大阪駅の「無料ミャクミャク展」が大盛況-万博公式キャラクターの新スポットが誕生

週末に6000人超が来場、JR大阪駅中心部が人気スポットに

2025年大阪・関西万博の熱気が関西全域に広がる中、万博開催に合わせてJR大阪駅1階「旅立ちの広場」で行われている「世界のミャクミャク展」が大盛況を博しています。期間中は朝から晩まで多くの来訪者でにぎわい、週末には1日あたり6000人を超える集客を記録しました。人気のあまり、運営はさらなる混乱防止のため入場システムを変更する方針を発表しています。

130体の“ミャクミャク”が一堂に-多彩な個性が引き立つ展示会

「世界のミャクミャク展」では、万博パビリオンスタッフや関係者らがそれぞれの感性を活かしてデザインした130体もの“ミャクミャク”が一堂に展示されています。公式キャラクター“ミャクミャク”の普段とは違う表情やカラフルなアレンジ、ユニークなアイデアが詰まった作品群が並び、来場者からは「何回見ても飽きない」「思わず写真を撮りたくなる」といった声が多く寄せられています。

なお、「あなたの推しミャクミャク投稿キャンペーン」も実施中で、来場者は自分のお気に入りの“ミャクミャク”を撮影・投稿することで、JR西日本のオリジナルグッズがあたる抽選に参加できます。こうしたエンタメ要素も相まって、SNSでも話題が拡散され、さらに多くの人を引き寄せる好循環が生まれています。

万博公式グッズ売上、800億円突破-“ミャクミャク”人気が追い風

万博会場の混雑が続く中、公式グッズの売上も好調です。2025年8月時点で、万博公式商品の売上は800億円を突破しており、その背景には“ミャクミャク”を始めとした万博キャラクターの人気が大きく貢献しています。「ミャクミャク」をフィーチャーしたぬいぐるみや文房具、雑貨などは会場外の大阪駅や主要駅の売店でも完売が相次いでいます。

万博会場だけでなく、このような駅や街中のイベントで公式キャラクターとの触れ合いを楽しめることが、さらにグッズ需要を加速させているようです。現地では、親子連れや外国人観光客を中心に「お土産や記念品が欲しい」という声が多く聞かれ、記念すべき年に訪れた証(あかし)として、グッズを手に帰路につく人々の姿が目立ちます。

希少価値の公式ライセンス商品「萬古焼 金彩茶器」受注開始

また、世界でわずか50点のみとなる“天皇陛下献上作家・清水醉月”による「萬古焼 金彩茶器」の受注が開始されました。こちらは2025大阪・関西万博の公式ライセンス商品として、伝統工芸とミャクミャクデザインが融合した極めてレアな逸品です。茶道愛好家や美術品コレクターからも注目されており、受注開始早々に問い合わせが殺到しています。

万博だけじゃない!大阪駅が新たな観光拠点に

このように、大阪・関西万博にまつわるイベントやグッズ、地域連携プロジェクトが相次いでいる中、大阪駅は単なる交通の要所を超えた“新しい観光スポット”へと進化しています。“ミャクミャク”など可愛らしいキャラクターを目当てに訪れた人々が、駅構内や周辺の飲食店、ショッピングモールへと足を伸ばすケースも増えており、地元経済への波及効果も期待されています。

今後の展開と注目点

「世界のミャクミャク展」は10月9日までJR大阪駅で、その後10月12日・13日には万博会場・ギャラリーWESTでも開催予定です。「萬古焼 金彩茶器」などの希少商品や今後の公式グッズの展開も注目される中、アートや伝統工芸、地域振興と連携した万博ムーブメントは、今後ますます広がりを見せそうです。

これからしばらく、大阪駅は万博ライブ会場や会場外イベントの中心地として国内外から注目され続けるでしょう。全国・世界中から集まる来場者とともに、万博に彩られた都市・大阪の新しい表情を、ぜひ味わってみてください。

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