伊藤計劃生誕50周年企画!オリジナルステッカープレゼントキャンペーン実施中
2024年10月に伊藤計劃の生誕50周年を迎えるにあたり、特別な企画が発表された。約10年ぶりにリリースされるオールタイム・ベストSFとして、SFマガジン2025年2月号にて『ハーモニー』が国内長篇部門で第1位に選ばれ、『虐殺器官』が第5位にランクインしたことが注目されている。
豪華箔押しカバーでの重版
今回の記念企画では、伊藤計劃の代表作である『虐殺器官』と『ハーモニー』が、1年間限定の豪華箔押しカバーにて大重版される。さらに、短篇9本を収録した『The Indifference Engine』も期間限定カバーで同時に重版され、全国の書店で販売中だ。これらの新カバーを記念して、3冊を購入した顧客にはオリジナルステッカーがプレゼントされるキャンペーンが実施されている。
キャンペーンの詳細
このキャンペーンは2025年11月30日まで受付中であり、応募資格は『虐殺器官〔新版〕』『ハーモニー〔新版〕』『The Indifference Engine』の伊藤計劃50周年記念新カバーの3点を全て購入した顧客に限られている。応募方法は、指定のフォームに購入レシートと書籍3点の写真を添付して送信する形となっている。発送は2025年3月から順次行われる予定だ。
伊藤計劃の作品とその影響
伊藤計劃は1974年に生まれ、武蔵野美術大学を卒業後、2007年に『虐殺器官』で作家デビューを果たした。この作品は「ベストSF2007」や「ゼロ年代ベストSF」で第1位に輝くなど、広く評価されている。続く2008年には、オリジナル長篇第2作『ハーモニー』を刊行し、第30回日本SF大賞や「ベストSF2009」第1位を受賞。彼の作品は、深いテーマ性と緻密な世界観で多くの読者を魅了し、影響を受けた作家やクリエイターも少なくない。
伊藤計劃のデビュー作『虐殺器官』は、大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”というテーマを扱い、現代の罪と罰を描破するフィクションとして高く評価されている。また、医療分子の発達によって病気がほぼ排除された“ユートピア”に倦んだ少女たちが餓死を選択するという衝撃的なストーリー展開は、彼の作品に特有の深いメッセージ性を感じさせる。
終わりに
伊藤計劃の生誕50周年を祝うこの特別な企画は、彼の作品の魅力を再認識する良い機会となるだろう。ファンにとっては、豪華な新カバーの書籍を手に入れるだけでなく、特典としてオリジナルステッカーもゲットできるチャンスだ。今後も、伊藤計劃の作品が新たな読者を惹きつけ、彼の影響力が広がっていくことを期待したい。