国際女性デー2025:「empower myself」女性のエンパワーメントをムーブメントで!

国際女性デーの制定から50周年を迎える2025年、国際協力NGOジョイセフが「女性の健康が、世界を変える」をテーマに、女性のエンパワーメントを促進するホワイトリボンムーブメントを拡大することを発表した。このムーブメントは、女性が自らの権利と健康を享受できる社会の実現を目指しており、様々なイベントを通じてSRHR(性と生殖に関する健康と権利)への理解を深めることを目的としている。

国際女性デーの歴史と意義

国際女性デーは、1904年に「女性に男性と同じ権利を与えよ」という声が世界各国で高まり始めたことに起源を持つ。1977年に国連総会で正式に「女性の権利と国際平和を祝う日」として定められたこの日を、ジョイセフは年間でもっとも重要な記念日として位置づけている。国際女性デーは、女性の権利を訴えるだけでなく、社会全体での意識改革を促進する重要な機会である。

日本における現状と課題

近年、日本においても芸能界の性的トラブルが報じられ、女性の権利侵害が依然として深刻な問題であることが浮き彫りになっている。これらの問題の根底には、性教育の不足やSRHRへの認識不足が存在する。女性が自らの身体を守り、尊厳ある生を送るためには、SRHRに関する知識の普及が不可欠だとジョイセフは指摘している。

国際的な取り組みとホワイトリボンムーブメント

国際的には、女性の権利を軽視する動きが依然として存在し、安全な中絶を求める女性たちが命を落とすという現実もある。ジョイセフは、こうした状況に立ち向かい、SRHRの普及を目指す活動を展開している。2025年の国際女性デーに向けて、ホワイトリボンランや各種イベントを通じて、SRHRへの理解を深め、行動を可視化することが求められている。

寄付と活動の活用

2025年の寄付は、ケニアと日本において、女性や少女の命と健康を守るための性に関する教育と情報普及の活動に活用される。ジョイセフは、これらの活動を通じてすべての女性が健康と権利を享受できる社会を目指している。

ジョイセフについて

ジョイセフは、日本生まれの国際協力NGOであり、すべての人が自分の意思で生き方を選択できる世界を目指して基本的人権であるSRHRを推進している。特にアフリカやアジアの中低所得地域での支援活動に力を入れており、妊娠・出産・安全でない中絶による女性の死亡を減らすための支援や、意図しない妊娠を防ぐための家族計画の推進、性感染症の予防、SRHR推進のための啓発や教育を行っている。2017年には第1回ジャパンSDGsアワードのパートナーシップ賞を受賞している。

ジョイセフのウェブサイトは、こちらからアクセスできる。

終わりに

国際女性デー2025に向けたホワイトリボンムーブメントは、女性の健康と権利を守るための重要な一歩である。ジョイセフと共に、すべての女性が自らの力を発揮できる社会を実現するために、今後も積極的に参加し、支援していくことが求められている。未来に向けて、女性のエンパワーメントが進むことを期待したい。