ベートーヴェンの渾身作《フィデリオ》がライブビューイング初登場!

世界最高峰のオペラハウス、メトロポリタン・オペラ(通称:MET)が、2024-25シーズンの第5作目として、ベートーヴェンの唯一のオペラ《フィデリオ》を4月25日(金)から全国公開することを発表した。この作品は、1週間限定での上映となり、東劇では5月8日(木)までの2週間上映される。

《フィデリオ》の物語と背景

《フィデリオ》は、不当に監禁された夫を救うために男装した妻が奮闘する救出劇であり、ベートーヴェンが9年の歳月を注いだ渾身の作品である。フランス革命前後に人気を博した「救出オペラ」を基に、究極の夫婦愛を描いた感動作として、多くの観客に愛されてきた。

演出は、ドイツ舞台芸術協会の会長やザルツブルク音楽祭の芸術監督を務めた演劇界の大御所、ユルゲン・フリムによるもので、20年以上にわたって上演され続ける人気プロダクションである。主人公レオノーレを演じるのは、今シーズンの《トスカ》で話題を呼んだスター・ソプラノ、リーゼ・ダーヴィドセン。彼女は、夫を救うために男装し奮闘する役柄を見事に演じる。

豪華キャストと感動のフィナーレ

さらに、牢番ロッコを演じるのは、圧倒的な存在感と深く美しい歌声で世界を魅了するルネ・パーペ(バス)。ロッコの娘でフィデリオに想いを寄せるマルチェリーネを演じるのは、近年注目を集めるイン・ファン(ソプラノ)だ。彼らを含むMETライブビューイングでも人気のスター歌手たちが集結し、観客に感動を与える。

物語のクライマックスでは、愛と自由を称える合唱による感動のフィナーレが展開され、観客の心を打つことだろう。

予告映像と場面写真の解禁

今回の発表に伴い、ベートーヴェンの崇高な音楽に合わせて、登場人物たちの様々な感情が垣間見える予告映像が解禁されている。また、20世紀半ばを舞台とした本作の演出の様子や、個性豊かなキャラクターを写した場面写真12枚も公開された。これにより、観客は本作の魅力を一層感じることができるだろう。

上映情報と公式サイト

ベートーヴェン《フィデリオ》の上映は、4月25日(金)から5月1日(木)まで、全国21館で行われる。なお、東劇では5月8日(木)までの2週間上映される予定だ。指揮はスザンナ・マルッキが担当し、上映予定時間は2時間45分(休憩1回)となっている。

詳細な情報やチケット購入については、公式サイト(こちら)を参照されたい。

終わりに

ベートーヴェンの《フィデリオ》は、愛と自由をテーマにした感動的な作品であり、観客に深い感動を与えることが期待されている。今後も、このような素晴らしい作品が多くの人々に愛され、オペラの魅力が広がることを願ってやまない。