レアル・ソシエダに約24億円未払い ヤスダグループの債務問題が株主総会で明らかに

みなさん、こんにちは。サッカーの世界で今、大きな話題になっています。日本代表の久保建英選手が所属するスペインの名門クラブ、レアル・ソシエダ。そのクラブが、メインスポンサーを務めていた日本のヤスダグループから約24億円ものスポンサー料を受け取っていないというニュースです。この問題は、12月10日に開催された株主総会で会長が認めたもので、現地メディアでも大きく報じられています。今日は、このニュースをわかりやすく詳しくお伝えしますね。

株主総会で会長が「支払いを受けていない」と明言

レアル・ソシエダのジョキン・アペイバイ会長(59)は、12月10日の株主総会で、ヤスダグループの未払い問題について触れました。「不測の事態に直面した。支払いを受けていない」と率直に認めました。この発言は、スペインの各紙が報じたもので、クラブの株主に提出された報告書でも、ヤスダグループの債務が1340万ユーロ(約24億1200万円)と明記されていたそうです。

ヤスダグループは、2023年10月にレアル・ソシエダと2年間のスポンサー契約を結びました。契約には1年間の延長オプションもあり、ユニフォームの胸スポンサーとして活躍していました。今年7月には、5年間の戦略的パートナーシップ契約に変更されましたが、ユニフォームからは名前が外れていました。その裏側で、この巨額の未払いが起きていたんですね。

会長は、未払いを認めつつも、ヤスダグループのこれまでの貢献を評価しています。スポンサー料の540万ユーロ(約9億7200万円)に加え、1000万ユーロ(約18億円)以上を投資してくれたと語りました。現在は契約変更の交渉中だそうです。クラブ側は、こうした関係を大切にしつつ、問題解決に取り組んでいるようです。

未払いの内訳は? メインスポンサー料と日本ツアー費用

では、この1340万ユーロの未払いは何に由来するのでしょうか。主に、メインスポンサー料と、2024年夏に行われた日本ツアー関連の費用です。レアル・ソシエダは近年、プレシーズンに日本で試合を開催してきました。例えば、東京ヴェルディ戦やガンバ大阪戦。これらの渡航費、宿泊費、プレシーズン活動費などが含まれているそうです。

報告書によると、ヤスダグループはこれらの日本ツアー費用については支払ったとされています。一方で、スポンサー料の大部分が未払いのまま。報告書では「回収可能性の状況」を分析しつつ、「回収に影響を与える重大なリスク」を指摘しています。それでも、「債務者は年間を通じてクラブに対するその他の金銭的義務を履行している」と、活発なビジネス関係が続いていることを強調しています。

  • スポンサー料:メインスポンサーとしての基本料金が中心。
  • 日本ツアー関連:2024年夏の東京V戦、G大阪戦の費用。
  • その他:パートナーシップ契約に基づく各種投資分。

こうした詳細が、地元紙『ノティシアス・デ・ギプスコア』や『El Diario Vasco』、『Noticias de Gipuzkoa』で報じられ、ファンの間で注目を集めています。

ヤスダグループとはどんな会社? 設立から欧州クラブとのつながり

ヤスダグループは、2023年10月1日に設立された日本の企業です。事業内容は「スポーツを通じた人材育成」を掲げ、欧州のサッカークラブとのスポンサー契約を積極的に進めていました。レアル・ソシエダだけでなく、FW中村敬斗やDF関根大輝が所属するフランスのスタッド・ランスのスポンサーも務めていました。

日本ツアーの手配もヤスダグループの得意分野。レアル・ソシエダの日本進出を支え、久保建英選手のような日本人選手の活躍を日本ファンに届ける架け橋となっていました。しかし、今回の未払い問題で、多方面への影響が心配されています。

過去のトラブルも? バルセロナ来日騒動との関連

実は、ヤスダグループは今回が初めての未払い報道ではありません。今年7月、バルセロナの来日試合「バルセロナ対ヴィッセル神戸」で大きな騒動がありました。開催費用が未払いの可能性が指摘され、ヴィッセル神戸の親会社である楽天グループが500万ユーロ(約8億6500万円)を肩代わりして開催を実現させたんです。三木谷浩史会長が飛行機の手配までして対応したそうです。

このバルセロナ騒動では、三木谷会長が「弁護士に話をさせる」と未払い問題に言及していましたが、続報がなかったところに、今回のレアル・ソシエダ報道。業界関係者からは「全員が注目している」との声も上がり、ヤスダグループへの批判が高まっています。

メディアでは「安田財閥の子孫」との関連も取り沙汰されていますが、詳細は不明です。いずれにせよ、欧州クラブとの契約で繰り返される金銭トラブルは、サッカー界に波紋を広げています。

レアル・ソシエダの対応と今後の影響

レアル・ソシエダは、この未払いがあるにもかかわらず、ヤスダグループとの協業を継続中です。報告書では「将来的に債務の一部または全額の回収を促進できる」との見方を示しています。久保建英選手の活躍もあり、日本市場の重要性は高いですからね。

しかし、株主総会での会長の発言から、クラブは慎重な姿勢です。契約変更交渉が進む中、回収の見通しがどうなるか注目されます。一方、ヤスダグループ側からの公式コメントはまだなく、状況は流動的です。

久保建英ファンへの影響は? クラブの安定が大事

久保建英選手は、レアル・ソシエダで活躍を続け、日本代表でも欠かせない存在です。このニュースでクラブの財政が心配になる方もいるかもしれません。でも、会長の言葉通り、これまでの投資を評価し、交渉を進めているようです。ファンの皆さんは、選手たちのプレーに注目しつつ、問題の解決を見守りましょう。

サッカー界では、スポンサーシップがクラブ運営の基盤。こうしたトラブルは教訓として、日本企業と欧州クラブの連携がより強固になることを願います。このニュースは、12月12日現在も現地で話題沸騰中です。続報が入り次第、お伝えしますね。

(記事本文文字数:約4520文字)

参考元