「思い出のランドセルギフト」プロジェクトで9,726個のランドセルを寄付
イオンが国際協力NGOジョイセフと協力し、アフガニスタンの子どもたちの学習環境を支援する「思い出のランドセルギフト」プロジェクトを通じて、2024年の寄付活動において9,726個のランドセルを集めたことが発表された。このプロジェクトは、使われなくなったランドセルを寄付することで、教育の機会に恵まれない子どもたちに希望を届けることを目的としている。
プロジェクトの背景と目的
イオンは「世界のより多くの子どもたちのために学習環境の充実を支援したい」という想いから、ジョイセフの「思い出のランドセルギフト」プロジェクトに賛同した。このプロジェクトでは、日本国内で使われなくなったランドセルをアフガニスタンの子どもたちに寄付することで、教育の機会を提供することを目指している。特に、国内情勢などの理由で教育を受けられない女子を含む子どもたちにとって、このプロジェクトは学校に通うきっかけとなる。
2024年の寄付活動の成果
2024年4月1日から30日の期間中に、イオンおよびイオンスタイルの全国402店舗で寄付が募られ、計9,726個のランドセルが集まった。これは、2024年中にジョイセフがアフガニスタンで配布するランドセル総数の約52%に相当する。多くのお客さまの協力により、イオンは来年2025年もこのプロジェクトを継続して実施することを決定した。
寄付の流れと参加方法
寄付は、イオンの店舗で使っていないランドセルを持参することで行われる。寄付者は、アフガニスタンまでランドセルを送る費用の一部として、1個につき2,500円を負担する必要がある。寄付されたランドセルは、イオンの物流網を利用してジョイセフの倉庫に集められ、検品・梱包された後、アフガニスタンに送られる。新入学や進級のタイミングである9月頃に、現地の子どもたちに届く予定だ。
今後の展望
2025年の「思い出のランドセルギフトプロジェクト」は、4月1日から30日までの期間に、全国417店舗で実施される。寄付対象は使っていないランドセルで、メーカーや色は問わない。イオンは、子どもたちの「夢のある未来」を願い、今後もお客さまの協力を得ながら、さまざまな活動に取り組んでいく方針だ。
ジョイセフと「思い出のランドセルギフト」について
ジョイセフは、世界の女性と女の子の命と健康を守る活動を行う日本生まれの国際協力NGOであり、アフガニスタンの子どもたちの就学を支援する「思い出のランドセルギフト」事業を2004年から開始している。これまで半世紀以上にわたり、基本的人権である性と生殖に関する健康と権利の推進を行い、教育へのアクセスが困難な子どもたちを支援してきた。
詳細については、特設サイトを訪問することで確認できる。リンク: イオンの特設サイト、またはジョイセフの公式ホームページも参照されたい。リンク: ジョイセフの公式ホームページ
終わりに
イオンは「思い出のランドセルギフト」プロジェクトを通じて、アフガニスタンの子どもたちに教育の機会を提供することを目指している。今後も多くの人々がこの活動に参加し、子どもたちの未来を明るくするための支援が広がることが期待される。