ユニクロも注目?六本木から全国へ広がる「大たまごっち展」ブームとは

2026年、かつて社会現象を巻き起こした携帯型デジタルペット「たまごっち」が誕生から30周年を迎えました。
この節目の年を記念して、東京・六本木を皮切りに全国を巡回する大型企画展「大たまごっち展」がスタートし、各地で大きな話題を集めています。
ポップカルチャーとの親和性が高く、ファッションブランドとのコラボも多い「たまごっち」。近年「たまごっち」とのコラボで知られるユニクロなどの存在も相まって、30周年イヤーは一段と注目度が高まっています。

「大たまごっち展」とは?30周年を祝う体験型の記念展

「大たまごっち展」は、バンダイから1996年に発売された「たまごっち」の誕生30周年を記念して開催される公式展覧会です。
会場では、懐かしの初代シリーズから最新機種まで、30年間の歩みを振り返る展示に加え、「たまごっちの中に入り込んだような体験」ができる没入型コンテンツが多数用意されています。

単なる歴史紹介にとどまらず、「ヘンテコで愛らしい生き物」であるたまごっちの魅力を、体験を通して深掘りできる構成が特徴です。

六本木ミュージアムで開催中 会期・会場情報

東京会場となるのは、アニメやキャラクター、ファッションなどのポップカルチャー企画展で知られる六本木ミュージアムです。
「大たまごっち展」東京開催の概要は次の通りです。

  • 会期:1月7日〜2月2日
  • 場所:六本木ミュージアム(東京都港区六本木5-6-20)
  • 開場時間:10:00〜20:00(最終入場は閉場30分前)
  • 全日日時指定制(日時により完売の場合あり。当日券販売なしの場合も)

六本木ミュージアムは2019年オープンの施設で、ポップカルチャーを題材にした体験型企画展を数多く開催してきました。
その特性を生かし、「大たまごっち展」でもフォトスポットや没入型展示がふんだんに取り入れられています。

全国巡回も決定 東京発のブームが各地へ

六本木での開催終了後、「大たまごっち展」は全国巡回が予定されています。
既に発表されている会場としては、愛知・名古屋などが挙げられており、名古屋パルコで3月6日〜4月5日に開催される予定です。
このほか、百貨店の松屋など、都内を含む各地での展開も報じられており、「たまごっち30周年」を祝うムーブメントは、六本木から全国へと広がりつつあります。

各会場ごとに展示構成やグッズラインナップが一部異なる可能性もあり、「推し会場」を巡る楽しみ方も生まれそうです。

「たまごっち」の歴史を振り返るエリアも充実

会場では、1996年に誕生した初代「たまごっち」から、近年のカラフルで多機能なシリーズまで、30年間の進化をたどる展示が用意されています。
女子高校生を中心に大ブームとなり、国内外で社会現象となった当時の様子も紹介され、親世代にとっては懐かしい記憶がよみがえる内容です。

また、開発当時のエピソードや、ヒットの裏側に隠れた工夫など、開発秘話に触れられるコーナーもあり、玩具やキャラクタービジネスに関心のある大人にも見応え十分な構成となっています。

たまごっちの世界に入り込む没入型展示の数々

今回の展覧会の大きな特徴は、「たまごっちの中に入り込んだような感覚」を味わえる体験型展示です。
六本木ミュージアム内には、世界観にどっぷり浸かれるエリアがいくつも用意されています。

  • たまごっち型ゲート(INTRODUCTIONエリア)
    会場入口には巨大な「たまごっち」型のゲートが設置され、まるでデバイスの中に入っていくような気分で来場者を迎えます。
  • 窓の部屋
    「たまごっち」のデバイスの中から液晶の窓を通して、たまごっちたちが見ている景色と、外の世界の時代の変化を観察できるエリアです。
    小さな画面の向こう側に広がっていた“彼らの視点”をのぞき見る、ユニークな試みとなっています。
  • たまごっちのくらし
    人気キャラクターのまめっちくちぱっちみみっちが暮らす部屋を再現したコーナーでは、家具の配置や色使いで、それぞれの個性が表現されています。
    全展示撮影可能のため、フォトスポットとしても人気です。
  • 成長の部屋
    たまごっちとして成長する体験ができるエリアで、「お世話をして育てる」というゲーム本来の楽しさを、身体感覚を伴って味わえるよう工夫されています。
  • 生存戦略室
    世界中のたまごっちと飼い主をモニタリングするというユニークな設定の部屋で、長く愛され続けてきた理由を“生存戦略”の観点から探るようなコンテンツになっています。
  • TAMAGOTCHI ANNIVERSARY
    たまごっちが生まれている場所を覗き見できるエリアで、30周年を祝うアート作品や記念展示が集約されています。

限定グッズ&コラボが充実 30周年ならではのお楽しみ

「大たまごっち展」では、会場でしか手に入らない限定グッズが多数用意されています。
展覧会限定デザインの「たまごっち」本体も販売されるほか、アートコラボなど、30周年を記念する特別アイテムがラインナップされています。

例えば、初代たまごっちの欧米版復刻シリーズ「Original Tamagotchi」や、アーティスト・ヒグチミツヒロさんとコラボした「Original Tamagotchi Collaboration Mitsuhiro Higuchi」など、ファン垂涎のアイテムが展開されています。
さらに、会場には「Lab Tama」と呼ばれるスポットが設置されており、ここでは大たまごっち展の限定アイテムをダウンロードできる仕組みも用意されています。

来場者特典として、会期前半(1月7日〜20日)と後半(1月21日〜2月2日)で各7種類、合計14種類のアクリルカードが用意されており、来場者にランダムで1枚がプレゼントされます。
「どのデザインが当たるか分からない」ワクワク感も、ファンの収集意欲を刺激するポイントです。

コラボカフェメニューも登場 親子で楽しめる仕掛け

会場周辺では、コラボカフェメニューや、たまごっちをモチーフにしたフード&ドリンクも展開されています。
たまご型のスイーツや、キャラクターをイメージしたカラフルなドリンクなど、写真映えするメニューが並び、展示とあわせて一日中楽しめる内容となっています。

「当時のたまごっち世代」が親となり、今は子どもと一緒に来場するというケースも多く見られます。
懐かしさと新しさが同居する展示やカフェメニューは、親子二世代で楽しめる要素として歓迎されています。

チケット情報と料金設定

「大たまごっち展」は全日日時指定制のため、事前のチケット購入が必須となる場合があります。
東京・六本木ミュージアム会場の入場料(前売り料金設定あり)は以下の通りです。

  • 一般・大学生:1,800円
  • 高校生:1,300円
  • 小中学生:800円
  • グッズ付きチケット:3,900円

日時によっては完売となるケースもあり、その場合は会場での当日券販売は行われません。
特に休日や連休、親子連れが増える時間帯は早めの予約が安心です。

ユニクロと「たまごっち」 ポップカルチャーとファッションの架け橋

今回の「大たまごっち展」そのものは、六本木ミュージアムを会場とする展覧会であり、主催は大たまごっち展実行委員会、特別協力はバンダイ、協賛はローソンチケットなどとなっています。
一方で、「たまごっち」はこれまでも様々なアパレルブランドとコラボしてきた歴史があり、ユニクロのようなグローバルファッションブランドとのコラボUT(グラフィックTシャツ)などでも注目を集めてきました。

カラフルでポップなビジュアルを持つ「たまごっち」は、Tシャツやパーカーなどのカジュアルウェアとも相性が良く、「ゲーム×ファッション」の代表的なコラボ事例としても語られる存在です。
30周年という節目の年には、こうしたアパレルコラボにも改めて関心が集まっており、ユニクロをはじめとするファッションブランドとの連携も、ファンが注目するポイントになっています。

「ヘンテコで愛らしい」キャラクターが紡ぐ30年の物語

バンダイ経営企画部広報チームの橋本実希子さんは、「30年を振り返るだけでなく、特別な体験を通して『ヘンテコで愛らしい生き物』であるたまごっちを深掘りできる。初めて触れる人も懐かしいと感じる世代の人も、新しい魅力を発見してもらえたら」とコメントしています。
このメッセージが示す通り、「大たまごっち展」は、単なる“懐かしの復刻イベント”ではなく、今の子どもたちにとっても新鮮に映るような仕掛けが詰まった企画になっています。

かつてポケットの中にいつも一緒にいた小さなデジタルペットは、30年の時を経て、今度はミュージアムやファッション、カフェといった新しい場で再び存在感を放ち始めました。
六本木から始まった「大たまごっち展」の全国巡回は、「たまごっち」がこれまで歩んできた道のりを祝うと同時に、次の世代へバトンをつなぐきっかけにもなりそうです。

参考元