【伊勢原市】「はたちのつどい」と新年の歩み――二十彩に込めた願いと、まちを強く豊かにする取り組み

神奈川県央に位置する伊勢原市では、この新しい年の幕開けとともに、地域の未来を担う若者たちの門出を祝う「はたちのつどい」が開かれます。市民文化会館大ホールを舞台に、961人の新成人がそれぞれの夢と決意を胸に、新たな一歩を踏み出そうとしています。この節目の行事とともに、市政・県政の場では「伊勢原を強く豊かに」していくための取り組みも着実に進められています。本記事では、「はたちのつどい」を中心に、新年のご挨拶、県政報告の話題を交えながら、伊勢原市の“今”をやさしくご紹介します。

「はたちのつどい」961人が迎える新たな門出

伊勢原市では、1月12日(月・祝)に、市民文化会館大ホールで「はたちのつどい」が開催されます。式典は午前11時から11時30分までが予定されており、開場は午前10時です。対象となるのは、2025年度中に20歳になる人で、対象者は961人(2025年12月1日現在)とされています。

この「はたちのつどい」は、かつての「成人式」にあたる世代の節目の行事であり、「20歳」という人生の大きな区切りを、地域全体で温かく祝福する場です。仕事を始める人、進学する人、さまざまな道へと進む若者たちが、久しぶりに地元に集い、旧友や恩師との再会を喜び合う大切な時間でもあります。

今年のテーマは「二十彩」――一人ひとりの色が重なり合う式典

今年の「はたちのつどい」のテーマは「二十彩(にじゅっさい)」です。「二十彩」には、二十歳を迎える一人ひとりの個性を「色」にたとえ、それぞれの色が重なり合うことで新たな彩りを生み出してほしいという願いが込められています。

企画・運営を行うのは、対象となる20歳の市民を中心に組織された「はたちのつどい実行委員会」38人です。内訳は、2026年の実行委員20人と2025年の実行委員18人で構成されており、若い世代自らが話し合いを重ねながら式典づくりに取り組んでいます。委員長を務める所凉生さんは、企画段階から「一人ひとりの個性(色)が大切にされる場にしたい」という思いを語り、テーマに「二十彩」を掲げました。

伊勢原市では、こうした実行委員会方式の運営を通じて、若い世代に「自分たちの式を自分たちで作る」という主体性を育んでおり、地域への愛着や仲間とのつながりを深めるきっかけにもなっています。

式典当日の内容――「はたちの誓い」と恩師からのメッセージ

当日の式典では、代表者が壇上で「はたちの誓い」を述べます。これは、「20歳」という節目を迎えた自覚や決意、これからの社会への貢献などを新成人の言葉で表現する、大切なセレモニーです。会場に集まった同世代の仲間や、見守る大人たちに向けて、前向きな宣言を行う姿は、毎年心に残る場面となっています。

また、開場から開式前にかけては、小・中学校時代の恩師からのお祝いメッセージムービーが上映されます。画面に映し出される懐かしい先生方の姿や言葉に、会場からは笑い声や感動の声があがることも多く、思い出話に花が咲くひとときとなります。

さらに、恩師たちからのメッセージは「メッセージブック」として一冊にまとめられ、新成人一人ひとりに配布されます。このメッセージブックは、これから先の人生において、迷ったときや立ち止まりそうになったとき、心の支えとなる“宝物”のような存在になっていくことでしょう。

なお、何らかの事情で式典に参加できなかった人も、1月30日(金)までであれば、市役所こどもみらいプラザ1階のこども若者支援課でメッセージブックなどを受け取ることができます。参加が難しい新成人にもきちんと配慮が行き届いている点に、伊勢原市の温かさが感じられます。

実行委員企画「クイズ特番!クルリンに叱られる!」

式典終了後の午前11時35分から正午までは、実行委員会による特別企画「クイズ特番!クルリンに叱られる!」が実施されます。これは、事前に行われたオンラインクイズの答え合わせなどを行うイベントで、豪華景品も用意されています。

伊勢原市の公式イメージキャラクターである「クルリン」は、市民から親しまれている存在で、市の行事にもたびたび登場します。昨年度の「はたちのつどい」では、実行委員企画の「はたちの大抽選会!」にクルリンがスペシャルゲストとして参加し、当選者の名前とともに将来の夢や両親への感謝の言葉が紹介され、会場を大いに盛り上げました。今年のクイズ企画でも、クルリンの活躍に期待が高まります。

「郷土・伊勢原」への関心を深める場として

伊勢原市が「はたちのつどい」を開催する目的には、単に新成人を祝うだけでなく、郷土「伊勢原」への関心を深めるという大切な役割があります。進学や就職で市外・県外に進む若者も多い中、10代までを過ごしたふるさとに戻り、友人や地域の人々と再び出会うことは、自分の原点を見つめ直す良い機会となります。

市のホームページでは、令和7年開催分として、対象者1030人のうち728人が出席したという報告が掲載されており、多くの若者がこの節目の式典に参加していることがわかります。会場では、久しぶりに再会した友人同士が写真を撮り合い、思い出話に花を咲かせる姿も見られました。こうした交流は、単なる同窓会にとどまらず、「伊勢原で育った」という共通の経験を通じて、新たなネットワークや地域への愛着を育む礎となります。

令和7年・令和8年の「はたちのつどい」とのつながり

伊勢原市では、令和7年(2025年)の「はたちのつどい」についても詳細が公表されています。令和7年1月13日(月・成人の日)には、市民文化会館大ホールで式典が行われ、実行委員会が企画した「はたちの大抽選会!」が実施されました。このときもクルリンが登場し、当選者の将来の夢や家族への感謝などの「誓い」が読み上げられ、場内は大きな拍手と笑顔に包まれました。

さらに、市は令和8年(2026年)の「はたちのつどい」についても、開催日を1月12日(月・成人の日)とする予定を公表しており、継続的にこの行事を大切に育てていく姿勢がうかがえます。対象者の条件も丁寧に示され、対象年度ごとに該当する年齢層が明確に案内されています。

このように、毎年の「はたちのつどい」は、世代ごとに構成された実行委員会の工夫と、市のバックアップにより、形式だけではない温かみのある行事として続けられています。

新年のご挨拶――節目の年に込められた思い

新しい年の始まりにあたり、伊勢原市では、市長や議会、各種団体から、市民に向けた新年のあいさつが発信されます。そこには、「人口減少社会」「少子高齢化」「災害への備え」といった課題に向き合いながらも、地域の絆を大切にし、誰もが暮らしやすいまちをめざすという共通した思いが込められています。

「はたちのつどい」は、そうしたメッセージを、若い世代に自然な形で伝える場でもあります。式典のなかで語られる市からの祝辞やメッセージには、「これからの伊勢原を支えていくのは、ここに集う皆さん一人ひとりです」といった呼びかけが含まれ、新成人たちに期待とエールが送られます。

一方で、新成人から市や地域への感謝の言葉が述べられる場面もあり、「育ててくれたふるさとに、将来何らかの形で貢献したい」という声も聞かれます。新年のあいさつと、はたちの誓いが交差するこの瞬間は、「人とまち」が互いに支え合い、これからを共に歩んでいくことを確認する象徴的な時間ともいえます。

県政報告Vol.69「伊勢原を強く豊かに」――地域の未来を見据えた取り組み

伊勢原市を取り巻く動きとして忘れてはならないのが、神奈川県議会議員・渡辺のりゆき氏による県政報告「Vol.69 伊勢原を強く豊かに 総決算の取り組み」です。紙面や広報を通じて行われるこの報告では、県議会での議論や予算、インフラ整備、防災・減災対策、子育て支援、医療・福祉、産業振興など、伊勢原に大きくかかわるテーマがわかりやすく説明されています。

県政の役割は、市単位では対応しきれない広域の課題に取り組むことにあります。道路や公共交通などのインフラ整備はもちろん、広域医療体制の構築、大規模災害への備えなど、伊勢原市民の暮らしにも直結する政策が数多く含まれています。県政報告では、こうした取り組みの「総決算」として、これまでの成果と今後の方向性が整理され、地域住民に共有されています。

「伊勢原を強く豊かに」という言葉には、安全・安心なまちづくりとともに、経済的な活力や文化の豊かさを高めていきたいという思いが込められています。たとえば、産業や観光の振興によって地域に仕事を生み出し、若い世代が地元で暮らし続けられる環境を整えることは、「はたちのつどい」で門出を迎える新成人たちにとっても大きな意味を持ちます。

また、子育て支援や教育環境の充実、高齢者福祉の向上といった政策は、「生まれてから高齢期まで、安心して暮らせる伊勢原」をつくる基盤となります。これは、新成人だけでなく、その家族や地域全体の安心にもつながる重要なテーマです。

若者と地域がともに育つ伊勢原へ

「はたちのつどい」のテーマである「二十彩」は、一人ひとりの若者の個性が重なり合って新しい彩りを生み出す、という思いを表しています。この考え方は、実はまちづくり全体にも通じています。多様な価値観や生き方を持つ市民が互いに認め合い、支え合うことで、地域はより豊かで力強いものになっていきます。

若者たちが、ふるさと・伊勢原に誇りと愛着を持ち、「ここで育ってよかった」「いつか戻ってきたい」と思えるようなまちであること。そのために、市政・県政のそれぞれの立場から、環境整備や支援策が積み重ねられています。

新年を迎えた伊勢原市で開かれる「はたちのつどい」は、961人の新成人にとっての門出であると同時に、地域にとってもまた、新たな一歩を踏み出す象徴的な行事です。恩師からのメッセージ、仲間との再会、そして「二十彩」に込められた思いが、彼らの未来をそっと後押ししてくれることでしょう。

これからも伊勢原市は、若者とともに歩みながら、「強く」「豊か」なまちをめざして前進していきます。節目の年に交わされる数々のメッセージや取り組みは、きっと次の世代へと受け継がれていくはずです。

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