新潟県公立高校2026年度入試、最終志願倍率が発表 全日制平均0.99倍で1倍を下回る

新潟県教育委員会は2月26日、2026年度公立高校一般入試の変更後の最終志願倍率を発表しました。全日制の平均倍率は0.99倍、全日制・定時制を合わせた平均倍率は0.97倍となっており、全体的には定員を下回る状況となっています。

今年度の公立高校一般入試は、80校・105学科で実施され、募集人数は1万2540人となっています。昨年の1.01倍と比較すると、今年は若干低下する傾向が見られます。

注目校の倍率動向

新潟高校は引き続き高い倍率を維持しており、特に理数科が1.95倍から1.98倍となるなど最も高い倍率を記録しています。新潟高校普通科は1学級減で募集人数が280人から240人に削減されたにもかかわらず、1.36倍の倍率を集めており、昨年比で+0.29の上昇となっています。受験難度は例年と比べても確実に上がっているとみられます。

進学校である新潟南高校は普通科1.29倍、理数コース1.42倍とほぼ例年並みの倍率を維持しています。

人気の高い市立万代高校は普通科1.49倍、英語理数科1.47倍と引き続き高倍率を保っています。

商業科と専門学科の人気

新潟商業高校は総合ビジネス科で1.42倍から1.56倍へと上昇し、高い人気を維持しています。情報処理科は1.17倍から1.22倍へと上昇しており、全学科で1倍を上回る堅調な志願状況が続いています。

上越地域の高田北城高校の生活文化科は1.35倍の高い倍率を記録しており、地域内での人気の高さがうかがえます。一方、高田高校普通科は1.03倍となっています。

地域別の特徴

長岡地域では、長岡高校普通科が1.05倍、農業科が1倍を上回り、安定した志願状況を見せています。

一方で、新潟江南高校は昨年の低倍率から1.40倍へと大きく倍率を上げました。新潟中央高校は普通科0.90倍、学究コース0.70倍、食物科0.80倍と全学科で昨年比で大きく倍率が低下しており、志願者の集約化が進んでいるとみられます。

新潟東高校は学級増があったにもかかわらず、0.71倍と予想外に倍率が低下しており、この影響が表れているようです。新潟西高校も0.88倍と倍率を落としています。

定員割れの学科

定員を下回る学科も見受けられます。新潟中央高校食物科は定員割れとなっており、特に家庭関連学科での志願者減少が顕著です。海洋高校水産科は0.98倍と定員にほぼ達する状況となっています。

新津工業高校ミライ創造工学科は0.93倍と低めの倍率で安定している一方、工業関連学科全般では、新津工業工業マイスターが1.02倍、上越総合技術が1.10倍と1倍を上回っています。

総合学科と定時制

総合学科では、巻総合高校新井高校が1倍を上回る倍率を記録しています。

定時制の課程では、西新発田高校普通午前のみが1倍を上回っていますが、その他の学校は1倍を下回っており、定時制全体での志願者減少が課題となっているようです。

今後の入試日程と注目点

倍率上位の進学校では、志願者の大多数が難易度の高い入試に臨むことになります。一方で、平均倍率が1倍を下回っていることから、定員に達しない学科も今後増える可能性があります。

志願変更の期間は既に終了しており、これ以上の倍率変動は見込みにくい状況です。受験生は、発表された倍率情報を参考にしながら、最終的な試験準備を進めることになります。

新潟県の公立高校入試では、上位校への集約化が進む一方で、一部の学科では定員割れが生じるなど、二極化の傾向が強まっているとみられます。地域の教育機関では、このような志願状況の変化に対応した進学指導の工夫が求められることになるでしょう。

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