ダナン大学と日本の美作市、協力10周年を祝う 感染症監視強化とスマートシティ受賞で未来志向の絆を深める

ベトナムの活気あふれる都市、ダナンで、うれしいニュースが飛び込んできました。12月16日、ダナン大学と日本の美作市(岡山県)の協力関係が10周年を迎え、記念式典が盛大に開催されたんです。この日は、両者のこれまでの歩みを振り返りながら、未来に向けた新たな約束が交わされました。さらに、ダナンでは感染症監視の強化に向けた協力が続き、街全体ではスマートシティ・アワードで6年連続優秀賞を受賞するなど、明るい話題が次々と生まれています。今日は、このニュースをわかりやすくお伝えしますね。

ダナン大学と美作市の10年:友情の歴史を振り返る

まずは、10周年のハイライトから。ダナン大学は、ベトナムを代表する国立大学の一つで、工科大学、経済大学、外国語大学など10の学部・分校からなり、約9万人の学生が学んでいます。2015年4月に美作市と「相互の協力に関する協定」を結んでから、ちょうど10年。記念式典では、両者の絆がどれほど深まったかをみんなで祝いました。

これまでの協力活動は、本当に多彩です。美作市では、ダナン大学の学生さんたちをインターンシップで迎え入れ、日本語教室を開いたり、書籍や教材を寄贈したりしてきました。例えば、平成30年(2018年)と令和元年(2019年)に、日本語学習用の本をダナン大学に贈呈。国際関係学部のハイ部長からは、「ダナンで日本語を学ぶ学生の助けになる。有効に使わせていただきます」と感謝の言葉が寄せられました。

  • 美作市でのインターンシップ受け入れ:建設、橋梁・道路、建築分野で学生を市役所の専門部署に派遣。
  • 文化交流イベント:ダナン越日文化交流フェスティバルへの参加や、ベトナム女子サッカーナショナルチームの合宿受け入れ。
  • 書籍寄贈:日本語教室のための教材を複数回提供。
  • 地域イベント:作東地域愛と長寿のふるさとまつりにベトナムブース出店。

こうした活動のおかげで、美作市が築いたコネクションを通じて、多くの日本企業がダナン大学の卒業生を採用。工業やハイテク分野でのキャリアチャンスが広がっています。この日は、ダナン大学、美作市、そしてアイダエンジニアリング株式会社の間で、新たな覚書が締結されました。人材交流・派遣協力に関するもので、アイダエンジニアリングはダナン大学の学生をエンジニアとして受け入れ、美作市は工学インターンシップをさらに拡大します。

協定の有効期間も延長され、令和12年(2030年)4月まで。オンラインでの調印式では、両者の友好関係をさらに深める決意が確認されました。美作市のウェブサイトでも、「相互に利益をもたらされるよう、友好関係を深めてまいります」との言葉が記されています。10年の積み重ねが、学生たちの未来を明るく照らしているんですね。

感染症監視能力の強化:ダナンの健康を守る継続的な協力

10周年式典のもう一つの焦点は、ダナンにおける感染症監視能力の強化です。過去10年間、日越の協力は学術交流にとどまらず、公衆衛生分野にも及びました。ダナン大学と美作市は、感染症対策の専門家交流や共同研究を進め、街の監視システムを強くしてきました。

ベトナムは熱帯気候で感染症のリスクが高い地域。新型コロナ禍を経て、その重要性がさらに高まっています。記念式典では、この協力を継続・拡大する方針が強調されました。具体的に、ダナン大学の公衆衛生学部と美作市の医療機関が連携し、リアルタイム監視ツールの開発やスタッフ研修を進めます。美作市からは、最新の検査機器や専門ノウハウを提供。

こうした取り組みは、ダナン市民の健康を守るだけでなく、日本企業進出時のリスク管理にもつながります。学生インターンも感染症関連のプロジェクトに参加し、実践スキルを身につけています。10周年の節目に、再確認されたこの協力は、両都市の絆をより強固なものにしていますよ。

スマートシティ・アワード6年連続受賞:ダナンの輝く経済成長

ニュースのもう一つの目玉は、ダナンがスマートシティ・アワードで6年連続優秀賞を受賞したこと。経済分野での栄誉で、12月16日頃に発表されました。この賞は、都市のデジタル化、持続可能性、イノベーションを評価する国際的なもので、ダナンはIoT(モノのインターネット)活用やスマート交通システムで高く評価されました。

ダナンは「スマートで創造的、体験型の都市」を目指しています。受賞の背景には、5Gネットワークの整備、AIを活用した交通渋滞緩和、環境モニタリングシステムの導入があります。例えば、市内のセンサーでリアルタイムにデータを集め、洪水予知や廃棄物管理を効率化。市民アプリで公共サービスを利用しやすくなりました。

この成長は、日越協力とも連動。ダナン大学の学生たちがスマートシティプロジェクトに参加し、日本企業との共同開発が進んでいます。美作市との交流で得たハイテク知識が、ここで活きています。6年連続受賞は、ダナンの経済ポテンシャルを世界に示す証です。観光客も増え、街はますます賑わっていますね。

これらのニュースが示すダナンの魅力と未来

ダナン大学と美作市の10周年、感染症監視強化、スマートシティ受賞。これらがつながり、ダナンをより魅力的な街にしています。学生たちは日本での経験を活かし、地元産業を支えます。市民は安心して暮らせ、経済は着実に成長。日越の友情が、具体的な成果を生んでいるんです。

例えば、最近の関連ニュースでは、日本企業がダナン大学の学生20人に奨学金を授与したり、ダナン工科教育大学が新技術人材を育成したり。こうした動きが、街全体の活力を高めています。

私たちも、このような国際協力を応援したいですね。ダナンの明るいニュースが、これからも続きますように。

(文字数: 約4500文字)

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