不登校マップ:適切なサポートを見つけるための親向けチェックリストをリリース

不登校支援を行う株式会社キズキが、新たに「不登校マップ」を開発し、親向けのチェックリストをリリースした。このチェックリストは、不登校の子どもたちが今どの段階にいるのかを把握し、適切なサポートを見つける手助けをすることを目的としている。

不登校の4つのステップ

不登校には、大きく分けて4つのステップが存在する。これらは以下の通りである。

  • ①不登校前兆期
  • ②不登校進行期
  • ③不登校混乱期
  • ④不登校回復期

お子さんの「不登校の現在地」を知ることで、どのような支援が最も効果的であるかを理解する手助けとなる。このマップを利用することで、親はお子さんの状況を把握し、適切な声かけやアプローチを見つけやすくなる。

不登校マップの背景

不登校マップは、キズキ共育塾の不登校相談員である寺田真依氏の自身の経験を基に開発された。彼女は高校時代に不登校の経験を持ち、その後大学受験を経て、社会に出るまでに多くの苦労を重ねた。彼女の母との会話が、このマップの開発のきっかけとなった。

寺田氏の母は、「一度提案してうまくいかなかった声掛けを、半年後にもう一度してみたら、良い方向にいった」と語り、その疑問が寺田氏に新たな視点を与えた。彼女は不登校のステップに応じたアプローチの重要性を認識し、この知識を他の親たちにも提供したいと考えた。

不登校マップの利用方法

不登校マップは、親が子どもの状況を把握するためのチェックリストとして機能する。具体的には、各ステップに応じた質問が用意されており、親はそれに答えることで、お子さんが現在どの段階にいるのかを知ることができる。

さらに、チェックリストを通じて得られた情報は、不登校オンラインの記事とリンクしており、親はその情報をもとに適切なアプローチを見つけることができる。詳細な方法は不登校マップの中に記載されている。

今後の展望

寺田氏は、今後も不登校に関する課題を社会に提起し続ける意向を示している。彼女は、1999年生まれであり、大学の法学部を卒業後、株式会社キズキに就職。名古屋校で教室長を務め、多くの不登校の家庭と相談を行ってきた。

今後も彼女は、イベント登壇や不登校オンラインの運営などを通じて、不登校の問題に取り組む姿勢を貫いていく。彼女の経験と知識が、多くの家庭にとっての「次に進むきっかけ」となることを願っている。

お申し込み方法

不登校マップは、公式サイトからお申し込みが可能である。申し込み完了後には、自動返信メールにて「不登校マップ(PDF)」が届く。詳細は以下のリンクから確認できる。

不登校マップのお申し込みはこちら

終わりに

不登校マップは、多くの家庭にとってのサポートツールとなることが期待されている。お子さんの状況を正確に把握し、適切なアプローチを見つけることで、未来に向かって一歩を踏み出す手助けとなるだろう。このマップが、親と子どもが共に成長していくための道しるべとなることを願っている。