サマリー
日本3Dプリンター株式会社は、旭化成株式会社が開発した新フィラメント「セルロースナノファイバー強化PA」のサンプルを、先着100名に無償配布するキャンペーンを開始しました。このキャンペーンは、企業や教育機関向けに3Dデジタルソリューションを提供する同社が、持続可能な素材の利用を促進する一環として実施されます。
新フィラメント「セルロースナノファイバー強化PA」の特長
日本3Dプリンター株式会社が無償配布する「セルロースナノファイバー強化PA(以下PA-CNF)」は、旭化成株式会社が開発したフィラメントです。このフィラメントは、植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)を添加することで強化されたポリアミド樹脂材料です。CNFは非常に細かく、軽量でありながら、高い強度と剛性を誇ります。
PA-CNFは、綿実油の副産物であるコットンリンターを原料としており、木材由来のCNFに比べて耐熱性が高いという特長があります。また、旭化成の開発した技術により、CNFを樹脂に高度にナノ分散させることが可能となり、造形安定性や寸法精度を保ちながら、層間密着性にも優れています。これにより、FFF方式の3Dプリンターにとって非常に適した特性を持つフィラメントとなっています。
キャンペーン詳細
本キャンペーンでは、開発中のフィラメント「DX101」と「BX102」をそれぞれ30グラムずつ、合計60グラムを申し込み先着100名に無償で提供します。サンプルを希望する方は、特設サイト(こちら)に記載されている内容を確認し、「重要確認事項への同意について」を読み、専用のフォームに必要事項を記入することで申込みが可能です。
日本3Dプリンター株式会社について
日本3Dプリンター株式会社は、東京都中央区に本社を構え、企業や教育機関向けに3Dデジタルソリューションを提供しています。代表取締役の北川士博氏のもと、同社は2013年に設立され、現在に至るまで多くの顧客に革新的な製品やサービスを提供してきました。会社の詳細については、公式サイト(こちら)をご覧ください。
終わりに
日本3Dプリンター株式会社の新フィラメント「セルロースナノファイバー強化PA」のサンプル配布キャンペーンは、持続可能な素材の利用を促進する重要なステップとなるでしょう。今後も、3Dプリンティング技術の進化とともに、環境に優しい新素材の開発が進むことが期待されます。企業や教育機関がこの機会を活用し、より良い未来に向けた取り組みを進めていくことを願っています。