ミツカン「凹んでない課」が和歌山と栃木を元気にするプロジェクトを展開

株式会社Mizkan(ミツカン)は、全国の「へこみ」を解消するための「凹(へこ)メシ」プロジェクトの一環として、和歌山県と栃木県での活動を発表した。このプロジェクトは、2024年10月に公開された「日本全国凹み地図」に基づき、地域の特性に寄り添った施策を展開するものだ。

和歌山のパンダを応援する「出張凹メシ」

和歌山県のテーマパーク「アドベンチャーワールド」と協力し、園内のパンダの魅力を伝えるために、凹んでない課は「和歌山にもパンダがいるとあまり知られていない」というエピソードに着目した。園長からの依頼を受け、スタッフを元気づけるために、パンダを模した「良浜・結浜・彩浜・楓浜ちらし寿司」を作成し、直接スタッフに振る舞った。

このちらし寿司は、各パンダの特徴を再現したもので、可愛らしい見た目がスタッフの心を和ませた。ミツカンは、和歌山県にごはんを届けた様子を収めた動画を公式SNSで公開予定で、3月18日から23日まで「#凹メシアドベンチャー」キャンペーンも実施する。

栃木県の「しもつかれ」を美味しくアレンジ

栃木県では、「給食で出る『しもつかれ』が残りがち」というエピソードに着目した。しもつかれブランド会議からの協力要請を受け、凹んでない課は「しもつかれ入り円盤ぎょうざ」を開発し、栃木県の小学校で試食を行った。事前のインタビューでは、子どもたちがしもつかれの匂いや見た目に対してネガティブな印象を持っていることがわかったが、円盤ぎょうざを食べた94%の子どもたちが「美味しい」と回答し、栃木県の皆さんを笑顔にすることに成功した。

日本全国凹み地図の公開と地域の魅力発信

ミツカンは「日本全国凹み地図」を作成し、各地域のへこみエピソードを視覚化した。この地図には、愛媛県の「全家庭の蛇口からみかんジュースが出ると思われている」といったユニークなエピソードが含まれており、地域の特性を理解する手助けとなる。

ミツカンは「おいしいごはんを食べることで、心まで健康になってもらいたい」という理念のもと、2022年11月から凹メシプロジェクトを始動し、様々なイベントを通じて地域の人々を元気づけてきた。今後も「凹んでない課」は、地域の特性に寄り添いながら、さらなる施策を展開していく予定だ。

終わりに

ミツカンの「凹メシ」プロジェクトは、地域の特性を活かしながら、へこんでいる人々を元気づける取り組みとして注目されている。和歌山県と栃木県での活動を通じて、地域の魅力を再発見し、共感を呼び起こすことに成功した。今後もこのプロジェクトが多くの人々に喜びをもたらすことを期待したい。