下北沢がクラフトビールタウンに!「シモキタ Craft Beer Fest 2025 Fall」とムーンアートナイトが共演
2025年9月27日(土)と28日(日)、下北沢駅前広場では今年も大きな話題となっている秋のイベント「シモキタ Craft Beer Fest 2025 Fall」が開催されました。国内外の実力派ブルワリーが一堂に会し、昨年を超える盛り上がりを見せています。さらに、下北沢の秋の名物となった巨大な月のアートが登場する「ムーンアートナイト下北沢2025」との特別コラボレーションも実現し、ビールとアートが融合した幻想的な2日間となりました。下北沢をクラフトビールタウンへという合言葉が示す通り、今回で8回目を迎えたこのフェス。会場には全国各地から人気ブルワリーが集結し、地域ごとの個性豊かなクラフトビールを味わえる絶好の機会となりました。
月をテーマにした限定クラフトビールがずらり!
本イベント最大の特徴は、参加各ブルワリーが「月」をテーマに開発した限定ビールのラインナップです。秋の夜空に浮かぶ巨大な“月”のアートを眺めながら、ここでしか味わえない特別な一杯に出会える喜びは、ビールファンのみならず多くの来場者を魅了しました。各ブルワリーが創意工夫を凝らした限定醸造のビールは、フルーティーなもの、芳醇なもの、スモーキーなものなど多彩。例えば、下北沢ゆかりのブルワリーによる「月光ラガー」、北海道からの「十五夜セゾン」、九州の「宵のバレルエイジド」など、全国津々浦々の味覚が一堂に並びました。
- ※初登場となった新鋭ブルワリーもあり、国内クラフトビールシーンの現在を知る絶好のチャンス。
- 各店スタッフが丁寧に特徴や醸造法を解説してくれるので、初心者でも安心して選べます。
- 「お月見」とビールの相性を体感できるペアリングメニューや、限定フードも多数。
幻想的な巨大な月アートと「没入型」作品で話題のムーンアートナイト
「シモキタ Craft Beer Fest」と並行して行われるムーンアートナイト下北沢2025は、今年も会場の中心に圧倒的な存在感を放つ巨大な“月”のアート作品が登場。来場者はその月を見上げながら乾杯し、秋夜の幻想的な雰囲気に浸ることができます。
今年の新企画として、人気の没入型アート体験ブースが加わりました。萩原朔太郎をモデルにした文学的世界観を体感できるスペースや、巨大な猫をモチーフにした遊び心あふれるアートも登場し、ビール片手の夜に豊かなひとときを添えています。アートとクラフトビールが同時に楽しめるのは下北沢ならでは。例年リピーターが多い理由の一つです。
- 家族連れやアートファンも多数来場し、子どもから大人まで写真撮影やワークショップを満喫。
- 夜になるとライトアップされ、月とビールとアートが一体となった幻想的な空間が広がります。
全国各地のブルワリーが集結—地域ごとの味わいを発見
このフェスのもう一つの魅力は、全国各地の人気ブルワリーが集まり各地域独自のクラフトビールを紹介している点です。下北沢をはじめ、関東・関西・東北・九州など、色とりどりのブルワリーが自慢の銘柄で参戦。各地の食文化や風土がビールの味わいに反映されていて、ひと口にクラフトビールと言っても驚くほどの多様性を楽しめます。
- 地域材料や独自酵母を使った銘柄も多数。
- ブルワリー同士のスタッフ同士でも醸造のこだわりについて相互交流。
- 試飲ブースやテイスティングセットなど、自分好みのビールを見つけたい方にもおすすめ。
持続可能な取り組みと地元連動企画
今年のイベントではエコ&サステナブルな取り組みとして、入場時にリユースカップ(300円)の購入が必須となりました。使い捨てプラカップを減らし、資源循環を意識した運営です。また、地元商店との連動企画も盛りだくさん。駅前スペース「BONUS TRACK GALLERY 2」のオープンや、地域密着型のショップ・カフェが期間中スペシャルメニューやワークショップを開催し、下北沢の街全体がフェス一色に染まりました。
- 地元農家の旬野菜を使ったフードメニュー。
- クラフトビールと相性抜群の料理専門ブースも人気。
- 小規模店舗の経営者や作家によるトークイベントも実施。
会場アクセスとイベント詳細
- 日時:2025年9月27日(土)13:00〜21:00、9月28日(日)12:00〜21:00
- 場所:世田谷区北沢2丁目 下北沢駅前広場(オオゼキ横スペース)
- 参加料金:入場無料(リユースカップ代 300円のみ/ドリンク購入時)
- アクセス:下北沢駅徒歩2分。駅近で、どなたでも気軽に立ち寄れます。
イベント主催者の加藤葉月さん(坂口屋取締役)は「このフェスでクラフトビールの楽しさ、地域ごとの風味や造り手の思いに触れてもらえれば嬉しいです」と語っています。
下北沢の秋を彩る、ビールとアートと人の交差点
秋の下北沢は、クラフトビールとアートが街全体を包み込み、世代を問わず多くの人が集う温かな賑わいにあふれました。普段ビールを飲まない方や、アートだけを目指して来場した方も、会場の高揚感に魅了されて、グラスを手に仲間と「乾杯!」。サステナブルな運営や地域商店との連動企画も、都市型イベントの新しいスタイルとして評価されています。下北沢の秋、夜空に浮かぶ月とともに楽しむビール祭りは、2025年も最高のひとときを届けてくれました。