サマリー

4月2日は国連が定めた世界自閉症啓発デーであり、NPO法人東京都自閉症協会が主催するオンラインイベントが開催される。テーマは「Happy with Autism」で、自閉症の理解を深めるための様々な活動が展開される。この日、参加団体や企業が協力し、ブルーをテーマにしたアクションを行うことが呼びかけられている。

世界自閉症啓発デーとは?

毎年4月2日は、国連総会の決議により世界自閉症啓発デー(World Autism Awareness Day)として定められている。この日は、自閉症に対する理解を促進するための取り組みが世界各地で行われる。自閉症のテーマカラーは青であり、世界155カ国以上のランドマークがブルーにライトアップされる。日本でも、東京タワーや都庁など200ヶ所以上がライトアップされ、啓発イベントが開催される。

東京都自閉症協会の取り組み

NPO法人東京都自閉症協会(理事長:杉山雅治)は、2020年から自閉症啓発デーに賛同する団体と共にオンライン生配信イベントを実施してきた。これまでに、発達障害当事者協会や障がい者サッカー連盟、ダウン症協会、その他多くの企業や自治体が参加し、50を超えるパートナーが協力している。

今年のテーマとアクション

2025年のテーマは「Happy with Autism」であり、自閉症のまま幸せになれる社会を目指すことがコンセプトとなっている。このテーマに基づき、ブルーをテーマにした様々なアクションが呼びかけられている。特に、啓発アクションの写真を投稿する「第二回ブルーアートコンテストin X」が開催され、優秀作品は4月2日の生配信番組で紹介される予定である。

ブルーアクションの推進

東京都自閉症協会は、ブルーをテーマにしたアクションを推進するため、オフィスや店舗をブルーでデコレーションすることや、青い衣服を身につけることを呼びかけている。また、SNSでのブルーフォトの投稿も促進しており、ハッシュタグ「#自閉症」「#自閉症啓発デー」を使用して、参加者の取り組みを広めることが期待されている。

オンラインイベントの実施

4月2日には、オンライン生配信イベントが行われ、様々なブルーアクションが紹介される。司会には発達障害当事者と2025年準ミス日本が務め、東京タワーの点灯式の生中継なども予定されている。

ブルーアートコンテストの開催

今年も「第二回ブルーアートコンテストin X」が開催され、ブルーをテーマにしたアート作品を募集している。審査員には著名なデザイナーやアーティストが名を連ね、入賞作品はオンラインイベントで表彰され、チャリティー販売される予定である。

お問い合わせ先

「Happy with Autism」に関する詳細や参加希望者は、特定非営利活動法人東京都自閉症協会までお問い合わせください。電話番号は03-6907-3531(平日11時~15時)で、メールはtoiawase@autism.jp、公式サイトはこちら

終わりに

自閉症啓発デーを通じて、社会全体が自閉症に対する理解を深め、共生社会の実現に向けて一歩を踏み出すことが期待されている。多くの人々が「Happy with Autism」の理念に賛同し、明るい未来を築くための活動に参加することが求められている。