大分県とサンリオエンターテイメントが観光キャンペーンを発表
大分県と「サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド」を運営する株式会社サンリオエンターテイメントは、2025年3月17日に大阪・関西万博の開催に合わせた観光キャンペーンを発表した。このキャンペーンは、国内外からの観光客誘致を目的としており、2025年4月13日から10月13日までの期間中に様々な施策が実施される。特に注目されるのは、万博開催期間中に「大分ハローキティ空港」として愛称化される大分空港で、ハローキティなどのサンリオキャラクターが訪れる人々を迎えることだ。
大分ハローキティ空港の開港
新たに「大分ハローキティ空港」として開港する大分空港は、「世界でいちばん、あたたまる空港」をコンセプトにしており、ハローキティが空港の顔となる。開港に際しては、ハーモニーランドのリゾート化計画にも期待が寄せられている。
記者発表の様子
大分県庁舎本館4階貴賓室で行われた共同記者発表には、大分県知事の佐藤樹一郎氏と株式会社サンリオエンターテイメントの代表取締役社長、小巻亜矢氏が出席した。発表では観光キャンペーンの概要や「大分ハローキティ空港」のロゴが公開され、特別ゲストとしてハローキティも参加し、出席者との記念撮影が行われた。
多様な施策で観光促進
「大分ハローキティ空港」の開港に加え、ハーモニーランドへの期間限定のシャトルバス運行や、大阪万博でのブース設置、ツール・ド・九州2025との連携など、観光促進を目的とした多様な施策が計画されている。これらの施策を通じて、大分県の魅力を国内外に発信し、地域経済の活性化を図る意向が示されている。
知事と社長のコメント
佐藤樹一郎知事は、「大分県は訪日外国人が令和6年に150万人に達する見込みであり、この大阪万博の機会を活かして大分県の魅力を発信したい」と述べた。また、小巻亜矢社長は「ハーモニーランドは1991年に大分県と協業して誕生し、来年で開園35周年を迎える。関西・大阪万博に合わせて様々な施策を展開し、大分県の魅力を世界に発信していく」と抱負を語った。
キャンペーンの詳細
本キャンペーンは、大分県と株式会社サンリオエンターテイメントが連携し、観光促進と地域活性化を目的として実施される。キャンペーン期間は2025年4月13日から10月13日までで、以下の主な施策が予定されている。
- サンリオキャラクターで装飾された大分ハローキティ空港の開港(4月13日 ~ 10月13日)
- 県観光公式SNS等でハーモニーランドの情報をインバウンド向けに発信(4月13日 ~ 10月13日)
- 大分空港-杵築駅-ハーモニーランド間でのバス実証運行(8月~10月予定)
- 大阪・関西万博における大分県ブース内にハーモニーランドブース設置(9月予定)
- ツール・ド・九州2025のイベントでのPR連携(10月予定)
終わりに
大分県とサンリオエンターテイメントの新たな観光キャンペーンは、国内外からの観光客誘致を強化し、地域経済の活性化に寄与することが期待されている。大分ハローキティ空港の開港を皮切りに、今後の施策により多くの人々が大分の魅力を体感できることを願っている。新しい観光地としての大分の未来に、期待が高まる。