ヘラルボニー、TIGIRIS社の協力で岩手県大船渡市へ飲料水1,000本を寄贈
この度、株式会社ヘラルボニー(以下、ヘラルボニー)は、ティグリス・ジャパン株式会社(以下、TIGIRIS社)の協力を得て、岩手県大船渡市に飲料水1,000本を寄贈した。この寄贈は、最近発生した山林火災の影響を受けた地域への支援として行われ、ヘラルボニーの代表である松田文登氏は、震災後の復興に関わった経験を踏まえ、地域に貢献したいとの思いから実現したものである。
寄贈の背景と目的
岩手県大船渡市では、令和7年2月26日に発生した林野火災により、多くの方々が影響を受けた。ヘラルボニーは、代表の松田文登氏が2011年の東日本大震災以降、約3年間にわたり大船渡市で復興に携わってきたことから、地域の人々に少しでも力になりたいと考えた。松田氏は「お世話になった方々に少しでも力になれば」と、様々な支援の形を模索し、TIGIRIS社との協力により飲料水の寄贈を実現した。
寄贈された飲料水「TomorroWater」
寄贈された飲料水は「TomorroWater(トゥモロー・ウォーター)」と名付けられた天然水であり、2024年にTIGIRIS社とヘラルボニーが初めての共創として発表した製品である。採水地は由布岳(大分県)で、内容量は550ml。パッケージにはヘラルボニー契約作家のアート作品が施されており、売上の一部はアーティストに還元される仕組みとなっている。この取り組みは、アートを通じた社会貢献を目指すヘラルボニーの理念を体現している。
商品詳細は、公式ブランドサイト(TomorroWater)を参照されたい。
災害時の支援活動と特設ページの公開
ヘラルボニーは、2024年1月に避難所において困難を抱える障害のある人々のためのガイドラインや災害時に役立つ情報をまとめた特設ページを公開する予定である。また、「#障害者を消さない」というキャンペーンをSNSを通じて展開し、被災地にいる障害のある人たちのリアルな声を届ける活動も開始する。この特設サイトでは「災害用コミュニケーションボード」なども掲載されており、地域の人々が活用できる情報が提供される予定である。特設Webサイトのリンクは以下の通りである。
大船渡市の支援体制
大船渡市では、林野火災に伴う災害義援金の受付が行われており、詳細は特設ページにて確認できる。市民や企業が協力し、被災地域の復興を支援するための取り組みが進められている。
終わりに
ヘラルボニーの今回の寄贈活動は、地域社会への温かい支援と、アートを通じた新たな文化の創出を目指す同社の理念を体現したものである。未来に向けて、こうした支援活動が地域の復興に寄与し、困難を乗り越える力となることが期待される。被災地域の一日も早い復興を、心より願っている。