ヨックモックミュージアム、新たな学生応援プロジェクト「ピカっと!スチューデント」を発表

ヨックモックミュージアム(東京都港区南青山6-15-1、館長:藤縄利康)は、生徒・学生を対象にした新たな学生応援プロジェクト「ピカっと!スチューデント」を開始することを発表した。このプロジェクトは、展覧会のギャラリートークとアートセッションを組み合わせたオリジナルの教育プログラムであり、参加費は2,000円(税込)となっている。

プロジェクトの目的と内容

「ピカっと!スチューデント」は、学生たちが美術館をより身近に感じることを目指した取り組みである。プロジェクトでは、「見ること」と「作ること」を融合させることで、学生たちが美術館を活用する第一歩を促進することを目的としている。ヨックモックミュージアムは、学生たちが生涯にわたって心の拠り所となるような美術館体験を提供することを期待している。

参加対象は中学生以上の生徒・学生で、団体ごとに応相談での開催が可能。定員は10名までで、公式サイトを通じて随時募集が行われている。参加費には入館料とワークショップの画材代が含まれており、他の割引との併用は不可となっている。

会場情報とアクセス

ヨックモックミュージアムは2020年10月25日に開館し、東京都港区南青山に位置している。アクセスは、東京メトロ「表参道」駅B1出口から徒歩9分、または渋谷駅東口より都営バス「01系統」に乗車し、「青山学院中等部前」で下車後、徒歩1分で到着する。なお、駐車場は設けられていないため、公共交通機関の利用が推奨されている。

詳細な情報や参加申し込みは、公式サイト(https://yokumokumuseum.com/)を参照されたい。

プロジェクトリーダーのコメント

プロジェクトリーダーである小幡佳奈子(教育普及担当主任学芸員)は、学生たちが美術館に対して感じる敷居の高さを指摘し、このプロジェクトがどのようにそれを克服するかを語った。彼女は、「美術館が柔軟な感性を持つ若者たちにとって身近な存在となることで、たくさんの刺激が生まれ、生涯にわたって心の拠り所となることを目指しています」と述べた。

モニター参加者の体験談

モニター参加者からは、プロジェクトの楽しさや学びについての意見が寄せられた。女子美術大学の教員は、「生徒たちがとても楽しんでいる様子が見られ、アート作品を介したコミュニケーションの重要性を感じました」とコメント。また、参加した学生は、「スタッフの温かい接し方のおかげで、楽しい体験ができました」と語り、ヨックモックミュージアムの魅力を再認識した。

参加者の声

参加者からは、「アート制作を通じて自分の表現を広げることができた」「ギャラリートークが非常にわかりやすく、館内の雰囲気も良かった」といった感想が寄せられた。特に、アートセッションが無意識の中からの自己表現を引き出す場となったことが高く評価されている。

終わりに

ヨックモックミュージアムの新たな取り組み「ピカっと!スチューデント」は、学生たちに美術館を身近に感じてもらうための素晴らしい機会となるだろう。このプロジェクトを通じて、多くの学生がアートに触れ、新たな視点や感性を育むことが期待されている。未来に向けて、若者たちが美術館を楽しみ、自らの表現を深める場として活用していくことを願ってやまない。