サマリー

ジーネックス株式会社は、世界希少・難治性疾患の日に合わせて、先着50組限定で家族割サービスを開始した。このサービスは、家族でゲノム検査を希望する方々の負担を軽減することを目的としており、検査料金が通常の半額になる特典がある。希少疾患の理解と治療法の開発を進めるジーネックスの取り組みについて詳しく見ていく。

ジーネックス、家族割サービスを開始

ジーネックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:八木 研)は、希少疾患患者の生活の質向上を目指す「Rare Disease Day (レア ディジーズ デイ)」に合わせ、先着50組限定で家族割サービスを本日より開始した。このサービスは、家族でゲノム検査を希望する方々の経済的負担を軽減することを目的としている。

希少疾患への理解を深める取り組み

「Rare Disease Day」は、スウェーデンで2008年に始まり、毎年2月の最終日に世界106か国で実施される社会啓発イベントである。希少疾患とは、患者数が少なく、病気のメカニズムが複雑なために治療や創薬の研究が進みにくい疾患を指す。日本では、特定非営利活動法人ASridが日本開催事務局となり、患者や家族、医療従事者、研究者らが様々な企画を実施している。

全ゲノム検査のメリット

ジーネックスは、全ゲノム検査サービスを提供しており、従来の遺伝子検査では解析されにくい変異も調べることができる。特に、臨床的意義が不明なバリアント(VUS)も多数発見されるため、特定の症状や疾患を持つ方が全ゲノム検査を受けることで新たな知見が得られる可能性がある。これにより、希少疾患の理解が進むことが期待されている。

家族割サービスの詳細

この家族割サービスでは、ゲノム検査サービスのスタンダードおよびエントリーを申し込む際に、家族の2人目、3人目の検査料金が通常の半額になる。対象は国内に住む家族で、先着50組(最大150名)に限定されている。1家族につき最大3名まで適用され、4名以上を希望する場合は再度家族割サービスを購入する必要がある。

実施期間と申し込み方法

サービスの実施期間は2025年2月28日(木)から4月25日(金)までで、限定数に達した場合は予告なく終了する可能性がある。申し込みはジーネックスの公式サイトから可能で、詳細は以下のリンクを参照してほしい。
ジーネックス公式サイト

終わりに

ジーネックスの家族割サービスは、希少疾患の理解と治療法の開発に寄与する重要なステップである。家族全体でゲノム検査を受けることができるこの機会は、患者やその家族にとって新たな希望をもたらすものであり、未来の健康管理に向けた前向きな取り組みとして期待される。今後もジーネックスの活動が、希少疾患の解明と患者の生活向上に貢献することを願っている。