バンダイが贈る“つくる楽しさ”の新聖地──静岡に誕生したガンプラ体験型ミュージアム「BHCPDII MUSEUM」徹底レポート
はじめに
バンダイが誇るプラモデル文化が、いよいよ次の次元へ進化しました。静岡市に誕生した「BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM(BHCPDII MUSEUM/バンダイホビーセンター プラモデザイン インダストリアル インスティチュート ミュージアム)」は、2025年9月2日に開業しました。ガンプラをはじめとするバンダイのプラモデルの企画・開発から製造現場までを体験できる日本初の“体験型ミュージアム”です。今回は、その全貌をわかりやすく優しい口調でレポートします。
新しいバンダイ工場と体験型ミュージアムの誕生
2025年8月、静岡市葵区長沼に誕生した新工場と併設の
- 所在地:静岡県静岡市葵区長沼500-15 バンダイホビーセンター新工場2階・3階
- 営業時間:9:00~17:30
- 所要時間:約90分
- 入場料:大人(13歳以上)2,860円/子ども1,100円/未就学児無料(要予約)
工場の稼働は2026年から本格化し、従来より約35%の増産が可能になる見込みです。最新技術の数々とともに、ものづくりの現場を間近で感じられる設計になっています。
ミュージアムのテーマと構成エリア
- 1. 見る(ファクトリーエリア)
- ガラス越しに新工場の生産ラインを間近で見学。
- 実際にロボットがプラスチックを成形し、パッケージングされるライブ映像を体感。
- “ガンダム”の実物大モニュメントや、歴代ガンプラなど4,300体以上の製品展示が圧巻。
- 2. 学ぶ(スタディエリア)
- ガンプラが誕生するまでの開発・企画・設計・生産のプロセスや技術進化を、豊富なパネルや動画で解説。
- バンダイ流の「再現性」「組み立てやすさ」「高品質」へのこだわりも体感的に学べます。
- 3. 体験する(ラボラトリーエリア)
- 来場者も“プラモデザイナー”になりきり、オリジナルガンプラ作りを疑似体験!
- 体験用IDカードを使って、好きな形や色を選び、自分だけのモデルを設計。
- 設計から金型デザイン、パッケージデザインまでの一連の流れをリアルに体験でき、その成果物は実際の“ボックスアート”として持ち帰りできます。
- 実演コーナーでは成形機が稼働し、プラスチックパーツが目の前で生まれる瞬間まで見学可能。できあがったパーツは記念品としてプレゼント。
唯一無二の“プラモデザイナー体験” 〜 オリジナルガンプラ企画ができる!
「体験」の目玉は、来場者が“プラモデザイナー”となってオリジナルガンプラの企画・デザイン・パッケージ制作を体験できることです。バンダイ担当者は「多くの方に“ものづくり”の面白さ、工夫や苦労、創意工夫の喜びを知ってほしい」と語ります。
子どもも大人もタッチパネルや専用ソフトを使い、思い思いのデザインを画面上で作成。自分仕様の“オリジナルガンプラ”を、実際のパッケージアートに仕上げてもらい、ミュージアムを訪れた記念として持ち帰れます。ガンプラ好きが感動すること間違いなしのシステムです。
新工場で“ものづくり”のリアルを体感
ファクトリーエリアでは、ガンダムのボディパーツが巨大な射出成形機で成形される様子や、最新式のパッケージング機械が高速で組み立て作業を行うリアルな光景を、窓越しに目撃できます。バンダイの“工夫と技術の結晶”としての工程が「見えるぞ!」と大人も子どもも大興奮。
工場スタッフが誇る技術力や、徹底された品質管理、効率的な生産フローについても、展示や実演解説などで楽しく学べる構成です。これまで「ガンプラがどうやって作られているか不思議だった」という人にも大満足の内容となっています。
歴史と未来をつなぐバンダイの挑戦
バンダイは50年以上にわたってプラモデルを生み出し続けてきました。ガンプラ誕生以来、世界中のファンを魅了し、ものづくりの精神を育んできた歴史があります。今回のミュージアム開設により「さらに生産技術を向上し、世界中のファンにもっとたくさんの驚きと楽しみを提供したい」とバンダイ SPIRITSは意気込んでいます。
静岡の新工場・体験型ミュージアムは、バンダイの伝統と革新、そして未来への挑戦が詰まった“新しいものづくりの聖地”といえるでしょう。多くの来場者が自ら手を動かし、学び、感動しながら、プラモデルの奥深い世界と出会える――それが
利用案内・アクセス情報
- 来場は完全予約制です。公式サイトから日時を指定のうえ事前予約が必須となります。
- 入場料:大人2,860円、子ども(小学生~中学生)1,100円、未就学児は無料。
- オンライン限定グッズやオリジナル記念品もあり。
- 静岡駅・新静岡駅からバスまたはタクシーでのアクセスが便利。
最新情報・休館日や詳細は公式サイトをご確認ください。
まとめ:ガンプラ愛好者はもちろん、すべての“ものづくり好き”に贈る新名所
静岡市に生まれたバンダイの新ミュージアム