ヤマハ、2025年インド市場向け新型ハイブリッドスクーター「Fascino」「RayZR」シリーズを発表

革新的な技術とデザインで注目を集めるヤマハの最新125ccハイブリッドスクーター

2025年8月、ヤマハはインド市場で大きな注目を集めている新型ハイブリッドスクーター「Fascino 125 Fi Hybrid」と「RayZR 125 Fi Hybrid」の最新モデルを正式に発売しました。今回のモデルチェンジでは燃費性能の向上と価格抑制を重視しながら、ユーザー体験を大きく進化させる加飾や先進機能をふんだんに盛り込んでいます。特に、先進の「Enhanced Power Assist」機能や車体設計、コネクティビティ面での進化が話題を呼んでいます。また、ラリー仕様のスクーター「RayZR Street Rally 125」も同時に発表され、より無骨でアクティブなイメージを求めるユーザーにも応えるラインナップとなっています。

主な特徴:ヤマハならではの“走り”と“スマート”な機能

  • 最新ハイブリッド技術「Enhanced Power Assist」搭載
    ヤマハの125ccブルーコアエンジンは従来モデル同様、8.04bhpの最高出力と10.3Nmの最大トルクを発揮し、さらに高性能バッテリーによるアシスト力強化で加速性能が一層高まりました。これにより、発進時や登坂時、荷物を多く積んだ状態でも力強く走行できます。さらに「Smart Motor Generator(SMG)」技術の導入による静かな始動性や「Stop & Start System(SSS)」による燃費向上も実現しています。
  • クラス随一の燃費性能と維持費の安さ
    ヤマハは最新モデルにおいてクラス最高レベルの燃費性能を約束しています(具体的な数値は未公表)。日常使いに最適な低燃費設計で、長距離移動や毎日の通勤・通学の負担を大幅に減らせます。
  • 進化したインフォテインメントとコネクティビティ
    上位モデル「Fascino S 125 Fi Hybrid」には、5インチカラーTFTディスプレイを新採用。スマートフォンとの連携が可能な「Y-Connectアプリ」に対応し、Googleマップによるターンバイターン(TBT)ナビゲーション、通話/SMS通知、リアルタイムの交差点アラートや道路名表示といった機能で快適な移動体験を実現します。
  • 個性的なカラーバリエーションとデザイン刷新
    2025年モデルは多彩な新色を含むカラバリが魅力です。レトロな雰囲気漂う新型Fascinoには「マットグレー」「メタリックライトグリーン」「メタリックホワイト」など、RayZRシリーズには「シルバーホワイトカクテル」やラリー仕様に「マットグレーメタリック」など新鮮なカラーが揃います。

ラリー仕様「RAY ZR Street Rally 125」新登場――無骨さと実用性が光る

今回の発表で特に話題になっているのが、「RAY ZR Street Rally 125」というラリー仕様モデルの登場です。力強いデザインと足まわりが特徴で、従来よりさらに無骨な印象の仕上がりとなっており、21Lの大容量シート下収納LEDデイタイムランニングライト、サイドスタンドエンジンカットオフ機能、さらに「Answer Back」機能(スマートキーによる位置特定)など使い勝手を高める装備も充実。アクティブなユーザーや若年層を中心に人気拡大が期待されています。

わずか99kg――原付二種の枠を超えた軽量・俊敏な乗り味

RayZR 125の最大の魅力のひとつは、わずか99kgという軽量ボディです。軽快な取り回しと俊敏な加速力は、都市部の混雑した道路や細い路地でも真価を発揮します。取り回しの良さは女性ライダーや初心者にも大きな安心材料となるほか、経済的な維持費と併せて多くの層から支持を集めています。

新世代ハイブリッドスクーターとしての進化と魅力

ヤマハのハイブリッドスクーターは、環境性能・燃費といった実用性だけでなく、快適性やデジタル先進性、デザイン性までトータルで進化している点が最大の特徴です。都会を走る小型スクーターへのニーズが多様化する中、ヤマハならではの「動きの良さ」「賢さ」「選べる楽しさ」を体現した一台となっています。

価格・バリエーション情報まとめ

  • Fascino S 125 Fi Hybrid(TFT/ナビ付):10万2,790ルピー(デリー店頭価格)
  • Fascino S 125 Fi Hybrid:9万5,850ルピー
  • Fascino 125 Fi Hybrid:8万750ルピー
  • RayZR Street Rally 125 Fi Hybrid(ラリー仕様):9万2,970ルピー
  • RayZR 125 Fi Hybrid:7万9,340ルピー

※すべてインド デリー州での店頭価格です。モデル・仕様・カラーにより価格が異なります。

今後の展望とヤマハの戦略

環境への配慮と先進技術が求められる時代にあって、ヤマハは伝統の「スポーティさ」や「扱いやすさ」はそのままに、現代社会にマッチした“スマートなモビリティ”への進化も続けています。今回の2025年モデルでは、単なる仕様変更という枠を超え、「走り・環境・先進・デザイン・使いやすさ」のバランスを追求した開発姿勢が随所に感じられます。
今後は、こうした技術・デザインが他国市場や日本国内にも波及する可能性が高く、都市型モビリティのトレンドをヤマハが牽引することになるでしょう。

まとめ

ヤマハの新型「Fascino 125 Fi Hybrid」「RayZR 125 Fi Hybrid」、そしてラリー仕様「RAY ZR Street Rally 125」は、燃費の良さと価格の手ごろさ、そして新時代のユーザビリティを兼ね備えた革新的な125ccスクーターシリーズと言えます。今後ますます拡大するアジアの都市型モビリティ市場で、ヤマハがどういった展開・進化を続けるのか、引き続き注目が集まること間違いありません。

参考元