「シティーハンター」槇村香の等身大立像が登場 上野の森美術館で大原画展開催中
東京・上野の森美術館で開催中の「シティーハンター大原画展～FOREVER, CITY HUNTER!!～」に、ヒロイン槇村香の等身大立像がついにお披露目されました。
会場内の人気スポット「喫茶キャッツアイ」には、これまでの冴羽獠の等身大立像に加え、香、そして海坊主と美樹も揃い踏みし、まさに作品の世界へ入り込んだような臨場感を味わえる空間になっています。
40周年記念「シティーハンター大原画展」とは
「シティーハンター大原画展～FOREVER, CITY HUNTER!!～」は、北条司さん原作の人気作品『シティーハンター』の連載開始40周年を記念して企画された、史上最大規模の原画展です。
会期は2025年11月22日（土）から12月28日（日）までで、会場は上野の森美術館（東京都台東区上野公園1-2）。会期中は無休で、開場時間は10:00～17:00（最終入場16:30）となっています。
本展では、400点を超える直筆原画が一挙公開されるほか、貴重な制作資料や特別映像、世界観を体感できるフォトスポットなどが多数用意されており、「作品史上最大」の名にふさわしい内容となっています。
キャッチコピーは、冴羽獠と槇村香の絆を象徴する名セリフをもとにした「シティーハンターってのは!! おれたちふたりのことを言うんだぜ!!」。
物語の中核をなすリョウと香の関係性に焦点を当てつつ、40年にわたり愛され続けてきた『シティーハンター』の魅力を、原画と演出でじっくり味わえる構成になっています。
展示構成と見どころ
展示は、ファンなら胸が熱くなる名場面や名ゼリフをたどりながら、物語とキャラクターの魅力を再確認できる流れで構成されています。
- プロローグ：100tハンマーが来場者をお出迎え
エントランスでは、香のトレードマークともいえる「100tハンマー」が巨大なオブジェとして展示され、実際に持ち上げるポーズで写真撮影も可能です。
新宿の街並みをイメージした通路を進むと、作品でおなじみの新宿駅東口の伝言板が登場。「XYZ」のメッセージで依頼人が助けを求めるあの場面を、臨場感たっぷりに体験できます。 - 運命の出会い：リョウと香、そして仲間たち
初期のエピソードを中心に、冴羽獠と槇村香の運命的な出会いや、元パートナー槇村秀幸の死、個性豊かな仲間たちとの出会いを描いた原画が展示されています。
会場には冴羽アパート地下射撃場を再現したフォトスポットもあり、リョウと香のすぐそばに立って、一緒に作品世界に入り込んだような写真を撮ることができます。 - 名場面・名ゼリフの数々
シリアスなガンアクションから、コミカルなやりとり、そして胸を打つドラマまで、ファンの記憶に残る名シーンが、原画ならではの迫力で並びます。
線の勢いや細かな表情、背景の描き込みなど、印刷物ではわかりにくいディテールを間近で見られるのも、原画展ならではの魅力です。 - 特別映像：『Get Wild』で締めくくられるラストシーン
会場ラストには、TM NETWORKの名曲『Get Wild』とともに、作品世界に浸れるスペシャルムービーが上映されています。
アニメ版エンディングでもおなじみの楽曲とともに、シティーハンターらしい余韻を噛みしめられる人気コーナーとなっています。
槇村香等身大立像がついにお目見え
今回のニュースで大きな話題となっているのが、会場内に新たに登場した「槇村香」の等身大立像です。
これにより、「喫茶キャッツアイ」のフォトスポットには、すでに設置されていた冴羽獠に加え、香、海坊主、美樹の4人が勢ぞろいし、まさに原作のワンシーンがそのまま飛び出してきたような空間が完成しました。
香の立像は、作品中でも印象的なセリフ「あんたの相棒の妹さ！」を思わせる、元気で頼もしい雰囲気をそのまま立体化したような仕上がりになっており、ファンにとっては見逃せない撮影スポットになっています。
リョウの隣に並び、強い絆で結ばれた「相棒」としての姿を間近で感じられることから、カップルや友人同士で撮影を楽しむ来場者も多いようです。
喫茶キャッツアイがフォトスポットとして再現
「喫茶キャッツアイ」は、作品中でリョウたちが集う場所として登場する喫茶店であり、ファンにはおなじみのロケーションです。
原画展では、その店内の雰囲気を再現した空間に4人の等身大立像が配置され、まるで自分も常連客の一人になったかのような気分で写真撮影を楽しめます。
等身大立像ならではのリアルな存在感により、リョウのクールさや、香の明るさ、海坊主の圧倒的な迫力、美樹の大人の魅力など、それぞれのキャラクター性がより強く伝わってきます。
作品の世界観にじっくり浸りたい方はもちろん、SNS映えする写真を撮りたい方にもおすすめのエリアです。
新作オリジナルグッズ「100tハンマー名刺ケース」が登場
今回新たに販売が開始されたオリジナルグッズとして話題なのが、香のトレードマークをモチーフにした「100tハンマー 名刺ケース」です。
作品中で、リョウのスケベな行動に対して香が容赦なく振り下ろす「100tハンマー」は、シティーハンターを象徴するコミカルなアイテム。そのモチーフを、日常でも使える実用品としてデザインしたグッズとなっています。
ビジネスシーンでもさりげなく作品愛をアピールできるアイテムとして、ファンの注目を集めています。
原画展の会場では、図録やポストカード、アクリルスタンドなど、ここでしか手に入らない限定グッズも多数販売されており、来場記念や友人へのプレゼントとして購入する人も多いようです。
バリエーション豊かな会場限定グッズ
- 公式図録「シティーハンター大原画展～FOREVER, CITY HUNTER!!～図録」
会場で展示されている原画を網羅的に収録した図録は、ファン垂涎の一冊。細部までじっくり見返したい方や、来場の思い出を形に残したい方に人気です。 - 複製原画
キービジュアルを含む複数のカラー原画が高い再現度で複製され、会場限定で販売されています。
自宅のインテリアとして飾れば、いつでもシティーハンターの世界を身近に感じられそうです。 - その他のオリジナルグッズ
クリアファイル、ステッカー、アクリルスタンドなど、キャラクターごとに楽しめるアイテムが豊富にラインナップされています。
新たに登場した100tハンマー名刺ケースは、そのユニークさと実用性から、複数個まとめて購入するファンもいるようです。
アクセス情報と基本データ
会場：上野の森美術館（東京都台東区上野公園1-2）
会期：2025年11月22日（土）～12月28日（日） ※会期中無休
開場時間：10:00～17:00（最終入場 16:30）
最寄り駅は、JR上野駅（公園口から徒歩約3分）のほか、東京メトロ・京成電鉄の上野駅からも徒歩圏内とアクセスしやすい立地です。
都内はもちろん、遠方からのファンも訪れやすい場所にあるため、40周年を記念したこの特別な原画展を目当てに、多くの来場者が足を運んでいます。
「シティーハンター」とファンをつなぐ特別な時間
『シティーハンター』は、新宿を舞台に活躍するスイーパー・冴羽獠と、その相棒である槇村香を中心に描かれるハードボイルド・アクション作品です。
クールなガンアクションと、リョウの女好きな一面を香が100tハンマーで制裁するコミカルさ、そして依頼人とのドラマやリョウと香の関係性など、シリアスとギャグが絶妙に絡み合う作風で、多くの読者・視聴者に愛されてきました。
40周年記念となる今回の大原画展は、そんな『シティーハンター』の歴史を一望できる場であると同時に、原画という「生」の線でキャラクターたちに再会できる貴重な機会でもあります。
そこに、今回新たに加わった槇村香の等身大立像や、「喫茶キャッツアイ」の4人が揃ったフォトスポット、そして100tハンマー名刺ケースといった遊び心あふれる仕掛けが加わることで、作品への愛情をより一層深く感じられるイベントへと仕上がっています。
長年のファンはもちろん、アニメや映画で最近シティーハンターを知った方にとっても、その魅力を再確認・再発見できる内容です。
リョウと香の名セリフの数々、仲間たちとの信頼関係、胸が熱くなるラストシーン――そのすべてを、上野の森美術館でじっくり味わってみてはいかがでしょうか。
