長崎ピース文化祭2025 開会式—天皇皇后両陛下ご臨席、子どもたちの躍動が彩った記念の日
平和を願い、文化の力を発信する「長崎ピース文化祭2025」開会式が盛大に開催
2025年9月14日、長崎ピース文化祭の開会式が長崎市内で盛大に開催されました。
この文化祭は、地域の多様な文化や芸術を市民が自由に表現し、戦争や被爆を経験した長崎から「平和の願い」を全国に発信する大きな意義があります。
本年は特に、天皇皇后両陛下が開会式にご臨席なされたことで、地元の人々のみならず、全国的にも大きな注目を集めています。
天皇皇后両陛下と子どもたちの心温まる交流
両陛下は、長崎県内外から集まった小学生・中学生・高校生によるストリートダンスを熱心にご鑑賞されました。
会場には色とりどりの衣装をまとった子どもたちが大勢登場し、軽快な音楽とともに力いっぱいダンスを披露しました。
フィナーレでは、「長崎くんち」をモチーフにしたダンスや、伝統と現代文化を融合させたパフォーマンスが繰り広げられ、
会場全体が大きな拍手と声援に包まれました。
パフォーマンスが終わると、陛下はにこやかな表情で「素晴らしかったですね」とお言葉をかけられ、出演した生徒たちを心から称賛されました。
地元住民や参加者たちは「とても励みになった」「本当に光栄な一日」と胸の高鳴りを語っていました。
伝統と現代が響き合うダンス—「長崎くんち」の再解釈
今回の注目は、長崎を代表する伝統行事「長崎くんち」をオマージュしたダンスです。
各校の生徒たちは、おくんちのエッセンスを取り入れつつ、現代的なストリートダンスの要素も加えて振り付けを創作。
和の衣装に身を包みながらアクロバティックな動きを交え、観客に新しい感動を届けました。
天皇皇后両陛下も、地元の伝統が若い世代に受け継がれ、創造的に発展していく様子を温かくご覧になり、拍手を送られていました。
会場の盛り上がりと平和へのメッセージ
会場には、参加児童・生徒の保護者や地元市民、観光客など多くの人々が集結し、子どもたちの躍動感あふれるダンスに歓声や拍手を送りました。
ダンスの合間には被爆の歴史や平和への思いを込めた詩の朗読、合唱なども行われ、改めて「平和の大切さ」を心に刻む場面が続きました。
また、参加した子どもたちからは「仲間と協力して頑張れたことがうれしい」「長崎の良さや平和を伝える活動に参加できて誇らしい」といった声が多数寄せられました。
両陛下の温かなまなざしと励ましは、地域の人々や子どもたちに大きな勇気を与えました。
皇室のご訪問がもたらした特別な一日に
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天皇皇后両陛下の長崎ご訪問は、「ながさきピース文化祭2025」の開会式出席のためであり、
これに先立ち地元の芸術・文化活動を積極的にご覧になりました。 - 生徒によるストリートダンスや伝統芸能の取組み、また市民参加型のパフォーマンスなどに熱心に耳を傾け、時折、参加者と直接交流されました。
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当日は会場周辺でも多くの市民が両陛下の歓迎に詰めかけ、沿道には笑顔や手を振る人の姿が絶えませんでした。
セキュリティも厳重に敷かれる中、心温まる交流のひとときが生まれました。
愛子さまの長崎ご滞在と空港でのお見送り風景
開会式関連行事には、愛子さま(敬宮さま)も長崎空港よりご出発される姿が報道されました。
静かで落ち着いたご様子で空港に姿を見せ、地元の人々や空港職員に暖かく見守られながら旅立たれる姿が、写真特集にもなっています。
市民から「またぜひ長崎に来てほしい」との声も多く聞かれ、皇室の優しいふれあいが市民の心に残る印象的な一日となりました。
開会式に参加した子どもたちの感想
- 「初めて陛下に自分たちのダンスを見てもらい、とても緊張したけれど楽しかったです。感想を直接聞くことができて、一生忘れません。」
- 「長崎の伝統や文化を、これからも大切にしていきたいと思いました。」
- 「平和への思いを込めて踊ったので、観てくれた人の心にも届いたならうれしいです。」
- 「色々な学校の友達と一緒に練習して、団結する喜びを知りました。ずっと忘れたくない思い出です。」
文化祭を通して広がる未来への希望
「長崎ピース文化祭」は、被爆地・長崎が平和の象徴として国内外に強く発信するものであり、次代を担う若者や子どもたちの創造性、協調性、そして平和への誓いが詰まった行事です。
天皇皇后両陛下ご臨席のもと取り行われた開会式をきっかけとして、地域の結束、伝統と新しさのハーモニー、
そして平和の思想がより広く深く根づいていくことが期待されています。
今後も「ながさきピース文化祭」が続くことで、長崎発の平和文化が多くの人々に響き、
未来への希望となることを多くの人々が願っています。