レシートに結ぶ言葉。日本中のカフェから詩が生まれる。

一般社団法人ライトハイク協会(東京都台東区、代表理事:八塚慎一郎)は、令和8年(2026年)に全国カフェチェーンとのコラボレーションを通じて新しい詩型「ライトハイク」を提案する企画を発表した。このプロジェクトは、カフェという文化的な空間から新たな詩が生まれることを目指している。

ライトハイクとは?

ライトハイク(lighthaiku)は、2023年に設立された一般社団法人ライトハイク協会が提唱する新たな詩の形であり、世界中の人々が楽しめるグローバル・ヴァース(世界詩)として位置づけられている。AIが詩を作る時代においても、人間が言葉を結ぶ能力は依然として重要であるという。日本の伝統文化である「和歌」と「大喜利」の要素を取り入れ、自由な形式で詩を楽しむことができる。

詩作のルール

ライトハイクは、季語や定型(5・7・5)のルールがない自由詩であり、独自の「二行詩(Parallel uni-verse)」を特徴とする。同一言語同士では上下の語数を揃えるルールがあり、異なる言語同士ではフレーズを結びつける形で詩が形成される。これにより、世界中の人々が言葉を結び合うことが可能となる。

レシートを使った詩作り

このプロジェクトでは、カフェで受け取るレシートにお題(上の句)が記載され、参加者はそれを基に自分の言葉を結ぶことが求められる。お題は6文字から10文字の短いフレーズであり、参加者はそのフレーズと同じ文字数の下の句を考える。手書きで表現することが推奨されており、SNSに投稿する際には「#laiku」を付けて広めることが奨励されている。

文化の広がりを目指して

日本中のカフェから集まる詩の中から、特に優れた作品には「ハイライト賞」が授与される。参加者は自由に言語を選ぶことができ、異なる言語同士の結びつきも楽しむことができる。このような文化が日本から世界に広がることを目指している。

プロジェクトの背景と意義

ライトハイク協会の代表理事である八塚慎一郎氏は、詩を通じて人々の心をつなぐことの重要性を強調している。古典的な詩の形式にとらわれず、新しい言葉の結びつきを生み出すことで、日常の中に新たな文化を創造することを目指している。ライトハイクは、ただの言葉の遊びではなく、心の交流を促す手段として位置づけられている。

終わりに

ライトハイクプロジェクトは、詩を通じて人々の心を結びつけ、新たな文化を創出することを目指している。カフェでのひとときが、詩の創造の場となり、日常の中に特別な瞬間をもたらすことを期待している。未来には、世界中の人々がこの新しい詩の形を通じてつながり、共感し合う姿が広がっていくことでしょう。公式サイトの詳細はこちらから確認できる。