19日(金)、鹿児島中央→博多間が2025年12月20日(土)の2日間。これにより、博多~鹿児島中央間の在来線直通運転は約3年ぶり、夜行列車としては実に約21年ぶりの復活となります。
ツアー内容は? 787系で走る“夜行列車の旅”
この列車は、JR九州が主催するツアー「夜行列車で行こう!787系ドリームつばめの旅」の一部として運行される団体臨時列車です。往路と復路は、それぞれ別の旅行商品として発売されており、ツアーに申し込んだ方だけが乗車できます。
使用される車両は、JR九州の787系電車。この787系は、通常「リレーかもめ」「かささぎ」「にちりん」「にちりんシーガイア」「ひゅうが」「きりしま」「きらめき」などで活躍している車両で、快適な座席と窓からの景色が魅力です。
今回のツアーでは、787系が肥薩おれんじ鉄道の線路も走る予定。普段は見られない、夜の九州の風景を車窓から楽しめるのも、大きなポイントです。
旅行代金や申込方法は?
旅行代金は、普通席で3万8000円から、グリーン個室利用で最大18万円程度となっています。夜行列車ならではの特別感や、個室のプライベート空間を楽しみたい方には、グリーン個室がおすすめです。
申込は、JR九州トラベルデスクのホームページから受け付けています。人気のツアーですので、気になる方は早めの確認がおすすめです。
近鉄の話題:夢洲~奈良直通構想が着実に前進
一方、関西を代表する私鉄・近畿日本鉄道(近鉄)も、今後が楽しみな大きな計画を進めています。それは、大阪・夢洲にある統合型リゾート(IR)と、奈良・京都・伊勢志摩を鉄道で直結する「夢洲~奈良直通列車構想」です。
大阪市の湾岸部・夢洲では、2030年秋に統合型リゾート(IR)が部分開業する予定。国際会議場(MICE)やホテル、エンターテインメント施設などが整備され、国内外から多くの観光客が訪れると見込まれています。
近鉄は、このIRの来場者を奈良や京都、伊勢志摩などの観光地へ直接運ぶため、夢洲駅と近鉄線を直結する直通列車の運行を計画しています。これにより、関西圏の広域観光・周遊需要を大きく伸ばすことが期待されています。
試験運行もスタート! 新型車両の開発がカギ
この直通列車を実現するためには、近鉄と大阪メトロの線路を直通できる車両が必要です。両社の線路では「電気を取り込む仕組み(集電方式)」が異なるため、そのままでは直通できません。
そこで近鉄グループHDは、新型車両の開発を進めています。すでに2022年5月には、直通に必要な「可動式第三軌条用集電装置(集電靴)」の試作品が完成。現在はシミュレーションによる検証を進めながら、今後は「実際に夜間の線路を使って試験運行」を行う予定です。
具体的な運行ルートは、夢洲駅から大阪メトロ中央線(けいはんな線)を経由し、近鉄生駒駅で近鉄奈良線に直通する形を想定。奈良・京都・伊勢志摩方面から来た観光客が、夢洲のIRまでスムーズにアクセスできるようになります。
運行開始の目標は2030年秋のIR開業まで。夢洲IRの開業とともに、関西圏の交通アクセスが大きく改善され、地元住民や観光客の利便性が高まることが期待されています。
相鉄「ゆめきぼ切符」キャンペーンも開催中
鉄道ファンの皆さんに朗報! 神奈川県を走る相模鉄道(相鉄)では、2025年12月13日から「ゆめきぼ切符キャンペーン」が開催されます。
このキャンペーンでは、相鉄線の魅力を楽しむための特別切符や、沿線の観光スポットと連携したお得なプランが登場。家族や友達と、相鉄線沿線の街をのんびりと散策するのにぴったりの企画です。
相鉄線は、横浜や海老名、湘南など、神奈川県の主要なエリアを結んでおり、沿線にはショッピングモールや観光名所、グルメスポットがたくさん。このキャンペーンをきっかけに、相鉄線の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?
島根・木次線まつりも開催! ローカル線の魅力に注目
また、2025年12月14日には、島根県のローカル線・木次線まつりが開催されます。木次線は、出雲市と三次を結ぶJR西日本の路線で、のどかな田園風景や、冬の静かな雰囲気が魅力の路線です。
木次線まつりでは、沿線の特産品や地元グルメの販売、ステージイベント、記念乗車会などが行われます。地元の人たちの温かいおもてなしを感じながら、ローカル線の魅力をじっくりと味わえるイベントです。
鉄道ファンだけでなく、家族連れやカップルにもおすすめ。冬の島根の風物詩として、毎年多くの人が訪れる人気イベントです。
今、鉄道がもっとも楽しい季節
このように、2025年12月は、鉄道ファンにとって本当に楽しみなイベントが目白押しの時期です。「ドリームつばめ」の復活という大きなニュースに加え、近鉄の夢洲直通構想、相鉄のゆめきぼ切符キャンペーン、木次線まつりなど、それぞれの地域で鉄道の魅力が再発見されています。
近鉄のように、未来の交通網を大きく変えるような大きな計画も着実に進んでおり、今後ますます関西の鉄道が便利で楽しくなっていくことが期待されます。
年末の旅の計画や、家族・友達とのお出かけの参考に、ぜひこれらのイベントやツアーをチェックしてみてくださいね。鉄道の旅には、いつも新しい発見と、心温まる時間が待っています。




