3月8日は国際女性デー:不要になったモノの買取金額で女性の地位向上を支援
ブックオフグループホールディングス株式会社の子会社、ブックオフコーポレーション株式会社は、宅配買取寄付サービス「キモチと。」を通じて、不要になったモノの買取金額を社会貢献活動に活用する取り組みを行っている。特に、2025年3月1日から31日までの期間中、寄付金を500円上乗せするキャンペーンを実施し、3月8日の国際女性デーに合わせて女性の地位向上やジェンダー平等を推進する活動を強化する。
国際女性デーの意義と背景
国際女性デーは、1975年に国連により制定され、女性の権利を守り、ジェンダー平等の実現を目指す日である。平和と安全、開発における役割の拡大を求める女性たちを称えるこの日は、近年日本でも認知が進んでいる。国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)には、ジェンダー平等の達成が掲げられており、女性の地位向上に向けた活動が求められている。
「キモチと。」を通じた寄付の仕組み
宅配買取寄付サービス「キモチと。」では、不要品を通じて寄付を行うことが可能であり、特に女性を取り巻く社会課題の解消に向けた支援が期待されている。世界の非識字人口の約3分の2が女性であり、教育の機会を奪われる女の子が多い現状がある。途上国では早すぎる結婚が問題視されており、これらの課題に対する支援が求められている。
「キモチと。」のプログラムでは、寄付金が途上国の女性に対する自立支援や教育、保健、奨学金給付などに活用され、社会課題の解決に貢献する。日本国内でも、ジェンダーギャップ指数が146か国中118位という結果が示すように、男女格差が依然として大きい。教育面でも、日本は女性研究者の割合が低く、多様な視点の重要性が求められている。
具体的な支援プログラム
「キモチと。」では、国内大学の女子学生や女性研究者を支援するプログラムも展開しており、女子高生や保護者向けの情報発信、環境整備、キャリア継続のための支援が行われている。また、病児を抱える家庭に対しても、衛生用品や生活用品を無償で届ける支援プログラムが実施されている。
具体的な支援先には、特定非営利活動法人 国連ウィメン日本協会や公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン、国立大学法人東京科学大学などがあり、それぞれの団体が女性のエンパワーメントや教育支援に取り組んでいる。
「キモチと。」5周年キャンペーンの詳細
「キモチと。」は2019年にスタートし、今年5周年を迎える。3月1日から31日までの期間中、プログラムに申し込むことで、寄付金500円が上乗せされるキャンペーンが行われている。ブックオフは、不要品を通じた社会貢献の重要性を訴え、廃棄物の抑制やSDGsの推進に向けた取り組みを続けていく。
詳細情報は、公式サイトの「キモチと。」5周年キャンペーンページで確認できる。
終わりに
「キモチと。」の取り組みは、不要なモノを手放すことで社会貢献ができる新たな選択肢を提供している。国際女性デーに合わせたこのキャンペーンは、女性の地位向上やジェンダー平等を推進するための重要な一歩となるだろう。今後も多くの人々がこの活動に参加し、共により良い社会を築いていくことが期待される。