ガストがジョブチューンに登場、9年ぶりの高評価を獲得

2025年11月8日に放送されたTBS系『ジョブチューン』では、ファミリーレストランチェーン「ガスト」が登場し、従業員がイチ推しするメニューを一流料理人がジャッジする企画が放送されました。ガストがジョブチューンに登場するのは今回で5回目となります。今回の審査では、ジャッジに挑んだ全11品目中10品が合格という驚異的な結果を獲得し、大きな話題となっています。

特に注目すべき点は、7名のシェフ全員から「満場一致合格」という最高評価を受けたメニューが5品もあったことです。この結果は、ガストが単なるファミリーレストランの枠を超え、専門店レベルの技術と探究心で料理と向き合っていることを強く証明しました。

唯一の不合格メニュー「チーズONチーズINタッカルビ風ハンバーグ」が波紋を呼ぶ

今回の審査で最大の衝撃となったのが、従業員が最も自信を持って送り出した第1位のメニューが「不合格」となったことです。そのメニューは「チーズONチーズINタッカルビ風ハンバーグ」(999円)。合格3名に対して不合格4名という厳しい結果に終わりました。

このメニューは、チーズとタッカルビ(韓国風炒め鶏)を組み合わせたガスト渾身の挑戦メニューでした。ハンバーグにチーズが内部に入っており、さらに上にもチーズがのっているという二重構造で、ユニークなコンセプトを持っていたのです。

審査員から挙がった厳しい評価

審査員からは、「おいしいものをいろいろ混ぜたけれど、まとまりがない」「コンセプトとしては良い」といった意見が分かれていました。特に、ごま油・チーズ・コチュジャン・海苔・キムチなど、美味しい食材が詰め込まれているにもかかわらず、それぞれの味わいが調和していないという点が指摘されました。

実食したユーザーからも、コチュジャンソースと付け合わせのキャベツが「ちぐはぐさ」に拍車をかけているとの声が上がっており、「何がしたいのかよくわからない」といった率直な感想も寄せられています。まとまりのない味わいが不合格判定の大きな要因となったようです。

合格したメニューの充実した顔ぶれ

一方、合格したメニューの充実ぶりは目を見張るものがあります。特に満場一致で合格を勝ち取ったメニューは以下の通りです。

  • ビーフ100%粗挽き肉厚ステーキ風ハンバーグ(989円)
  • ガストスマッシュバーガー
  • 旨っとろ!豚バラチゲ(半玉うどん入り)(999円)
  • うな重 うなぎ2倍(お吸い物・漬物付き)(1990円)

これらのメニューは、シェフから専門店レベルの技術が光っていると高く評価されました。特に、ビーフシチュードリアやモンブランパフェなども満場一致で合格を獲得しており、ガストの多彩なメニュー開発力が証明された形となっています。

その他の合格メニュー

満場一致以外にも、複数のメニューが高い評価を受けています。例えば、「1日分の野菜が摂れる!低糖質麺のタンメン」(999円)は合格6名・不合格1名、「6種きのこと炙り生ハムのクリームパスタ」(1099円)も同様に合格6名・不合格1名という高い支持を獲得しました。

「牛もつ焼き定食」(1209円)や「大判チキン竜田山盛りタルタル」(999円)も合格票を集めており、ガストが提供する多様なジャンルの料理が、一流シェフの厳しい基準をクリアしていることがわかります。

ネット上での反応と話題の広がり

この放送の後、SNSやニュースサイトでは「唯一の不合格メニューを食べてみた」という実食レポートが多数投稿され、大きな話題となりました。多くのユーザーが実際にガストを訪れ、不合格メニューがなぜ審査員から評価されなかったのかを確認したり、合格メニューの美味しさを試したりしています。

放送直後のガストでは、ジョブチューンのロゴが入ったメニューが配置され、顧客に対してどのメニューが合格したか、そして不合格だったのはどれかが一目でわかるようになっています。これにより、ユーザーが審査結果に基づいて注文を選択できるようになっており、ジョブチューン効果による客足増加が期待されています。

ガストの今後への期待と課題

ガストにとって、今回のジョブチューン出演は大きな成功と言えます。過去の出演時(3回目・4回目)でも9品の合格を獲得していましたが、今回も同等の高い評価を得ることができました。これは、ガストが継続的に料理の質を追求し、ファミリーレストランでありながら専門店レベルの調理技術を磨いていることの証明です。

一方、唯一の不合格となった「チーズONチーズINタッカルビ風ハンバーグ」は、ガストの挑戦的な姿勢を示す一例でもあります。新しいコンセプトのメニューに取り組む際には、単に美味しい食材を組み合わせるだけでなく、全体のバランスと調和を重視する必要があるという教訓が得られたでしょう。

今後、ガストがこのフィードバックを活かして、さらに進化したメニュー開発に取り組むことが期待されています。すでにガストでは、ジョブチューンで合格したメニューの販売が好調であり、不合格メニューについても「なぜ不合格だったのか」という点で話題性を獲得しており、企業としての認知度向上に大きく貢献しています。

ジョブチューンの影響力と食の信頼性

このニュースは、テレビ番組としての『ジョブチューン』の影響力の大きさを改めて証明しています。一流シェフが厳正にジャッジすることで、視聴者は信頼できる情報を得ることができ、それが購買行動に直結しています。

ガストのように、全国に多数の店舗を持つ大型チェーン店でありながら、一流料理人からの評価を受けられるレベルの料理を提供していることは、消費者にとって大きな安心感につながります。また、不合格メニューが存在することで、番組の公正性が保たれ、合格メニューへの信頼度もさらに高まるという相乗効果が生まれています。

今回のジョブチューン・ガスト特集は、テレビ番組と企業がwin-winの関係を築きながら、消費者に信頼できる食の情報を提供する良い例として、今後も参考にされていくことでしょう。

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