28万部ベストセラー著者、高橋克徳の最新作『静かに分断する職場』が発売
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンは、2025年3月22日に高橋克徳著の新刊『静かに分断する職場 なぜ、社員の心が離れていくのか』を刊行した。この書籍は、28万部を売り上げたベストセラー『不機嫌な職場』から17年後の現代職場における「静かなる分断」の問題に焦点を当てている。
現代職場の「静かなる分断」とは
本書では、著者が組織感情を分析し続けてきた経験をもとに、現代の職場における心の距離感や価値観の違いが引き起こす問題を明らかにしている。ギスギスした感情や対立がないにもかかわらず、社員同士の心の距離が広がり、職場内でのコミュニケーションが希薄になっている現状を描写している。
著者は、部下や若手社員の本音が見えなくなり、さらに優秀な若手が次々と辞めていく現象を「静かなる分断」として捉えている。この現象は、仕事や職場に対する本音が見えづらくなり、組織内の感情が隠れてしまうことに起因している。
新しい関係性を築くための「対話」
本書では、静かなる分断を超えるための「対話」の重要性が強調されている。著者は、部下と上司、現場と経営、若手とベテランといった異なる立場の人々が、どのようにコミュニケーションを図り、新しい関係性を築いていくかを解説している。具体的には、職場の人間関係に違和感を持つ方や、部下の本音が見えないと感じる管理職、現場の意識と会社の理念とのギャップに悩む経営者に向けた内容となっている。
目次と内容の概要
本書の目次は以下の通りである:
- 第1章 仕事や会社から心が離れていませんか?
- 第2章 なぜ、心が離れていく会社になってしまったのか?
- 第3章 心が離れた会社ではダメなのか?
- 第4章 静かなる分断を超える五つのカギ
- 第5章 静かなる分断を超える七つの対話
- 第6章 人と組織が一緒に変わる三つの革新
- 第7章 コミュニティシップ溢れる社会をつくる
これらの章を通じて、著者は読者に対して、静かなる分断を乗り越え、より良い未来を切り拓くための具体的な方法を提示している。
著者のプロフィール
高橋克徳は、株式会社ジェイフィールの代表取締役であり、組織開発や人材開発に関するコンサルティングを手掛けている。彼は、感情とつながりを重視した組織づくりを提唱し、数多くの著作を執筆している。2008年に出版した『不機嫌な職場』は、職場の組織変革において広く読まれており、28万部のベストセラーとなった。
書籍情報
タイトル:『静かに分断する職場 なぜ、社員の心が離れていくのか』
発売日:2025年3月22日(オンラインストアは3月21日先行発売)
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:新書/304ページ
終わりに
高橋克徳の最新作『静かに分断する職場』は、現代の職場が抱える深刻な問題に光を当て、新しい関係性を築くためのヒントを提供する一冊である。企業がこの本を通じて、社員同士の対話を促進し、より良い職場環境を作り出すことが期待される。未来に向けて、組織がともに支え合い、協力し合う関係を築くことができるようになることを願っている。